法人カードを解約する際に事前に注意したい3つの事

経営者に人気の2枚の法人カード

中小起業の経営者や個人事業主の方にとって経理処理というのは煩わしいものではないでしょうか。経理専門の社員がいればいいですが、そうでなければ自分で行う必要があるからです。経理処理に時間を割けば本来の業務に影響する可能性がありますし、かといって経理処理はきちんと行わないと今後の事業に影響します。

そういった方に少しでも経理処理をラクにしてくれるのがビジネス用クレジットカードです。

ビジネス用クレジットカードであれば、個人利用と経費利用の区別をはっきりさせることができるので、経理処理はより簡単になり、時間も短縮できます。また、クレジットカードの特典もビジネスに役立つものが付帯していたりと経営者や個人事業主の方にとってはメリットが多いのです。

各クレジットカード会社でビジネス用クレジットカードが発行されていますが、起業したばかりでも申し込みができるということで人気なのがアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードとJCB法人カードです。

この2枚は他のビジネス用のクレジットカードの審査は落ちた方でも利用できる可能性が高いので、すでに所有されている方も多いのではないでしょうか。

同じ法人カードでも付帯特典はこんなに違う

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードとJCB法人カードはビジネス用クレジットカードとしての基本的なメリットがあるというのは共通していますが、ゴールドカードとスタンダードカードという違いや年会費も差があります。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの主な特長

no.1
ビジネスに活用できる特典が豊富
no.1
海外渡航時に利用できる特典が豊富
no.3
補償や保険の特典が充実
no.4
貯まったポイントをマイルに移行できる

@ビジネスに活用できる特典が豊富

■ビジネス・セービング:幅広い提携企業のサービスを、会員限定の通年割引で利用可能。
■ビジネス・コンサルティング・サービス:経営相談や経営コンサルタントの紹介。
■ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」:豊富なデータベースから企業情報をインターネット上で取得。
■ビジネス情報調査代行サービス:国内外の企業調査。年間登録料50,000円が無料に。
■クラブオフ(ライフサポート・サービス)::国内外75,000以上の契約施設を特別料金で利用可能。
■ヘルスケア無料電話相談:健康相談、医療機関の紹介。24時間365日対応。
■ビジネス・ニューズライン:ビジネスに役立つ情報や会員限定の特典の案内を毎月提供。
■四半期管理レポート:3ヶ月ごとの利用記録を業種別に集計レポート。
■利用代金明細書

A海外渡航時に利用できる特典が豊富

■エアポート送迎サービス:空港への送迎(利用可能地域間)を定額料金で利用可能。
■手荷物無料宅配サービス:海外からの帰国時に空港から自宅までスーツケース1個を無料で配送。
■空港ラウンジ:国内28空港、海外2空港(ハワイ:ホノルル国際空港、韓国:仁川国際空港)の空港ラウンジを本人と同伴者1名まで無料で利用可能。
■オーバーシーズ・アシスト:世界各国から24時間対応の無料またはコレクトコールの日本語電話窓口。
■無料ポーターサービス:出国時・帰国時の手荷物を最寄の駅やバス停までお手伝い(成田、関空)。
■エアポート・ミール:国内線航空券の購入で1,000円相当の食事クーポンを付与。
■空港パーキング:空港周辺パーキングを低価格で利用可能。
■海外用レンタル携帯電話特別割引:通常の10%割引で海外用レンタル携帯電話を利用可能。

B補償や保険の特典が充実

■旅行傷害保険:国内外の旅行時に最高1億円の旅行傷害保険が自動付帯。
■キャンセル・プロテクション:出張やエンターテインメントのキャンセル時に年間最高10万円まで補償。
■オンライン・プロテクション:インターネットでの不正使用に対し全額補償。
■リターン・プロテクション:購入金額1商品3万円、年間15万円まで90日間払い戻し対応。
■ショッピング・プロテクション:購入商品の破損に1事故1万円、年間500万円まで補償。
■カードの紛失や盗難時のカード緊急再発行が無料。

C貯まったポイントをマイルに移行できる

■メンバーシップ・リワード:貯まったポイントはANAを含む15の提携航空会社のマイレージプログラムへ移行可能。

JCB法人カードの特長

no.1
年会費が安い
no.1
OkiDokiランドの利用でポイント還元率をアップできる
no.3
ビジネスカードに特化した特典が利用できる

@年会費が安い

■年会費は1,250円+税(一部初年度無料)。

AOkiDokiランドの利用でポイント還元率をアップできる

■通常利用でポイント還元率は0.3%〜0.5%。会員専用サイト「OkiDokiランド」経由でネットショッピングすると通常の2倍〜20倍のポイントを獲得可能。

Bビジネスカードに特化した特典が利用できる

■MyJCB:カード使用者単位でご利用明細を照会。
■JCB E-Co明細:ETCスルーカードNの利用状況をネット上で確認。
■JCB.ANA@desk:ANA搭乗日がカードご利用代金明細に記載。
■JCB de JAL ONLINE:空港で搭乗券を受け取るチケットレスサービス。
■JR東海プラスEXサービス:ネット予約&チケットレスサービス「プラスEX」サービスが利用可能。
■じゃらんコーポレートサービス:宿泊施設情報の提供。
■タスカリマックス:オフィス用品を「特別価格」で購入。
■アスクルサービス:オフィス用品を特別価格で購入。
■ソリマチ:JCB法人カードの利用明細データを専用ソフトの仕訳データとして連携。
■JCBタクシーチケット:名前や料金を記入するだけのタクシーチケットが利用可能(1冊300円)。

