家族カードを申込前に確認するクレジットカードヒストリーの疑問と審査への影響

多くのクレジットカードには追加サービスとして、申込者の家族を対象にした「家族カード」というものを発行することができます。

家族カードとは、その名前の通りクレジットカードを持っている本人の家族に向けて発行されるクレジットカードのことで、本人のカードを親カードとして、そのクレジットカードの機能を家族へ分割し、子カードとして持たせることができるというものです。

家族カードのメリット

メリット1「年会費」

家族カードを持つことのメリットはいくつかあり、まずは年会費が割引になるという事です。家族のそれぞれがクレジットカードを持った場合には、各人が申し込みを行い、各人が親カードを持つことになるため年会費が掛かってしまいます。

(例)家族それぞれがクレジットカードを持った場合

  • 夫:三井住友VISAゴールドカード
    年会費10,000円+税
  • 妻:三井住友VISAゴールドカード
    年会費10,000円+税
  • 子:三井住友VISAデビュープラスカード
    年会費1,250円+税

→計年会費21,500円+税

一方で家族カードは本会員よりも年会費が割引されているため、クレジットカードの年会費の支出を抑えることもできます。

(例)家族3人が家族カードを持った場合

  • 夫:三井住友VISAゴールドカード
    年会費10,000円+税
  • 妻:三井住友VISAゴールドカード(家族カード)
    年会費無料(1枚目は年会費無料)
  • 子:三井住友VISAゴールドカード(家族カード)
    年会費1,000円+税(2枚目からは1,000円+税)

→計年会費11,000円+税

クレジットカードの年会費が安くなるだけではなく、例えば本会員のクレジットカードがゴールドカードであった場合には、家族カードもゴールドカードになるため、より特典や保険の内容などが充実するため、それぞれがクレジットカードを持つよりも家族会員になった方が、メリットが大きくなる場合があります。

メリット2「ポイント」

クレジットカードをそれぞれが持つ場合には、ポイントもそれぞれのカードに付くために使い方によっては景品などと交換した余りポイントを有効期限切れで失効してしまったり、あまりポイントが付かないということがあります。しかし家族カードを持てば、家族カードで支払いをして獲得したポイントはすべて親カードへ累積されるため、それぞれがクレジットカードを持つよりもポイントが貯まりやすいというメリットがあります。

メリット3「審査」

クレジットカードを申し込む際には必ず申し込み後、審査が行われます。しかし家族カードを申し込むときには、親カードとなる方がきちんとカードを使っていれば、ほとんどの場合家族に対して審査が行われることがありません。そのためクレジットカードを作ることが難しい、収入のない高齢者や無職の方にも家族カードを持ってもらうことも可能になっています。

つまり家族に対しては審査が行われることがありませんが、親カードとなる方に対しては審査が行われることになるため、これまでに未納があったりトラブルを起こしている場合には家族カードの申し込みを断られてしまうこともあり得るのです。

また家族カードは個人名義で持つことが可能ですが、支払いは代表者となるため、家族カード利用者が自分名義の新しいカードを持つためのクレジットヒストリーを積み重ねていくための手段と考えて持ったとしても、あまり意味がありません。
あくまで、契約者は代表者となっているためです。

自分名義、自分名義の口座から引き落としのクレジットカードを持ちたいときは、申込資格に合ったカードを見つけて申込むのが一番良い方法となります。

家族カードの申し込み時の審査について

審査とはどんなもの?

