みずほ銀行の審査は甘い?厳しい?

みずほ銀行はメガバンクとして高い知名度を誇り、その安心感からカードローンも人気があります。

銀行が運営するカードローンのため、審査が厳しい印象がありますが、実際のところはどうなっているのか調べてみました。

具体的な審査の厳しさ・甘さはどうなのか、審査の流れ、審査に通る人・落ちる人それぞれの特徴について探っていきましょう。

みずほ銀行カードローンの審査は甘い?

一般に、銀行が運営する与信事業は審査が厳しい傾向がありますが、知名度や人気が高いみずほ銀行カードローンはどの程度の審査を行っているのか、気になるところです。

人気があるということは、利用しやすい、利用者にメリットがあるなどの理由もあるでしょう。

はじめに、みずほ銀行カードローンの審査の厳しさ・甘さについて見ていきます。

銀行系カードローンの審査は消費者金融より厳しい傾向がある

銀行が提供するカードローンの審査は、消費者金融のカードローンに比べて厳しい傾向があります。

2017年3月に発表された「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」によると、多重債務者を抑制するために銀行カードローンの審査を厳しくするとあります。

個人信用情報機関CICなどの情報のみならず、自行・他行の借入状況なども確認して返済能力を確認するよう定めています。

みずほ銀行カードローンも例外ではなく、2017年以降は消費者金融と比較して厳しく審査を行っていると言えるでしょう。

みずほ銀行カードローンの申込条件自体は厳しいわけではない

みずほ銀行カードローンの審査は消費者金融より厳しめであることがわかりましたが、申込条件はどうなっているのでしょうか。

申込条件は、満年齢20歳以上満66歳未満までの安定継続した収入がある方が対象で、外国籍の方は永住権があれば申込むことができます。

この内容から見るとみずほ銀行カードローンの申込条件自体は厳しいわけではなく、他の銀行系カードローンと大きな差はありません。

安定継続した収入については年収額や雇用形態は公開されていませんが、1ヵ所の職場で長く働いていることや毎月一定額以上の収入があることを重視していると解釈できます。

ご利用いただける方
以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
  • ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方
  • 安定かつ継続した収入の見込める方
  • 保証会社の保証を受けられる方
  • *外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。
  • *審査の結果によってはご利用いただけない場合があります

※引用元:みずほ銀行公式HP「みずほ銀行カードローン商品詳細」より

みずほ銀行の口座開設が必要

みずほ銀行カードローンに申込む際には、みずほ銀行の口座が必要となります。

口座を持っていない方は、カードローンの申し込みと同時に口座開設を申込むことが可能です。

みずほ銀行の口座を持っていない人にとっては手間が増えるように感じますが、必須条件なので必ず開設しましょう。

また、給与の振込や毎月の支払い口座をみずほ銀行に設定しておくことで、個人の収入と支払い状況をみずほ銀行へ示すこともできます。

前もってみずほ銀行の口座を開設しておき、カードローンを利用したいときに上手く活用する方法もおすすめです。

みずほ銀行カードローンの審査に通るには?

みずほ銀行カードローンの審査に通るには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

これから申し込む方は、ぜひチェックしてください。

働き始めたばかりの人は3ヵ月以上勤務してから申込む

みずほ銀行カードローンの申込条件には、安定継続した収入が含まれています。

具体的にどのくらいの期間を安定とするのか判断に迷いますが、働き始めたばかりの方は3ヵ月以上の勤務期間を目安にすると良いでしょう。

働く期間について短期・長期などといいますが、明確な基準が設けられているわけではありません。

ただ、一般的な求人は短期なら1~3ヵ月程度を指し、長期は3ヵ月以上もしくは6ヵ月以上を指す傾向にあります。

企業によっても認識が異なりますが最低でも3ヵ月以上の勤務期間を推奨、できれば6ヵ月以上の勤務期間があるとより良いでしょう。

カードローンやクレジットカードの支払いを滞納せず、毎月支払うことが大事

他社のカードローンやクレジットカードの支払いは、少額でも毎月遅れることなく支払うことが大事です。

みずほ銀行カードローンでは、審査の段階で返済能力を複数の方法で確認することに加え、融資後も定期的に確認しており、かなり厳しくチェックしています。

そのため、他社のカードローンからの借り入れや、クレジットカードの支払いはしっかり管理して滞納させないよう注意が必要です。

他行・他社で滞納がある場合は、カードローンの審査通過の可能性が低くなるからです。

みずほ銀行カードローン審査の流れ

みずほ銀行カードローンの利用を考えている方は、審査の流れを知っておくと在籍確認についても把握できるメリットがあります。

審査では申し込み内容が事実であることを確認するため、本人確認や職場への在籍確認が行われます。

大まかな審査の流れ

[ptimeline color=”green”][ti label=”STEP1″ title=”確認”]申し込み内容の確認[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”在籍確認”]申し込み者の勤務先へ電話連絡[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”信用情報確認”]申込者の信用情報を確認[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”審査結果お知らせ”]合否を確定し、申し込み者へ知らせる[/ti] [/ptimeline]

