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第084回 カード初心者向け!クレジットカードの「イ・ロ・ハ」

新社会人や初めてクレジットカードを持つという方は、そもそもクレジットカードとは何だろう?という疑問を持つことでしょう。
クレジットカードとはクレジットカード会社がこれを持ちたい人を審査したうえで発行されます。
クレジットカードが利用できる場所では、カードを提示すると現金がなくても買い物や食事をすることができ、代金は後日、預金や貯金の口座から自動的に引き落とすことによって支払う形となります。

クレジットとは?

「クレジット」とは、先に商品等を購入して、その後、一括払いや分割払いで支払う取引のことをいいます。クレジットカード会社が、先に販売店へ立替払いをする為、カード利用者はクレジットカード会社に返済する「三者間契約」となります。
先に立替払いをする為、クレジットカード会社は「信用」のおける人にしかクレジットカードを発行することはしません。クレジットとは信用とも訳され、この「信用」度を計ることがクレジットカードを発行する前に行われる「審査」となります。

現代ではクレジットカードはとても便利な道具となり、幅広い層で利用されています。しかし、クレジットカードの使い方を誤って大きな失敗をしてしまう人は少なくありません。だからこそ、使う前にクレジットカードのメリットとデメリットをきちんと知っておく必要がありますね。

クレジットカードのメリット

最大のメリットは現金を持ち歩く必要がないことです。このメリットから、海外旅行を機にクレジットカードを作ったという人は多くいることでしょう。普段の生活でも、預金口座から現金を引き出す手間も省け、一括払いの場合、翌月に支払いが猶予される為、計画的にお金を使える人にとっては便利な道具です。

また、利用額に応じてポイントが貯まり、景品との交換や新たなショッピングができるサービスもあります。他にも割引や優待を受けることができることもあり、旅行保険等が付帯している場合もあります。

クレジットカードのデメリット

年収が高い方がよいのではと、実際より高く記載する方をたまに見かけますクレジットカードを利用するには年会費が必要となる場合があり、更に代金の支払い方法で分割払いやリボルビング払い(毎月一定額を支払い続ける方法)を選択すると、数%〜18%の利息がかかります。
中でも一番のデメリットは「使い過ぎ」になりがちだということです。クレジットカードを作ると、そのカードで利用できる「ショッピング枠」と「キャッシング枠」という利用限度額が30万円〜(その人の信用度による)設けられます。一度に利用限度額を上限まで使えば当然返済は苦しくなり、分割払いやリボルビング払いを併用することになります。そうなると、実際にいくら使っているか自覚することが困難になり、つい使い過ぎてしまう危険性があります。現金が無くても利用できるという最大のメリットが、そのままデメリットとなるんですね。

他にも、盗難や不正利用によって他人に使われてしまう危険もあるので、落としたり他人に暗証番号を知られたりしないよう、管理を怠らないようにする必要があります。万一、他人に使われて被害に遭っても、カード保険によって補償されることが多いのですが、生年月日や簡単にわかるような暗証番号にしていたり、本人に過失がある場合は補償されないことがあります。

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この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。

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