
アコムは、初めての借り入れの方にも利用しやすいカードローンで、借り入れまで最短30分のスピーディーな対応が特徴です。
申し込み前に融資可能か分かる「3秒診断」を利用できる点や、クレジット機能がついたアコムカードを持てる点も魅力と言えるでしょう。
ただし、アコムを利用するなら、アコムの審査に通過しなければいけません。
業界でも利用者が多く人気の高いアコムについて、審査基準・審査の厳しさ・在籍確認や審査落ちなど分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。
アコムの審査基準と条件
アコムは消費者金融業界の中でも利用者が多く、トップクラスの融資額を誇ります。
そのため、審査基準はどうなっているのか気になる方もいるのではないでしょうか。
まずは、アコムの申し込み条件から確認していきましょう。
アコムの申し込み条件
アコムの申し込み条件は、新成年となる満18歳(高校生を除く)から69歳までで、安定した収入と返済能力がある方です。
他カードローンの申し込み条件は年齢や安定収入のみの場合が多いですが、アコムは返済能力について公式サイトで明記しています。
返済能力をどのように判断するかは公開されていませんが、借りた分をしっかり返済できるだけの仕事や収入が必要だと考えて良いでしょう。
ただ、満18歳の方でアルバイトによる安定した収入があるとしても、高校生は申し込みができない点には注意が必要です。
アコムの審査基準
アコムへの申し込みは、申し込み条件をクリアしていることが前提となります。
申し込み条件は、年齢が満18歳から69歳、安定収入と返済能力があることが必須です。
具体的な年収は公開していませんが、収入の高さよりも安定を重視していると解釈できます。
また、雇用形態に関する記載はないものの、非正規雇用の方でも毎月一定額の収入があれば問題ないと考えて良いでしょう。
加えて、返済能力の部分では借りた分をしっかり返済できる信用が必要なので、日ごろの与信取引の状況も重視すると推測できます。
信用情報の状態
アコムをはじめとするカードローンの審査では、信用情報を必ず確認します。
信用情報とは、クレジットカードやカードローンなどの与信取引について、契約(申し込み)・利用状況・返済状況・契約終了などを記載した資料です。
アコムでは返済能力を重視しているので、信用情報の中でも利用状況や返済状況、完済実績などを見ていると考えて良いでしょう。
ほとんどのカードローンの審査では、信用情報の状態が良くない人は審査で落とすか、希望融資額を減額するなど厳しい対応をとられるので、注意が必要です。
アコムの審査は甘い?厳しい?
アコムの審査は、申し込み条件や審査基準を見ると他社より厳しい印象を受けます。
ですが、アコムの利用者は業界でもトップクラスと多いことを考えると、決して厳しすぎるわけではありません。
アコムの審査通過率を確認すると、2022年3月期の上半期・下半期のアコムの新規貸付率は年間を通してすべて40%越えしていることがわかります。
画像元:アコム「マンスリーレポート」
つまり、10人中4人は審査に通過して新規融資を受けて、6人は審査落ちしている状態です。
数値的にアコムの審査は甘くはないですが、他社では新規貸付率が30%前後~40%程度で推移していることから、大差はないもののいくらか甘い傾向があるとみて良いでしょう。
アコムの審査時間は長いって本当?