みずほ銀行カードローンの審査は、申し込み内容の確認とともに在籍確認・個人信用情報の確認が行われた後、審査結果を申込者へと連絡する流れとなっています。

インターネットによる申し込みの場合は、審査結果は申し込み時に仮入力したメールアドレス宛に届くので、定期的に迷惑メールも確認しましょう。

ちなみにみずほ銀行カードローンでは、審査に落ちたとしてもその理由は公開しません。

問い合わせても教えてもらえることはないので、事前に審査に通る人の特徴や審査に落ちやすい人の特徴をチェックして備えることをおすすめします。

みずほ銀行カードローンの審査に通る人の特徴

みずほ銀行カードローンの審査は、どのようなことが大切なのでしょうか。

1)信用情報がキレイなこと

まず、個人の信用情報に滞納などの金融事故の記録がないことが、とても重要なチェックポイントになります。

そのため、審査に通りやすい人の特徴として挙げるなら、これまでの与信取引における信用が厚く、金融事故の記録がないことが挙げられます。

他行のカードローンや消費者金融のカードローンでも同じことが言えますが、みずほ銀行ではより厳しい目線で見ていると考えて良いでしょう。

2)総量規制を超えた借入をしている(または超えそう)

また、みずほ銀行カードローンへ申し込む時点で他カードローンからの借り入れがある方は、総量規制に引っかかっていないことも審査に通るために重要です。

総量規制とは、貸金業法で定められている「消費者金融やクレジットカードのキャッシングからの借入合計金額が年収の1/3を超えて貸し付けてはいけない」という決まりです。

例えば、年収が300万円の方なら100万円を超える貸し付けはできません。

また、総量規制ギリギリの借入も審査に落ちる可能性が高いため、できれば他社からの借り入れがない方が審査に通りやすいと言えるでしょう。

みずほ銀行カードローンの審査に落ちやすい人の特徴

みずほ銀行カードローンの審査に通りやすい人の特徴が分かったところで、反対にどんな人が審査に落ちやすいのかもチェックしていきます。

申し込みを検討している方は申し込む前に一度確認しておくことがおすすめです。

当てはまる項目がある場合は、今から対策をすると良いでしょう。

【みずほ銀行カードローンの審査に落ちやすい人の特徴①】過去にみずほ銀行やオリコカードの利用でトラブルがあった人

みずほ銀行カードローンの保証会社は、株式会社オリエントコーポレーションです。

直近5年間に、みずほ銀行や株式会社オリエントコーポレーションが発行するオリコカードなどで金融事故を起こしたことがある方は、審査に落ちやすいと言えるでしょう。

みずほ銀行カードローンでは、審査の際に信用情報を必ず確認しているほか、自社で過去にトラブルがあったかを確認しています。

支払いや返済の遅れはもちろん、滞納やカードの強制退会などが過去にあれば、審査に落ちる可能性は非常に高いです。

昔みずほ銀行やオリコカードでトラブルがあった人は、他のカードローンへ申し込むと、可能性があるかもしれません。

【みずほ銀行カードローンの審査に落ちやすい人の特徴②】申込内容に嘘の申告があった

審査では、本人確認と申込内容に違いがないかどうかを確認します。

申込内容と事実が異なる場合は審査に落ちる可能性が高まり、仮にギリギリで審査に通ったとしても融資額が減額されるなどの措置が取られます。

特に、本人確認書類の内容や勤務先情報、収入に関して嘘の申告をした場合は、問答無用で審査落ちになる可能性もあるのでやめておきましょう。

申込条件をクリアしているなら申込内容は正しい情報を申告するとともに、間違いがないか十分に確認した上で提出することが大切です。

【みずほ銀行カードローンの審査に落ちやすい人の特徴③】申し込み時点ですでに他社から借り入れが複数社あり安定収入が認められない

みずほ銀行カードローンへの申し込み時点で、すでに複数社から借り入れがある方も審査に落ちやすいです。

総量規制にひっかかっている方は審査に通らないほか、多重債務に陥っているのではないかという心象を与えかねません。

他社からの借り入れがあったとしても、毎月きちんと返済できている場合やあと少しで完済できる場合は、先に返済を優先することを検討していきましょう。

また、みずほ銀行カードローンでは審査通過の目安となる年収額には触れていませんが、申込条件として安定継続した定期収入を強調しています。

消費者金融のカードローンならパートやアルバイトでも申し込みができるところもある中で、みずほ銀行カードローンの申込条件にはパートやアルバイトについての記載はありません。

こうした違いを考えると、パートやアルバイトでは安定継続した収入とは認められる可能性が低く、審査に落ちやすいと解釈できます。

他カードローンを完済するか、パートやアルバイトの人は少なくとも1年以上同じ勤務先で働いた実績を作っておくことのがオススメです。

みずほ銀行カードローンは審査厳しめだが、条件さえクリアすれば怖くない

みずほ銀行カードローンは、メガバンクが運営するカードローンとして認知度と人気が高いことが特徴です。

カードローンの成約率は公開していないものの、一般に銀行系のカードローンの審査は消費者金融よりも厳しい傾向があります。

ですが、みずほ銀行カードローンの申込条件をクリアすることや、個人信用情報に金融事故の記録がないことなど、ポイントを押えていれば審査を恐れることはありません。

みずほ銀行をメインバンクにして、日ごろの固定費の支払いやクレジットカード利用料金の支払いをすることで、みずほ銀行へ取引状況を示すことも1つの方法です。

申込む前に、この記事で紹介した審査に落ちる原因に当てはまらないことを確認したうえで、みずほ銀行カードローンへ申し込みましょう。