
SMBCモビットと聞くと、ほとんどの方はカードローンの会社かな、と思うかもしれません。
しかし、実はSMBCモビットはカードローンだけでなく、クレジットカードも提供しているのです。
そのクレジットカードが、「Tカード プラス(SMBCモビット next)」です。
名前にTカードと入っているので、付与されるのはTポイントであることが想像できるでしょう。
では、その他にどのような特徴があるのでしょうか。
また、Tカード プラス(SMBCモビット next)がどのような人におすすめなのかも気になるところです。
そこで本記事では、SMBCモビットのクレジットカード「Tカード プラス(SMBCモビット next)」について徹底解説します。
基本情報や付帯サービスなどはもちろん、クレジットカードを作るときの流れについても解説するので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
SMBCモビットのクレジットカード「Tカード プラス(SMBCモビット next)」ってどんなカード?
SMBCモビットはカードローンの会社です。
カードローンとクレジットカードは用途が全く異なります。
- カードローン:限度額の範囲内で利息付きでお金を借りて、自由に使える
- クレジットカード:商品代金の支払いを一時的に立て替えてもらう
このように、カードローンとクレジットカードは異なる商品なのですが、この2つのサービスを1つのカードで使えるのが「Tカード プラス(SMBCモビット next)」です。
では、SMBCモビットが発行するクレジットカード「Tカード プラス(SMBCモビット next)」の基本情報を見てみましょう。
年会費 | 永年無料 |
ショッピング補償 | 年間100万円までのお買物安心保険海外でのご利用および国内でのリボ払い・分割払い(3回以上)のご利用のみ対象。 |
利用可能枠 |
|
お支払い方法 | 1回払い/2回払い/ボーナス一括払い/リボ払い/分割払い |
お支払い日 | 15日締め10日払い |
国際ブランド | Mastercard |
ポイントサービス |
|
ポイント還元率 | 0.50~0.90% |
追加カード | ETCカード、家族カード |
付帯保険 | ショッピング |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
このTカード プラス(SMBCモビット next)は、三井住友カードが発行しているクレジットカードで、機能的な1枚として注目を集めています。
では、Tカード プラス(SMBCモビット next)に付帯されている機能とはどのようなものなのか、見ていきましょう。
機能1.ローンカード
1つ目の機能は、ローンカードです。
カードローンで借りたお金を現金として引き出したい時は、一般的にローンカードを使ってATMから借り入れや返済を行います。
Tカード プラス(SMBCモビット next)には、ローンカードの機能があるのです。
クレジットカードにはキャッシングというサービスがついていますが、Tカード プラス(SMBCモビット next)はキャッシング枠があらかじめ付いているイメージです。
利用方法は通常のローンカードと同じなので、SMBCモビットなどのカードローンを利用したことがある人は十分使いこなせるでしょう。
機能2.クレジットカード
2つ目の機能は、クレジットカードです。
Tカード プラス(SMBCモビット next)の国際ブランドはMastercardなので、海外や国内のMastercard加盟店で利用できます。
また、インターネットで買い物をする時の支払いにも利用できるので、非常に使い勝手の良いカードと言えるでしょう。
さらにクレジットカードを利用すれば200円につきTポイントを1ポイント(1円相当)貯めることができ、貯めたポイントはカードローンの返済に利用することも可能です。
機能3.ポイントカード
3つ目の機能は、ポイントカードです。
名前からも分かる通り、Tカード プラス(SMBCモビット next)はTカードとしての役割も担っています。
Tカードの提示で貯まるポイントは200円または100円につき1ポイントです。
また、クレジットカードとして利用すると200円につき1ポイント付与されます。
Tポイント提携店でTカード プラス(SMBCモビット next)をクレジットカードとして使えば、カードの支払いとTカード提示それぞれのTポイントを獲得できます。
Tポイントは、ファミリーマートや蔦屋書店など全国約20,000店で利用可能なので、利便性が高いと言えるでしょう。
