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第030回 クレジットカードのポイント還元で損をしない方法

Q、ポイント還元の為にカードを持つ事はお得なのでしょうか?それとも損なのでしょうか?

A、使い方によって変わりますが、ポイントの為に必要以上の買い物をすると本末転倒です。

最近のクレジットカード会社のトレンドは「ポイント還元」になっています。
銀行の口座振替では得られないサービスなので、会員獲得に大きく寄与しているといえるでしょう。

ポイント還元は、購入した商品価格の割引率を換算して貯め、次回以降のカード利用時に使うサービスです。
航空会社のマイレージに始まり、クレジットカードにも広がっています。
クレジットカードを使うメリットとして、公共料金などをクレジットカード払いにすることで
ポイントも加算されてお得ですと何度かお伝えしてきましたね。
しかし、これは電気やガスなどを供給する側にもメリットがあります。
利用者の銀行口座に必ずしも残高があるとは限らず、不払いになれば督促状を出す必要があり、
コストも手間もかかります。これをクレジットカード払いにすることで、代金はいったんカード会社が立替えますので、
不払いはおこりません。請求がきても支払いまで時間があるクレジットカード決済が大きく注目され、
電気やガス会社もカード会社との取引をはじめました。民間の保険会社もクレジットカード払いを
選択できるようになっています。その後、自動車税や大手の病院などでも導入されるようになりましたね。


 さて、ポイント還元と聞くととても得する気分になりますが、ここでひとつクイズです。

クイズ:
「20%ポイント還元」と「18%引き」
はどちらがお得ですか?
①20%ポイント還元  ②18%引き



20%ポイント還元って20%引きのことと思いがちですが、答えは②。
 1万円の買い物をしたとします。
 20%のポイントがつくと、それで2,000円分の買い物が次回からできます。
 これは1万円で1万2,000円分の商品を買うのと同じことですね。
 1万円÷1万2,000円=83.333・・・% じつは、約16.7%引きです。
 「18%引き」のほうが安い買い物ですね。


家電量販店ではこのような売り方をしている事をよく見かけます。
ポイント還元のお得さに惑わされている消費者は意外と多いのではないかと感じます。
また、ポイントを貯めても有効期限によって失効してしまい、還元を受けれなかったケースも
多くあるのではないでしょうか?ゲームのようにポイントをたくさん貯める事は楽しいですが、
せっかくなのでポイント還元を受けましょうね!その為には還元を受けやすいクレジットカードを選ぶという事も
重要なのではないでしょうか?還元を受ける仕組みが分かりにくいと、面倒です。

クレジットカードの利用はポイント還元を目的とせずに、あくまでもポイント還元はおまけと考えましょう。
そう理解したうえでお得さを利用していくのが正しいマネープランです。

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この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。



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