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第001回 クレジットカードを選ぶ時おさえておきたいポイント
世の中には様々なクレジットカードがあふれかえっています。
買い物の際に作らされるポイントカードにもクレジット機能がついていることが多いこともあり、
複数のカードを持て余している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、家計の節約のためには、ポイントプログラムなどお得な機能が充実しているクレジットカードを活用しない手は
ありません。その際、お手持ちのカードから漫然と選んで使うのではなく、ポイントを絞って生活スタイルに合うカードを
見つけることが大切です。
今回は、沢山あるクレジットカードからご自分に合うものを見つけるために、
チェックしていただきたいポイントをお教えしたく思います。
≪クレジットカードを選ぶ時おさえておきたいポイント≫
考えるべき項目 |
ポイント |
何に使うか |
◎目的をはっきりさせる |
ランニングコスト |
◎入会金・年会費がどのくらいかかるのか |
ポイント還元率 |
◎支払った額に対してどのくらいのポイントがつくのか |
入会の特典 |
入会時・更新時にもらえるポイントなど |
付帯サービス |
◎旅行傷害保険 |
クレジットカードを選ぶ際、最も大切なのは「何に使うか」を考えること。
その目的をはっきりしておかないと、メリットは享受できません。
たとえば、デパートカードは、そのデパートで買い物することで、マイレージカードは、特典航空券に交換することで
高還元率を得られるため、他のことに使用しても高い還元を受けることはできないことに留意しましょう。
そして「何に使うか」を考える時には、生活スタイルの中で最も節約につながる行動が何かを考えることがポイント。
家計に占める割合が高いものがガソリン代なのか、飛行機代か、電車代か、
デパートでの買い物代なのか見極めると、次第にカードが絞られていくことでしょう。
またランニングコストを考える際、初年度年会費無料のカードの場合、
2年目以降のコストを考慮することを忘れないようにしましょう。
また、年会費が有料の場合、ポイント還元率が高いものが多いです。そのカードをどのくらい使用するか考えて、
総合的にお得になるのであれば検討すべきと言えるでしょう。
ランニングコストと合わせてチェックしておきたいのは、
ポイント還元率ともらえるポイントはどのくらいの価値があるのかということ。貯めたポイントを実際に使用できるものに
移行するレートは、カードによって大きく異なるため、よく調べることが大切です。
似たようなカードで迷った時には、「入会するだけで○○○○ポイントプレゼント」といった
入会特典の有無に目をつけるのがおすすめ。
年会費無料のカードであれば、入会特典があるカードを選ぶのがコツです。
しかし年会費が有料の場合は、目先の特典に目を奪われないように気を付けましょう。
付帯サービスの一つである保険につきましては、年会費が有料のものほど、
その補償内容が充実しているケースが多いです。しかしすでにご加入の保険と補償がかぶらないようにしたいもの。
過度な補償は不必要です。
以上のようなポイントを踏まえて、ご自分の生活スタイルに合い、節約に活用できるカードをぜひ見つけていただきたく思います。
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この記事担当のFP
伊藤 亮太 いとう りょうた
2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東京スクールオブビジネス非常勤講師(ファイナンシャルプランニング)
ファイナンシャルプランナーとして活動中
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