SMBCモビットのクレジットカード「Tカード プラス(SMBCモビット next)」を作る流れ
Tカード プラス(SMBCモビット next)を発行するには、まずモビットカードに申し込む必要があります。
その後、クレジットカードの手続きをして発行してもらう流れです。
- STEP1モビットカードの申し込みPC、スマホ、郵送、電話、ローン契約機のいずれかから申し込みができます
- STEP2モビットカードの審査審査時間最短30分
- STEP3モビットカード入会ここから会員専用サービス「Myモビ」が利用可能
- STEP4Tカード プラス(SMBCモビット next)に申し込むMyモビにログインして申し込み
- STEP5Tカード プラス(SMBCモビット next)の審査三井住友カードにて審査
- STEP6Tカード プラス(SMBCモビット next)の発行1週間~10日程度で郵送
細かく見ていきましょう。
ステップ1.モビットカードの申し込み
SMBCモビットの公式サイトから、モビットカードの申し込み手続きを進めることができます。
申し込み方法は、以下の5つです。
- インターネット
- スマートフォン
- 郵送
- 電話
- 三井住友銀行内ローン契約機
また、申込の際は本人確認書類を求められるので、運転免許証や健康保険証などを準備しておくとスムーズです。
ステップ2.モビットカードの審査
申し込み手続きが完了したら、SMBCモビット側が審査を行います。
審査時間は最短30分なので、審査結果が通知されるまで待ちましょう。
ステップ3.モビットカード入会
手続きと審査が完了して問題がなければ、モビットカードを申し込んだその日のうちに融資は受けられるようになります。
モビットカードは入会手続き後、自動契約機から発行することができ、近くに自動契約機がない人は郵送も可能です。
アプリを使ってATMからキャッシングと返済もできるので、急いでいる人はアプリをインストールしましょう。
ステップ4. Tカード プラス(SMBCモビット next)に申し込む
SMBCモビットの会員になると、会員専用サービス「Myモビ」が利用できるようになります。
そしてMyモビにログインすれば、そこからTカード プラス(SMBCモビット next)への申し込みが可能です。
最初にクレジットカードのデザインを選択したら、次の画面に進みTカード プラス(SMBCモビット next)への申し込み手続きを進めていきます。
通常のクレジットカードなら氏名や住所などの記入が必要ですが、すでにSMBCモビットの会員なので入力が一部省略できるのは嬉しいポイントです。
ステップ5. Tカード プラス(SMBCモビット next)の審査
クレジットカードの審査のために、三井住友カードのサイトに移動します。
審査が始まると、自分の携帯・スマホに三井住友カードの担当者から本人確認の電話連絡がかかってきます。
ちなみに、電話は本人確認のためかかってくるだけで、職場への在籍確認の電話はありません。
本人確認が完了したら、最短1時間で審査結果が通知されます。
ステップ6. Tカード プラス(SMBCモビット next)の発行
審査に通過しても、カードローンのように即日で「カード」は発行されません。
手続きが完了して1週間~10日程度で、三井住友カードから自宅にTカード プラス(SMBCモビット next)が届きます。
クレジットカード・ローンカード・Tカードとして自由に使うことができます。
SMBCモビットのクレジットカードを他のクレジットカードと比較
SMBCモビットのクレジットカードは、クレジットカードだけではなくローンカードやTカードとしても利用できるメリットがあります。
一方で、その他のクレジットカードと比較した時、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、同じ消費者金融のアコムが提供しているACマスターカードと比較していきましょう。
カード名 | Tカード プラス | ACマスターカード |
年会費 | 永久無料 | 永久無料 |
国際ブランド | Mastercard | Mastercard |
ポイント還元率 | 0.50% | 0.25% |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay | Apple Pay、Google Pay |
ショッピング利用限度額 | 最大80万円 | 最高300万円 |
追加カード | ETCカード、家族カード | なし |
