2020年のオリンピックに向けて訪日外国人を迎え入れるために、様々な取り組みが進められています。
その一つとして、日本政府からも「キャッシュレス化に向けた方策」が公表されました。
日々の生活の支払いをクレジットカードで済ませることが多い外国人旅行客を迎える機会が増えることをきっかけとして、今までは取り扱いのなかった商店街や観光地でもクレジットカードなど、現金以外の決済システムの導入決済端末の導入が急がれています。
新たな進化を迎えている決済方法の中で、クレジットカードや電子マネーに継ぐスマートな決済方法の一つに、スマートフォンのアプリによる決済方法があります。
その中で現在、続々と加盟店を増やしているのが「origami Pay」です。
origami Payは、アプリにいつも使用しているカードを登録しておくと、店頭でスマホのみで支払いを済ませることができるというもので、アプリをダウンロードしておけば、特別に何かに申し込む必要もありません。
また、支払いはクレジットカードを使って行われるので、金銭管理も一つにまとまり、煩わしくなることはありません。
登録できるクレジットカードは現在VISAかMasterCardのみとなりますが、2018年1月25日からセゾンカード・UCカード会員用アプリの「セゾンPortal」「UC Portal」でもorigami Payの運用が開始されました。
セゾンカード・UCカードの会員は、「セゾン Portal」「UC Portal」を経由してorigami Payを使うことで、永久不滅ポイントを貯めることもできます。
現在origami Payを使えるのは、導入している実店舗でのお買い物やアプリ内のマーケットでのネットショッピングの際に使用することができます。
実店舗では、ケンタッキーフライドチキンやLoft、PARCO、ミライザカなどの居酒屋や自遊空間などのインターネットカフェなど、20,000店以上の導入店舗で使用することができます。
全ての店舗で導入されているわけではありませんが、アプリ上で地図から使える店舗を探すこともできるので、目的地や現在地の近くにある店でorigami Payが使えるかどうかを検索してみましょう。
続々と新規加盟店が増えており、アプリ上で簡単に確認することができます。
アプリは無料で利用することができますので、利用したい店舗が導入しているかどうかを確認するために、まずダウンロードをしてみることをおすすめします。
グループ会社だけではなく、個人店で導入している店もあるので、いつも行っているお店や気になっているお店が導入しているか調べてみるきっかけにもしてみましょう。
しかし、コンビニやドラッグストアでも使える楽天edyなどの電子マネーと比べると、加盟店が少ないのが現状です。
気軽に支払いができるものとしてみると、どうしても電子マネーに分がありますが、origami Payが開始してからまだ2年と経っていないため、導入店舗の拡大はこれからに期待が高まります。
Origami Payは、日本企業であるorigami社が運営しているスマホ決済アプリです。
origami Payの使い方は簡単で、
①スマートフォンに「origami」というアプリをダウンロードして、
②お手持ちのクレジットカードを登録し、
③お会計時にアプリを開いて、スマホをかざすだけ。
お財布を取り出す必要もなく、さっと支払いを済ませることができます。
用意する必要があるのはアプリのダウンロードだけで、すでに持っているクレジットカードをアプリに登録しておくだけで、登録・手数料無料で、店舗によっては割引が何度も適用されます。
しかし簡単に使えるだけに、不安になってしまうセキュリティですが、origami Payでは、GMOペイメントゲートウェイ社に業務を委託することで、アプリの運営会社がクレジットカードの情報を管理することがありません。
GMOペイメントゲートウェイ社というのは、クレジットカードの国際セキュリティ基準に準拠している会社で、他にも数多くのスマホ決済やクレジットカード決済などを取り扱っているので、心配はいりません。
Origami Payは、App StoreにもGoogle Playにもアプリが用意されているため、機種に限らず利用することができます。 もちろんApp StoreやGoogle Playを利用できるタブレットなどでも利用可能です。
また、キャンペーン対象店舗の支払いでorigami Payを利用すると、自動的に通常2%オフ、初めての店舗だと5%オフで購入することができます。
キャンペーンの時期と開催店舗もアプリ上で、簡単に確認できるので、毎月確認しておくとお買い物が少しお得になるでしょう。
お支払いをするときは、レジで「origami Payで」支払いをすることを告げ、アプリを立ち上げ、店舗のiPad上に表示されるQRコードをカメラでスキャンするだけで決済をすることができます。
アプリを利用するとき、Bluetoothを起動させておく必要があります。もし忘れていてもアプリが促してくれるので、不審に思わずBluetoothをオンにしましょう。
origamiのアプリ内には、マーケットというオンラインショップが用意されています。
マーケット内の商品を検索したり、ショップや友だちをフォローしておくことで、フィード(更新事項の一覧)からも商品を探すことができます。
選んだ商品は購入することはもちろん、いいねを付けることやコメントを入れること、TwitterやFacebookでシェアをすることもできます。
商品を購入する場合、数量や配送先などの情報を入力し、支払いへと進みます。
マーケットでのお買い物のときには、支払い方法の選択肢が増え、クレジットカード、auかんたん決済(KDDIのユーザーのみ)、デビットカードから選ぶことができ、クレジットカードは、VISA・MasterCardの他に、JCB、アメリカン・エキスプレス・カード、Diners Clubも利用することもできます。
またマーケットでのお買い物では、マーケットでのお買い物に使えるorigamiポイントが還元されます。
オンラインショップでの購入金額の1%がポイントとなり、1ポイント→1円として、origamiマーケット内で利用することができます。
10,000円のものを買った時、100ポイントが貯まり、次回の買い物を100円引きで購入することができるという使い方ができます。
有効期限は購入から1年で、実店舗でのorigami Pay利用時に使うことはできませんが、カード会社以外にも還元があるのはお得です。
origami Payは、購買者としても簡単に使えるものですが、店舗の運営としてもorigami Payをスマートに取り入れることができます。
origami Payは、iPadとインターネット環境があれば、初期費用・導入費用・維持費用が全て無料で利用を始めることができ、決済手数料も一律3.25%と、業界最低水準をうたっています。
既存のPOSやレジと連携することもでき、アカウント取得から通常は3日ほど、最短で即から利用を開始することができます。
中国のネットショッピングモールで有名なアリババグループが提供する、インバウンド決済「Alipay」も導入することができるので、中国からのお客さまが多いというお店はAlipayも検討してみましょう。
また、origami Payはただの決済方法の一つではなく、集客のために利用することもできます。
フィードにお店の情報やお知らせを載せることで、来店を促したり、即時割引を提示することで、リピーターを増やすことができるでしょう。
origamiの公式サイトには、origami Payを導入することがどのような利益につながるのかという具体的な声が載せられているので、自分に近い店舗形態の成功例を確認してみましょう。
ショッピングも、店舗運営も、origami Payをうまく使って、お得でスマートな生活を手に入れていきましょう。