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第087回 失敗しないクレジットカードの使い方!

クレジットカードを利用する場合の最大の不安やデメリットは「使い過ぎ」です。クレジットカードで支払いをしていると、お金がバーチャルなものとなりますので、お金を使ったという感覚が麻痺してしまいがちなんですね。銀行口座の残高とは関係なく、限度額まではショッピングやキャッシングが可能なので、自分自身をコントロールできないと、つい使い過ぎてしまったという事になります。
クレジットカードを利用する場合は「使い過ぎ」ないようにするにはどうしたらいいのか?というところまで考えて利用ことがとても重要なリスク管理とも言えます。まずは自分ルールを決めていきましょう。

自分ルールその1…何の為にカード払いにするのか明確にする

海外やネットショッピングなど、カード払いでなければ、明らかに不便という明確な理由。
ポイントを貯めるという理由なら、貯めたポイントで何と交換するのか?という明確な理由があるといいですね。ポイントは使わなくては全く意味の無いモノです。何と交換するのか、先に決めておくことが大切です。

自分ルールその2…支払方法を決めておく

支払い方法には、一括払い、分割払い、ボーナス払い、リボルビング払いの4種類があります。一括払いやボーナス一括払いには利息はかかりませんが、分割払いやリボルビング払いには利息がかかります。個人的には利息のかかる支払方法はお勧めしませんが、どうしても分割払いやリボルビング払いをする必要がある場合には、利息がいくらかかるのか?毎月の返済額はいくらになるのか?返済はいつ終わるのか?確認することが大切です。

自分ルールその3…使うシーンを限定させる

旅行時やネットショップ等、高額商品など、クレジットカードを利用する範囲を限定させましょう。毎月必ず発生する固定費(光熱費・携帯料金・新聞代等)をクレジットカード払いにすることで、ポイントを稼ぐという方法もありますが、その代わり食費や日用品、服飾費等にはクレジットカードは使わず現金でやりくりする。このように使うシーンと使わないシーンを使い分けることで、クレジットカードの良い面だけを享受することができます。

自分ルールその4…利用するカードは1枚だけにする

クレジットカードをメインとサブで複数枚持つ事はありますが、メインで使うカードは1枚に限定させるようにしましょう。持ち歩く数が多くなればそれだけ紛失や盗難のリスクも高くなります。利用限度枠が増えればそれだけ誘惑も増えます。基本的に1枚だけ利用することで、管理もしやすくなり、ポイントも貯めやすくなります。

お金に関する最低限のルール〜収入の範囲内で生活する

例えばカード破産をしていく主な原因は浪費とギャンブルです。収入以上の生活をすれば当然お金は足りなくなりますし、ギャンブルで現金を使い果たしてしまえば、生活する為の物を後払いができるクレジットカードで支払ったり、キャッシングで現金を調達することになります。生活費の補填の為にカードを使い始めてしまえば、カードの支払いをカードでするようになり、もう自転車操業となってしまい、カード破産となってしまいます。
収入の範囲内で生活することができないうちは、もしかしたらまだクレジットカードを持つ事は早いのかもしれません。あらためて、自分の家計や金銭感覚を見直し、まずは現金での支出管理ができるようにすることが先決です。
クレジットカードはとても便利な道具です。しかし便利が故、誘惑も多くなります。自分ルールをしっかり決めて、管理を怠らないようにしましょう。

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この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。

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