付帯保険 | ショッピング | なし |
Tカード プラス(SMBCモビット next)とACマスターカードを比較してみると、ショッピング利用限度額はACマスターカードの方が高額であると分かりました。
その他のポイント還元率・スマホ決済・追加カード・付帯保険の項目では、Tカード プラス(SMBCモビット next)の方が優れています。
ちなみに付帯保険のショッピングとは、リボ払い・分割払い(3回以上)で買い物した商品が破損・盗難被害に遭ったとき、年間100万円分まで補償してくれる保険です。
Tカード プラス(SMBCモビット next)には、このような付帯保険も付与されており、本格的なクレジットカードだと言えます。
SMBCモビットのクレジットカード「Tカード プラス(SMBCモビット next)」がおすすめの人
ここでは、SMBCモビットのクレジットカード「Tカード プラス(SMBCモビット next)」がどんな人におすすめなのか、紹介します。
Tポイントを貯めている人
1つ目は、Tポイントを貯めている人です。
Tカード プラス(SMBCモビット next)は、クレジットカードとして利用するとTポイントが貯まります。
公共料金の支払いなど高額な支払いをTカード プラス(SMBCモビット next)で行えば、それだけ多くTポイントが付与されるので、非常にお得です。
普段からTポイントを貯めている人には、ピッタリのクレジットカードでしょう。
SMBCモビットを繰り返し利用する予定がある人
2つ目は、SMBCモビットを長く使うつもりの人です。
Tカード プラス(SMBCモビット next)はローンカードの機能も付帯していますが、SMBCモビットを利用する予定がない人なら、無理に発行する必要はないでしょう。
反対に、SMBCモビットを今後利用していきたい方にとっては、Tカード プラス(SMBCモビット next)は非常に使いやすい1枚です。
カードを増やしたくない人
3つ目は、カードを増やしたくない人です。
Tカード プラス(SMBCモビット next)最大の特徴はクレジットカード・ローンカード・Tカードの3つの機能が備わっている点になります。
本来なら、3枚のカードを持たなければならないところ、たった1枚で済むので財布の中をスッキリさせられます。
SMBCモビットのクレジットカード「Tカード プラス(SMBCモビット next)」のデメリット
最後に、SMBCモビットのクレジットカード「Tカード プラス(SMBCモビット next)」のデメリットを紹介します。
国際ブランドがMastercardのみ
1つ目のTカード プラス(SMBCモビット next)のデメリットは、国際ブランドがMastercardのみである点です。
数ある国際ブランドの中で、Mastercardは世界シェア率は第3位です。
国際ブランド | シェア率 |
VISA | 42.1% |
UnionPay(銀聯) | 29.7% |
Mastercard | 24.6% |
American Express | 2% |
JCB | 1% |
シェア率1位のVISAや、日本ではシェア率の高いJCBが選べないのは痛手です。
特に、海外へ行った際にTカード プラス(SMBCモビット next)が使えない場所が多い点は、大きなデメリットでしょう。
ただし、日本国内では大抵の場所でMastercardが使えるので、海外に行かない方は気にしなくても良いかもしれません。
ショッピング枠が少額
2つ目のTカード プラス(SMBCモビット next)のデメリットは、最大80万円までしかショッピング枠がない点です。
ACマスターカードと比較した際にも触れた通り、Tカード プラス(SMBCモビット next)のショッピング枠は低めとなっています。
支払いの初期設定がリボ払いになっている
3つ目のTカード プラス(SMBCモビット next)のデメリットは、支払いの初期設定がリボ払いになっている点です。
初期設定のままクレジットカードを使うと、1回払いのつもりがリボ払いになってしまい、手数料を払うことになるので、注意しましょう。
もちろん、設定を変更すれば回避できますが、その設定の手間が必要な点はデメリットと言えます。
このようにTカード プラス(SMBCモビット next)は、クレジットカード・ローンカード・Tカードの3役を担う便利なクレジットカードである一方で、デメリットもあります。
これからTカード プラス(SMBCモビット next)を発行する人は、メリットデメリットを両方把握して、お得に利用できるでしょう。