クレジットカードリボ払いの過払い金請求はカードが利用不可? 過払い金の特徴を知り今後のカード利用を立て直そう

クレジットカードのリボ払いの過払い金請求をすると、カードが利用できなくなる? のは本当なのでしょうか。そこで実際に過払い金やカード利用の可否について調査してみました。

そもそも過払い金とは?

過払い金という言葉を聞いたことはあるけど、具体的にどのようなものなのかきちんと理解している人はあまり多くはありません。過払い金とは、消費者金融やクレジットカード会社からの借入れにおいて、「利息制限法」という法律の上限を超えて払いすぎていた利息のことです。

また利息制限法で定められていた以上に支払っていたお金を「グレーゾーン金利」とも言います。借入れをしている利用者は、貸金業者に対し返済時に利息を払わなければいけませんが、利息は法律に則った利率によって計算した金額の範囲内でなければいけません。

そして、それを超える部分については無効としていますが、多くの貸金業者はこの法定利率を守らずに貸し付けを行っていたため、過払い金請求によって払いすぎていたお金を取り戻すことができるのです。

グレーゾーンとは?



画像元/http://www.houterasu.or.jp/service/shakkin/gray_zone/faq1.html

日本司法支援センター 法テラスから引用

#過払い金請求でカードを作れるケースと作れないケースとは?

過払い利息請求を行ったからと言って、絶対に「クレジットカードが作れなくなる」ということはありません。しかし、過払い請求した先のカード会社が発行するクレジットカードは今後一切利用できないですし、申込みしても審査にも通過することは一切ないと考えておきましょう。

これは、「借りた人が利息を多く払い過ぎてしまった」という過払い金請求は、法律で認められた行為ですが、返還請求を受けた会社としては、「良い印象」を持つものではありません。そのため自社にとって不利益を与える人を顧客として扱うことは非常に難しいため、社内のデータベースに過払い利息請求を行ったリストとして半永久的に登録され要注意人物と見なされます。

クレジットカードの過払い金請求を行う時の注意点とは?

過払い金請求は消費者金融からの借金のみが対象だと考えて居る方も多いのですが、実はクレジットカードでも過払い金請求できる可能性があります。

まずクレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠の2つの機能があります。その内、ショッピング枠は法律上「借金」ではなく「立替金」となっているので、「利息制限法」が適用されないため過払い金請求の対象となりません。

例えば分割払いにしている場合には、カード会社に支払っている分割手数料は、あくまでも手数料という位置づけであり利息ではないので、いくらショッピング機能でクレジットカードを使っていても、過払い金が発生することはないのです。

一方で、キャッシング機能を利用していた場合は過払い金が発生している可能性があります。有名なカード会社でも、利息制限法を超える金利で貸し付けを行っていたケースがありますので、過払い金請求によって払いすぎたお金を取り戻すことができます。ただしすべてのクレジットカード会社や信販会社が、利息制限法を超える金利を設定していたわけではありません。

多くのカード会社が、2007年まで法律で定められている15%〜20%を超える金利を設定していました。しかし2007年以降は法改正を受け、各社とも金利引き下げを行なっていますが、2007年以前から取引している人であれば、過払い金が発生している可能性があるということです。

クレジットカードの返済方法の1つに「リボ払い」がありますが、キャッシング枠で借入れしていた場合は過払い金が発生している可能性があります。ただしショッピング枠でのリボ払いは立替金と解釈され、過払い金は発生しませんので注意してください。

クレジットカードの過払い金請求をする際に注意するポイント

■3つの注意ポイント
@ショッピング枠利用で残高がないかどうか
A過払い金請求したクレジットカード会社のカードは利用できなくなる
Bクレジットカード過払い金請求は時効が不明確

まず@についてクレジットカードのキャッシング枠で借入れして過払い金が発生していても、ショッピング枠に残高があれば、ショッピング枠の支払いに充当されるため、請求できない場合があります。過払い金のほうがショッピング枠残高よりも多いと手元に戻ってきますが、ショッピング枠のほうが多い場合は注意しなければいけません。

それは過払い金でショッピング枠の代金を支払いしてもさらに不足してしまう場合には、カード会社に対し借金減額の交渉をすることになってしまうので、そうすると債務整理を行なったことと同等の扱いになってしまい、ブラックリスト入りしてしまうからです。

クレジットカードのキャッシング枠で過払い金請求をする場合、まずはショッピング枠残高がないかどうかを確認することが重要で、ショッピング枠に未払いの代金が残っている場合には、過払い金でショッピング枠の残高を完済することが可能なのか調べる必要があります。

次にAについては過払い金請求をしたからといってクレジットカードが作れないというわけではありません。過払い金がショッピング枠残高を上回っていればブラックリスト入りすることはありませんので、問題なくクレジットカード入会は可能になります。

しかし、過払い金請求したクレジットカードは、それ以降使用不可となる可能性が高く、更には過払い金を請求したクレジットカード会社のカードを作るのはもちろん、同系列のグループ会社のカードも同様にクレジットカードを作るのは困難になってしまいます。

最後にBについて、過払い金請求は、最後に返済した日から10年で時効が成立してしまうため、過払い金の請求は一切認められなくなります。そして明確な基準がないため、時効が成立しているかどうかは裁判官によってケースバイケースで判斷されてしまいます。

個人でクレジットカードのキャッシング枠の時効を判断するのは難しいため、法テラスや法律事務所に相談することをおすすめします。

過払い金請求でブラックリスト入りするケースとは?

カードローンなどの過払い金請求が個人信用情報機関に「記録が残る」場合と「残らない」場合があります。もし「残らない」場合は、ブラックリストとして任意整理と同様に5年間記録が残ります。自己破産の場合は、7〜10年記録が残ってしまいます。

■ブラックリスト入りしないケース
(1)完済した借金の過払い金請求を行った。
(2)現在、借金中だが過払い金が発生したので、残っている借金と相殺し、借金が無くなった。


■ブラックリスト入りするケース
(1)現在、借金中だが過払い金と相殺しても借金が残ってしまう。残りの元金を分割払いとし利息をカットしてもらった。
(2)現在、借金中で過払い金は発生しなかったが、残りの元金を分割払いとし利息をカットしてもらった。

ブラックリスト入りしないケースであれば過払い金を請求した会社以外のクレジットカードでしたら審査に通る可能性が高いですが安心してはいけません。過払い金を請求して個人再生した人は、クレジットカード審査に不安を持つ人が多くいます。その場合、比較的審査が穏やかなクレジットカードであるACマスターカードなどを持つのがおすすめです。

また個人再生などをしたくないという方は金利が低く、貸付上限額の高いみずほ銀行のカードローンで借金をまとめていくことをおすすめします。

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