アコムは、最短30分の即日融資に対応しています。
ほかのカードローンも最短25分~と大きな差はなく、アコムの審査時間が特別に長いわけではありません。
ただ、最短30分という時間はあくまでも最短の時間であり、審査を慎重に行う場合や混雑している時は時間がかかることもあります。
審査を行っていない時間帯に申し込んだ場合や、長期休みを挟む場合は審査に数日かかってもおかしくないでしょう。
アコムの審査完了までの流れ
アコムの審査は、以下の順に進んでいきます。
- STEP1申し込み申し込み方法は、インターネット・店頭窓口・自動契約機(むじんくん)・電話・郵送の中から選ぶことができます。
インターネットか自動契約機(むじんくん)からの申し込みだと郵送物をなしにできるため、郵送物をなくしたい方はこの2つの方法がおすすめです。
申し込み方法は何種類かありますが、どの方法で申し込んでも審査の内容や基準に変わりはありません。
すべての方法で同じ内容の審査を行っているので、安心して利用しやすい方法から申し込みましょう。
- STEP2信用情報の確認
信用情報の確認とは、信用情報機関で保有する申し込み者の与信取引の履歴をチェックすることを指します。
与信取引とは信用をもとにした取引のことで、クレジットカードの支払いやカードローンの借り入れの記録が確認可能です。
信用情報にトラブルの記録があると、審査に落ちる可能性が高くなるので注意しましょう。
- STEP3在籍確認
在籍確認は、本人が申請した会社に勤めていることさえ確認できれば、他人が対応しても問題ありません。
具体的には、アコムから個人名で申し込み者宛の電話が入り、そのときに同僚が○○は席を外しておりますなどと言えば、その時点で在籍確認が完了します。
- STEP4審査結果の連絡
審査が終わると、メール・電話・対面で審査結果の連絡があり、契約後に融資となります。
アコムで審査落ちする人の特徴
アコムは業界トップクラスの利用者を誇るカードローンですが、審査落ちする人も少なくありません。
審査に落ちた原因をアコム側は公開していないので、どんな人が審査に落ちる可能性が高いのか、特徴をまとめてみました。
これからアコムを利用しようと思っている方は、対策をしてから申し込むよう心掛けてみてください。
【アコムの審査に落ちる原因①】申し込み時点でほかの複数社から借り入れしている
アコムに申し込んだ時点で、他カードローンからの借り入れがある方は審査に落ちることがあります。
これは、借金が多い人はダメということではなく、返済能力を証明できないか、貸金業法で定める総量規制に引っかかっている可能があるからです。
総量規制は、消費者金融やクレジットカードのキャッシングの借入額が、年収の1/3を超えることを禁止する法律です。
すでに他社から借入がある方の場合、アコムからの融資を受けることで総量規制を超えてしまうと、審査で落ちてしまいます。
【アコムの審査に落ちる原因②】複数社のカードローンへ同時に申し込みをしている
アコムに申し込みをするとき、他のカードローンにも同時に申し込みをすると審査で落ちることがあります。
同時に複数社のカードローンに申し込むことは、カードローン会社から見れば、本当にお金がなくて貸しても踏み倒すのではないかといった不安要素になります。
審査落ちした時のために複数社に申し込んでおきたい方もいると思いますが、申し込みはアコムだけに絞る方が望ましいでしょう。
【アコムの審査に落ちる原因③】転職したばかり・働き始めたばかりで返済能力を示せない
転職したばかりの方や働き始めたばかりの方は、アコムに対して返済能力を示すことが難しくなります。
返済能力は雇用形態にかかわらず、勤続年数が長いほどプラスに作用します。
転職や就職から数週間~1ヵ月という場合は、融資額が少なくなったり審査に落ちたりする可能性が高いでしょう。
アコムの審査で在籍確認の電話は回避できる?
アコムでは必ず在籍確認を行いますが、都合が悪いときはアコムに相談することで電話を回避できる可能性があります。
例えば申し込んだ日が休業日、もしくはリモートワークで会社に誰もいないなどの理由だと、回避できる可能性があるでしょう。
相談したい場合は、申し込み後すぐにコールセンターに電話をかけて相談しましょう。
電話がなくなった場合、社会保険証や給与明細など会社への在籍が確認できる書類の提出が必要です。
在籍確認の電話を回避したい方は、事前に社会保険証や給与明細などを用意してから申し込むとスムーズに対応できるでしょう。
参考:【アコム公式】プライバシーへの配慮について|カードローン・キャッシングならアコム
まとめ
アコムは、業界の中でもトップクラスの利用者を誇るカードローンです。
年齢・安定収入に加えて返済能力をチェックしており、審査の通過率は40%ほどとなっています。
また、アコムの審査で確認する返済能力は、信用情報のみならず勤続年数なども影響します。
そのため、収入の高さよりも1ヵ所で長く勤めるなどの実績作りも重要です。
多少の不安要素があっても、返済能力を示せるよう安定収入の確保に努めれば審査に通過できる可能性はあるでしょう。