デビットカードについて徹底解説!クレカとの違いや注意点、おすすめのデビットカードも紹介


海外旅行では治安面や利便性を考えて現金でなくクレジットカードでの支払いをメインにしている方も多いことでしょう。

しかし、せっかくの旅行ということもあり、ついつい使いすぎてしまって来月の引き落としが心配という方も多いと思います。

そこでおすすめしたいのが銀行口座に直結した決済方法であるデビットカードの利用です。

今回はデビットカードの特徴やクレカとの違い、おすすめのデビットカードについて紹介していきます


この記事でわかること

・デビットカードとクレジットカードの違い
・2種類のデビットカードについて
・おすすめのデビットカード
・デビットカードを使う際の注意点

海外ではデビットカードが安心・便利


デビットカードは銀行口座に直結した決済方法であり、買い物などで支払いを行った瞬間に銀行口座からその分が引き落とされます。さらに、海外ではATMから現地通貨で預金を引き出せます。

そこで、たとえば海外旅行のときには旅行専用口座を作り、その旅行で必要な金額だけをそこへ入金しておけば、使い過ぎたりする心配がありません

デビットカードとはどういうカードなのか、クレジットカードと比較しながら説明しましょう。

デビットカードとクレジットカードの7つの違い

@デビットカードは無審査で作れる

クレジットカードを作るには審査が必要で、場合によって審査に落ちることも考えられます。一方、デビットカードは基本的に無審査で作ることができます。

A利用代金の引き落としは即時

クレジットカードの利用分は1月単位で銀行口座からの引き落としとなりますが、デビットカードでは利用ごとに即時の引き落としとなります。

B支払いは一括のみ

クレジットカードではボーナス払いや分割払いが可能ですが、デビットカードは引き落としが即時であるため一括払いのみとなります。

C利用限度額=口座残高

クレジットカードの利用限度額は審査により決まりますが、デビットカードでは銀行口座残高がそのまま利用限度額となります。

D海外では現地通貨で預金を引き出せる

海外ATMで現地通貨を引き出す場合、クレジットカードはキャッシングの扱いになりますが、デビットカードは預金口座からの引き出し扱いとなります。

Eキャッシング機能はない

クレジットカードはキャッシングできますが、デビットカードは買い物などのときに銀行口座から即時決済できるだけでキャッシング機能はありません。Dでも触れたように、海外ATMからの現金引き出しもキャッシングではなく預金の引き出し扱いとなります。

F高校生でも作れる

高校生が持つことのできるクレジットカードはありませんが、デビットカードなら銀行口座さえ持っていれば高校生でも作れるものがあります。

知っておきたい2種類のデビットカードの違い


ここで紹介したデビットカードの特徴について、それが必ずしも当てはまらないデビットカードもあります。デビットカードによっては海外で使えないものがあるのです。

海外で使えないデビットカードはJ-Debitといいますが、実はこのカード、すでにほとんどの方が所持しているものでもあります。

どういうことなのか? 次に2種類のデビットカードの違いについて説明しましょう。

2種類のデビットカードの違いとは?

J-Debit

J-Debitは銀行のキャッシュカードをそのままデビットカードとして使える仕組みのことです。使えるのは日本国内のJ-Debit加盟店(実店舗)だけであり、カード発行元の銀行によっては夜間などに利用不可となる時間帯が設定されていることもあります。

キャッシュカードをそのまま使える点は大変便利に思えますが、J-Debitは日本独自の仕組みであるため、海外では買い物にもATMからの現地通貨引き出しにも使えません

国際カードブランド付きデビットカード

VISA、MasterCard、JCBといった国際カードブランドのついたデビットカードです。これは、クレジットカードと同様に各ブランドの加盟店で使え、使い勝手的にもクレジットカードとほぼ同じです。ただし、高速道路料金など一部の支払いができないこともあります。

海外では買い物のほかATMから現地通貨を引き出せます。これはキャッシングではなく銀行口座からの引き出しとなります。

海外で預金引き出しが可能なカードとしては、各銀行が発行している国際キャッシュカード(インターナショナルキャッシュカード)というものがありましたが、現在、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行といった大手銀行では国際キャッシュカードの発行を取りやめてしまいました。

大手銀行以外では新生銀行が、キャッシュカードをそのまま海外で使えるというサービスを提供していましたが、これもすでにサービスが終了しています。

こうした中、現在銀行が推奨しているのが国際カードブランド付きデビットカードです。海外では買い物だけでなく預金引き出しにも使えるため、国際キャッシュカードの代替としてすすめられているのでしょう。