別の法人カードに乗り換えれば活用していた特典も使えなくなる

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードとJCB法人カード、両者それぞれビジネス利用に優れたクレジットカードといえますが、例えば、「海外出張はほとんど無い」、「ビジネス用クレジットカードは必要だが利用頻度は高くない」といった方にはアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの年会費26,000円は高いと感じるかもしれません。

逆に海外出張が多く、クレジットカードの利用頻度も高く、「もっと充実した補償や保険、マイルなどに移行できる特典が利用したい」という方にとってはJCB法人カードの特典では不十分かもしれませんし、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの年会費26,000円はけっして高いものではないでしょう。

つまり、カードそれぞれで特長が異なるので、利用者の状況次第でその価値は変わってくるということですが、すでにどちらかのカードを利用している状況で、別のカードに乗り換えるというケースもあるかもしれません。

その場合に注意したい点を確認していきましょう。

アメックス・ビジネス・ゴールド・カードを解約し、JCB法人カードに乗り換えるケースの注意点

■四半期管理レポート
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードにはビジネスカード専用の特典がいろいろありますが、多くの方が活用できそうな特典が「四半期管理レポート」です。

四半期管理レポートとは登録(無料)が必要になりますが、3ヶ月ごとに「四半期ご利用集計」と「四半期ご利用明細」という2種類のレポートを送ってくれるというものです。

「四半期ご利用集計」は業種別にいくらの利用があったのかを数字とグラフで表示してあるので、経理処理はもちろん、視覚的にお金の流れの管理や分析ができるのが特長です。


「四半期ご利用明細」は一般ののクレジットカード利用明細に近いものですが、3か月分の利用明細がひとつのレポートになっています。複数のカード会員がいれば個別の利用状況が確認できるのも特長です。

もしアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードからJCB法人カードに乗り換えた場合はこのサービスは利用できなくなります。

JCB法人カードでは通常の利用明細に加え、法人カード会員用の「MyJCB」が利用できます。「MyJCB」はWEB上でカード利用明細のダウンロードや法人で複数のカード利用者がいれば個別に利用状況を確認できるなど、「四半期管理レポート」ほど経費を視覚的に分かりやすくしてくれるサービスではありませんが、通常の経理処理には十分活用できるサービスです。

■メンバーシップ・リワード
多くのビジネス用クレジットカードでは、貯まったポイントをマイルに交換できません。JCB法人カードも同様です。しかし、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードで貯めたポイントは以下の15の航空会社のマイレージプログラムに交換が可能です。マイルを貯めて海外出張や旅行に利用したいということであれば、別のビジネス用クレジットカードに乗り換えないほうが賢明かもしれません。

JCB法人カードを解約し、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードに乗り換えるケースの注意点

■OkiDokiポイントプログラム
OkiDokiポイントは通常利用であればポイント還元率0.3%〜0.5%ですが、OkiDokiランド経由でポイントは2倍〜20倍になるので還元率を最大10%まで引き上げることができます。貯まったポイントは商品券などに交換ができるので、上手に利用すれば実質的にキャッシュバックということになります。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードにも「ボーナスポイント・パートナーズ」という提携店の利用でポイントがアップしますが、提携店の数や種類が限られるので、実際に経費で利用する機会はあまり多くないかもしれません。経費でネットショップをよく利用するという状況であればJCB法人カードの方がポイントを効率よく貯めていける可能性が高いのです。
OkiDokiランドは約400ものネットショップが参加しています。ビジネスに利用できるものも多く含まれているはずです。

■JCB E-Co明細
JCB法人カードはETCカードが1枚のカードに対して枚数無制限で発行ができます。「JCB E-Co明細」はETCカードの利用状況「走行日」「利用区間」「金額」をWEB上で確認できるというもので、特に多くの車両で頻繁に高速道路利用があるという会社には経費の処理や管理をしやすいサービスです。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードでもETCカードは利用できますが、基本カード1枚につきETCカードは5枚まで、1枚につき年会費500円+税がかかります。また、ETC利用に特化した利用明細のサービスはありません。

法人カードの解約時に注意すべきこと

個人で利用しているクレジットカードであれば、解約して別のクレジットカードに乗り換えたとしても、基本的な使い方はあまり変わりませんし、生活に大きく影響を及ぼすこともあまりないかもしれません。

しかし、ビジネス用クレジットカードは場合によっては事業そのものに影響を与えてしまう可能性もあるので注意が必要です。

ビジネス用クレカ解約・乗り換え前に注意したい3つの事

no.1
カードの特典を業務に利用しているか
no.1
乗り換えるカードに同様の特典があるかどうか
no.3
ポイントが貯まっているかどうか

何かのメリットを求めて別のビジネス用クレジットカードに乗り換えるという場合には、今利用している特典や機能が新しいカードにも備わっているのかどうかも確認すべきといえるでしょう。
また、これは一般の個人利用のクレジットカードにもいえることですが、貯まったポイントはカード解約時には無効になってしまうので、もしある程度貯まっているのであれば利用してから解約したいものです。

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