ANAマイルをセブンイレブンで還元率1.73%貯める裏ワザ


日常でマイルが貯められるANA QUICPay + nanacoとは

旅行や仕事などで、飛行機をよく利用されるという方であれば、マイルが貯まりやすいクレジットカードを選びたいものです。 そこで悩むのが、どのクレジットカードにすれば効率良くマイルが貯められるかということになりますが、そういった場合にはやはり航空会社が発行するクレジットカードがおすすめです。

それは他社のクレジットカードを使うよりも飛行機の利用時に通常より大量のマイルを獲得できるというのが航空会社が発行するクレジットカードの最大の強みだからです。

ANAカードは世界各国27社の航空会社が加盟している「スターアライアンス」のメンバーでもあり、国内外のフライトでマイルが貯まりやすいということで人気のクレジットカードですが、実は提携ブランドのポイントを平行して獲得し、それをマイルに交換することもできるので、日常利用でも多くのマイルを獲得することができるのです。

ANAカードはVISA、MasterCard、JCB、アメックスと各クレジットカード主要ブランドから選ぶことができますが、それぞれで微妙に特典が違うので、比較が難しかったりもします。もし「日常利用でより多くのマイルを貯める」ということに重点を置きたいならば、JCBのANAカードがおすすめです。

その理由は2015年より新たに始まった「ANA QUICPay + nanaco」というサービスが、JCBのANAカード会員だけが利用できるからです。このサービスはANA、JCB、セブンイレブンが共同開発したというキーホルダー型の電子マネーで、マイルをより効率良く貯めることができるようになっています。

QUICPayとは

JALカード
電子マネー「QUICPay」

QUICPay(クィックペイ)はコンビニやスーパー、ドラッグストアなど提携店舗で、レジに設置してある端末にカードや携帯電話をかざして支払いができる電子マネーです。

特長としては、支払いがクレジットカードの請求に合算されるので、他の電子マネーのようなあらかじめのチャージが不要ということと、クレジットカードのように暗証番号やサインが必要ないので、簡単でスピーディーな支払いができることです。

実際、コンビニでもクレジットカードは利用できますが、「ジュース1本をクレジットカードじゃ買いづらい」という方も多いでしょう。QUICPayならそういった小額の利用でも気軽に利用できるので、クレジットカードとはまた違う利便性があるのです。

ANA QUICPay + nanacoは上記の基本的なQUICPayの機能に加え、ANA国内線であればチェックイン不要で搭乗できる「スキップサービス」、チャージして利用する電子マネーnanacoの機能も兼ね備えており、JCBのANAカード会員だけが使うことができる電子マネーなのです。

ANA QUICPay + nanacoは通常のショッピング利用と同様にポイントを獲得できるので、「今までコンビニでの買い物はクレジットカードが利用しづらかったので基本現金払いだった」という方でも、ANA QUICPay + nanacoがあればコンビニもマイルやポイントを稼ぐ場所になるということです。

セブンイレブンでQUICPayを利用すればマイルが3重取り

そしてANAJCBカードをおすすめする理由はほかにもあります。それは、ANA QUICPay + nanacoは、特定のコンビニ利用でさらにマイル+ポイント獲得と、オイシイ状態になるからです。

QUICPayは、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、サークルK・サンクス、ミニストップなどなど、メジャーなコンビニであればほぼ利用できるのですが、この中で実はセブンイレブンはANAカードマイルプラスの加盟店なので、利用することで通常利用の獲得とは別にマイルが付与されます。

さらに、ANA QUICPay + nanacoをセブンイレブンで利用の場合、nanacoポイントを獲得することができます。

ANA QUICPay + nanacoをセブンイレブンで利用して獲得できるポイント

  獲得ポイント 獲得マイル マイル還元率
オリコカード ザ ポイント @ANAカードマイルプラス
  200円=1マイル 0.5%
オリコカード ザ ポイント AOki Dokiポイント
1,000円=1ポイント 1ポイント=10マイル 1.0%
オリコカード ザ ポイント Bnanacoポイント
218円=1ポイント 500ポイント=250マイル 0.23%
   合計 1.73%

※ Oki Dokiポイントはマイル自動移行コース10マイル(移行手数料5,000円(税別)/年)で計算。 nanacoポイントは税抜きの200円=1ポイントなので、218円=1ポイントで計算。

他のブランドのANAカードであれば、上記のBnanacoポイントを獲得することができません。つまり、ANAJCBカードであればANA QUICPay + nanacoはコンビニで気軽に利用できる+マイル+カードポイント+nanacoポイントの3種のポイントが貯められるメリットがあるのです。

ちなみにJCBのANAカードは楽天Edyという電子マネーの機能もありますが、楽天Edyの利用ではポイントやマイルが付与されません。Edyチャージでマイルが貯まる特典があるのは「ANA JCBカード プレミアム」と「ANA JCBワイドゴールドカード」に限定されています。