デビットカードの種類によっては、クレジットカードのようにポイントが貯まったり、ショッピング保険が付帯したりするものもあるため、利用する側にとっては国際キャッシュカードよりもメリットがあるといえます。

デビットカードのブランドはVisaかJCBから選ぶことが多い


日本でポピュラーな国際カードブランドというとVisa、MasterCard、JCBの3つですが、このうちMasterCardに関してはそのブランドのデビットカードはほとんど日本に存在しません。そこで、国際カードブランド付きデビットカードは、多くの場合、VisaかJCBから選ぶことになります。

参考までに、VisaデビットとJCBデビットのそれぞれを発行している銀行を掲載しておきます。

Visaデビットを発行している銀行(2019年4月時点)

楽天銀行、 住信SBIネット銀行、りそな銀行、 ソニー銀行、埼玉りそな銀行、スルガ銀行、イオン銀行、琉球銀行、三菱UFJ銀行、あおぞら銀行、北國銀行、ジャパンネット銀行、三井住友銀行、北海道銀行、広島銀行、滋賀銀行、愛知銀行、西日本シティ銀行、福井銀行、関西みらい銀行、ゆうちょ銀行、常陽銀行、GMOあおぞらネット銀行、池田泉州銀行、北陸銀行

JCBデビットを発行している銀行(2019年6月時点)

楽天銀行、みずほ銀行、千葉銀行、西日本シティ銀行、イオン銀行、北九州銀行、セブン銀行、東邦銀行、北洋銀行、もみじ銀行、大垣共立銀行、愛媛銀行、福岡銀行、山口銀行、阿波銀行、鹿児島銀行、親和銀行、中国銀行、じぶん銀行、名古屋銀行、八十二銀行、秋田銀行、池田泉州銀行、広島銀行、熊本銀行、三菱UFJ銀行、紀陽銀行、京都銀行、十六銀行、沖縄銀行、七十七銀行、北陸銀行

どちらのブランドを選ぶかは、それぞれの特徴を考慮するといいでしょう。たとえば、JCBは国内の加盟店が多いけれど海外では少なめ、VISAは国内外ともに加盟店が数多くあります。

この加盟店数だけを見るとJCBのほうは使い勝手が悪そうに見えますが、日本人がよく行く海外観光地では加盟店も多く、また、そうした場所に設置されていて観光の拠点とできるJCBプラザ/プラザラウンジも利用できて便利です。JCBのクレジットカードを持っている方にはおなじみの施設ですが、実はデビットカード会員も利用できるのです。

デビットカードの国際ブランドを選ぶときには、加盟店数だけでなくそうした点も踏まえて総合的に検討するといいでしょう。もちろん、自分にとって使いやすい銀行で発行しているデビットカードがどちらか一方のブランドだけであれば、必然的にそれを選ぶことになるかもしれません。そこはケースバイケースで考えていきましょう。

ここでは、おすすめのデビットカードとして2つ、三菱UFJデビットカードと楽天デビットカードを選んで紹介します。

三菱UFJデビットカードの特徴

国際カードブランド

VisaかJCBから選べます。JCBブランドではカードデザインにディズニーデザインも選択できます。

年会費

年会費は無料です

申し込み可能年齢

15歳以上(中学生を除く)。

海外利用時の換算レート

Visaブランドの場合、Visaが定める基準レートに三菱UFJ銀行所定の海外事務手数料(3%)を上乗せしたレートで円貨換算します。一方、JCBブランドの場合、JCBが定める基準レートJCBが指定した料率(1.6%)に三菱UFJ銀行所定の海外事務手数料(3%)を上乗せしたレートで円貨換算します。

いずれの場合も、海外ATMの引き出し1回につき100円(税別)の手数料がかかります。また、それとは別にATMごとの所定の手数料がかかることもあります。

ポイントサービス

利用金額の0.2%が自動的にキャッシュバックされます。

旅行傷害保険

JCBブランドには最大3,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯します。

ショッピング保険

このカードを利用して購入した品物の破損・盗難などの損害について、年間100万円を限度に購入日より60日間(VISA)、あるいは90日間(JCB)補償します。JCBブランドでは海外での購入のみ適用されますが、VISAブランドでは国内・海外どちらの購入にも適用されます。なお、自己負担額として1事故あたり、5,000円(VISA)、あるいは1万円(JCB)が設定されています。