クレジットカードの審査では、クレジットカードの家族会員を含めた本会員がきちんとクレジットカードの利用額が払えるかどうかをチェックされます。そのため、本会員の収入や居住形態、これまでにクレジットカードやローンでトラブルがなかったかどうかを再度チェックされるのです。

収入

本会員だけではなく家族会員にもカードを発行した際にもクレジットカードを利用して買い物をした金額をきちんと支払えるかどうかを審査します。

居住形態

居住形態とは、誰とどのような家に住んでいるかを確認され、持ち家に住んでいる方、実家住まいの方が最も審査に有利です。次に、賃貸住宅であっても一か所に長く住んでいる方はトラブルがなく、家賃をきちんと支払っているとみなされるため有利になります。転勤や結婚などの事情がなく、また近場でかつ短期間で引っ越しを繰り返している方は家賃の未納や滞納があったために一か所に長く住めないのでは、と疑われてしまうため引っ越し後すぐに申し込むのはおすすめできません。

クレジットヒストリー

過去のクレジットカードの利用情報やローンの返済状況、携帯電話料金の支払い状況は、一括して「信用情報機関」ところで記録されており、この利用履歴のことをクレジットヒストリーと言います。これまで未納・滞納を繰り返している人には支払いの記録であるクレジットヒストリーがぼろぼろの状態になっていることがあるため、審査に落ちやすくなってしまいます。

クレジットヒストリー・信用情報機関について

クレジットヒストリーの記録されている信用情報機関とは、クレジットカード会社が審査を行う時に照会をかける機関です。クレジットカードの申し込みを行った人が、過去にどのようなクレジットカードを持っていたか、クレジットカードやローン、携帯電話料金の支払いでトラブルを起こしていないかについて必ず確認が行われ、クレジットカードを発行した場合に、きちんと料金の支払いが出来る人なのかどうかを判断します。クレジットカード会社の利用する信用情報機関には3つあります。

(1)CIC
(HP: http://www.cic.co.jp/)

(2)JICC(日本信用情報機構)
(HP: http://www.jicc.co.jp/)

(3)全国銀行個人信用情報センター
(HP: http://www.zenginkyo.or.jp/)

CIC、JICC、全銀協のうち1つに加盟しているクレジットカード会社もありますが、クレジットカード会社の多くは3つの機関すべてに加盟しています。またそれぞれの機関は情報を共有していることからも、1つの機関だけではなくすべての機関に情報があると考えられます。

クレジットヒストリーの開示請求とは?

信用情報機関に登録されている自分自身のクレジットヒストリーを開示請求して閲覧する事ができます。1度の開示請求でおよそ500円~1,000円程度が必要になり、また開示請求の手続きの手間は掛かってしまいますが、自身のクレジットヒストリーに不安があるという方、見てみたい方は開示申請をしてみましょう。

クレジットヒストリーを開示することは審査に影響があるか?

クレジットヒストリーには、クレジットカードの申し込み状況や支払い状況などが最長で過去5年分記録されています。しかし情報開示請求を行ったかどうかは記録されることはありません。そのためクレジットヒストリーを開示請求したからと言って、審査に影響する可能性はありません。

その理由として、クレジットヒストリーなどの記録を記入するのはクレジットカード会社(信用情報機関の加盟店)のみであり、信用情報機関がクレジットヒストリーに書き込みをすることはないからです。クレジットヒストリーの開示請求は、クレジットカード会社ではなく信用情報機関に対して直接行うものなので、信用情報機関がクレジットヒストリーに請求があったかどうかを記入することはありません。

家族カード申込前に確認するクレジットカードヒストリーの審査への影響・まとめ

クレジットカードの家族カードは、家族それぞれがクレジットカードを持つよりも年会費の支出を抑えることができ、ポイントも一括して獲得できるためにポイントが貯まりやすいというメリットがあります。

また家族カードを申し込む際には、親カードとなる本会員にのみ審査が行われるため、もしも家族カードを持つ人が過去にクレジットカードでトラブルを起こしており、本人自身の申し込みではクレジットカードを持つことができない人であっても、クレジットカードを持つことが可能になっています。

しかし本会員に対しては申し込み時と同様に審査が行われるため、クレジットヒストリーに傷がついてしまっている場合には家族カードの申し込みを断られてしまう場合もあります。クレジットヒストリーの情報開示請求を行っても審査に影響することはないため、家族カードを申し込む際に自身のクレジットヒストリーに不安がある場合には個人情報機関に開示請求を行い、自身のクレジットヒストリーに問題がないかどうかをチェックすることをおすすめします。

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