セブンイレブン利用でマイルは年間これだけ貯まる

では、実際にANA QUICPay + nanacoを利用して日々のセブンイレブンでのクレジットカード利用でどのくらいのマイルが貯まるか検証してみましょう。

もちろん、セブンイレブンで何をどのくらい購入するのかというのは人それぞれですが、いくつかのパターンを想定してみます。

Aさんのセブンイレブン利用額

・飲料水162円x 2本=324円
・食料品、雑貨など=500円
計:824円

Bさんのセブンイレブン利用額

・飲料水162円x 2本=324円
・雑誌、雑貨など=500円
・お弁当=500円
・発泡酒145円x2本=290円
・おつまみ=218円
計:1,832円

毎日セブンイレブンを利用するとも限らないので、月に25日の利用とすると、
Aさんは824円x25日=20,600円(月間)、20,600円x12ヶ月=247,200円(年間)
247,200円x1.73%(マイル還元率)=4,276マイル

Bさんは1,832円x25日=45,800円(月間)、45,800円x12ヶ月=549,600円(年間)
549,600円x1.73%(マイル還元率)=9,508マイル

セブンイレブンでの買い物というのは基本的に小額のものが多いので、あらためて計算したことが無いという方も多いかもしれませんが、月間や年間で考えれば結構大きな金額になるのではないでしょうか。

上記の例では、Aさんの場合は4,276マイル、Bさんの場合で9,508マイルが1年あたりのセブンイレブン利用で得られるマイルになります。

もちろん、セブンイレブン以外のショッピング、公共料金の支払い、航空券の購入など他の利用でもポイントやマイルが貯まることになりますが、日々の生活で何気なく小額の買い物をしているセブンイレブンも、年間で考えれば結構大きな金額になりますので、マイルを貯めるという意味ではセブンイレブン利用でより還元率の高いクレジットカードを選ぶということが重要になってくるのです。

アメックスなら航空券購入でより多くのマイルが貯まる

ANAカードのJCBに限り、ANA QUICPay + nanacoが利用でき、セブンイレブンの利用ならANAマイル、Oki Dokiポイントに加えnanacoポイントまで獲得できるので、日常利用でマイルを貯めやすくお得ですが、マイルを貯めるという機会よりも航空券を購入する回数が多いという方にはANAアメックスもおすすめです。

  アメックス JCB
オリコカード ザ ポイント @ANAグループの利用
100円=1.5マイル 100円=1マイル
オリコカード ザ ポイント A通常利用
100円=1マイル 100円=1マイル
オリコカード ザ ポイント BANAカードマイルプラス
200円=1マイル 200円=1マイル
オリコカード ザ ポイント Cnanacoポイント
(セブンイレブンでQUICPay利用時)
- 100円=0.23マイル
D旅行傷害保険(海外)
3,000万円付帯 1,000万円付帯
E旅行傷害保険(国内)
1,000万円付帯 なし

※比較を分かりやすくするためにマイル換算を全て100円基準にしてあります。

ANAアメックスはANAグループで航空券の購入などの利用の場合はマイル還元率1.5%とJCBの1%に比べ1.5倍マイルを獲得できます。

ANAアメックスもQUICPayを利用することができますが、おサイフケータイとして携帯電話での利用になり、JCBのようにセブンイレブンの利用でnanacoポイントが加算される特典はありません。また、ANAアメックスの場合、セブンイレブンでANAカードマイルプラスを獲得する場合、クレジットカードでの利用に限定されますが、メンバーシップ・リワードのポイントとの2重取りは可能です。

付帯する保険の特典もそれぞれ異なり、ANAアメックスの場合、国内外の旅行時に高額な傷害保険が付いていますし、ネット上での不正使用の補償をする「オンライン・プロテクション」、年間最高200万円の購入商品の破損・盗難を補償する「ショッピング・プロテクション」など、安心感を与えてくれる特典が多いのが特長です。

また、ANAアメックスには同伴1名まで無料で利用できる「空港ラウンジ」や海外からの帰国時にスーツケースを無料で配送してくれる「手荷物無料宅配サービス」など、海外旅行時にワンランク上のステータスを感じることができるアメックスならではの特典も付帯しています。

日常的なセブンイレブンでの買い物などでもより多くのマイルを貯めたいということであれば、JCBのANAカード。航空券の購入をする機会が多いという方、カードの特典としてワンランク上を求める方であればアメックスのANAカードがおすすめです。

全コラム一覧

このコラムに関連するコンテンツ


人気コラム

Pick Upコラム




クレジットカードの選び方

  • 年会費無料
  • ポイントが貯まる
  • 即日スピード発行
  • ゴールドカード
  • ETCカード
  • ショッピングリボ払い
  • 海外旅行保険付き
  • マイルが貯まる
  • ガソリン割引・ロードサービス
  • 公共料金支払いでお得
  • キャッシュバック
  • 学生専用カード

監修ファイナンシャルプランナー紹介


ページの先頭へ