不正利用補償

盗難されたカードや偽造されたカードが第三者によって不正利用された場合、銀行に連絡をした日から60日前までさかのぼり、その日以降に発生した損害について年間100万円(VISA)、あるいは1事故500万円(JCB)を限度に補償します。


国際カードブランド Visa/JCB
年会費 無料
申し込み可能年齢 15歳以上(中学生除く)
海外利用時換算レート Visa:Visa基準レート+海外事務手数料(3%)
JCB:JCB基準レート+料率(1.6%)+海外事務手数料(3%)
海外ATMの引き出し1回につき108円(税込)の手数料
ポイントサービス 0.2%が自動キャッシュバック
保険・補償 最高3,000万円の海外・国内旅行傷害保険(JCB)、
100万円限度のショッピング保険、不正利用補償(Visa:100万円限度、JCB:500万円限度)

楽天銀行デビットカード

国際カードブランド

VisaかJCBから選べます。

年会費

JCBブランドは年会費無料です。Visaブランドは3つのグレードに分かれており、年会費はベーシックで無料、シルバーで2,200円(税込)、ゴールドで5,500円(税込)となります。

申し込み可能年齢

16歳以上から作れます。

海外利用時の換算レート

各国際カードブランドが指定するレートに、3.024%(税込)を加えたレートで円貨換算します。

ポイントサービス

100円の利用につき1Pの楽天スーパーポイントが貯まります(還元率1%)。貯めたポイントは楽天市場など楽天系のサービスで使えるほか、電子マネーの楽天Edyにチャージして店舗で使ったり、デビットカードの支払いに使えたりします。

旅行傷害保険

Visaブランドのゴールドデビットカードには最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯します。

ショッピング保険

Visaブランドのシルバーデビットカードとゴールドデビットカードでは、カードで購入した商品に対して購入日から60日間、偶然の事故による破損や盗難などの損害を、1回/年間30万円を限度に補償します。ただし、免責金額として5,000円が設定されています。

盗難補償

ブランドを問わず盗難補償が付帯します。


国際カードブランド Visa/JCB
年会費 Visa:ベーシック無料、シルバー2,000円(税別)、ゴールド5,000円(税別)
JCB:無料
申し込み可能年齢 16歳以上
海外利用時換算レート 各国際カードブランドの指定レート+3.924%(税込)
ポイントサービス 還元率1%(楽天スーパーポイント)
保険・補償 最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険(Visaゴールド)、
30万円限度のショッピング保険(Visaシルバー・ゴールド)、盗難補償

デビットカードを使うときの注意点


デビットカードは高校生でも使えることから、お小遣いを自分で管理させるために持たせている親もいるようです。また、最近では海外へ修学旅行に行く高校も多いので、そうした場合に持たせると多くの現金を持ち歩く必要がなくなり安全面に役立ちます。

海外ではVisaブランドのデビットカードでは「VISA」「PLUS」マークのATMで、JCBブランドでは「JCB」「Cirrus」マークのATMで預金を現地通貨で引き出せます。ATMの使用方法は国によって異なるので事前に調べておいたほうがいいでしょう。

ひとつ注意したいのは、ATMの種類によっては「取引終了ボタン」を押さないと、カードを抜いた後も現金を引き出せるものがあるという点です。デビットカードによる預金引き出しは不正なATM利用から預金者を守る「預金者保護法」の適用外となるので、暗証番号の入力を見られないようにすることなども含めATMの操作には十分気を付けましょう。

このように、少し使い方に注意が必要な点もありますが、こうしたことはクレジットカードでもいえることなので、デビットカードがことさらハイリスクということではありません。クレジットカードと同じ感覚で使える一方で使い過ぎを防止できたり、高校生でも持つことができたりと大変便利なカードなので、すでにクレジットカードを持っている方も検討してみると良いでしょう

全コラム一覧

このコラムに関連するコンテンツ


Pick Upコラム




クレジットカードの選び方

  • 年会費無料
  • ポイントが貯まる
  • 即日スピード発行
  • ゴールドカード
  • ETCカード
  • ショッピングリボ払い
  • 海外旅行保険付き
  • マイルが貯まる
  • ガソリン割引・ロードサービス
  • 公共料金支払いでお得
  • キャッシュバック
  • 学生専用カード

ページの先頭へ