国内クレジットカードで高い知名度を誇るカードの一つが楽天カードです。楽天カードにはゴールドカードがあり、こちらのカードを持っていると空港におけるラウンジサービスが利用できていました。しかし今後同じようにラウンジサービスを受けることができなくなる可能性があるのです。
ラウンジサービスを受けられなくなるといっても、まったく受けられなくなるわけではありません。今まで回数無制限で空港ラウンジを利用することができていましたが、2018年9月1日付で、年に2回まで無料と会員規約が変更になるのです。
- | ラウンジ利用可能回数 |
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現状(2018年7月現在) | 無制限 |
改訂後(2018年9月1日以降) | 年に2回まで無料 |
今まで国内空港ラウンジサービスを回数制限なしで利用が可能でしたが、2018年9月1日から年間2回まで無料と改定になります(一部の海外空港ラウンジ含む)。ちなみに改定日は日本時間で、毎年9月1日から翌年8月31日を1年間とし、この期間中に2回無料ということになっています。
それでは、3回目からはどうなるのかというと、3回目以降は各ラウンジの一般料金にて利用が可能です。例えば、羽田空港 エアポートラウンジでの利用料は、1,080円(税込み)となっています。
ラウンジサービスの利用回数制限ができただけではありません。一方で新サービスの提供が始まります。それは、同日に始まる「トラベルデスク」というサービスです。具体的には、ニューヨーク・ホノルル・パリ・ミラノ・上海など世界38拠点の現地デスクが会員である方の旅をサポートしてくれるというサービスです。
詳細は以下のとおりです。
緊急時の各種ご案内 |
パスポート・カードの紛失や盗難、病気やケガなどの各種ご案内 |
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現地情報のご紹介 |
都市・観光情報など様々な情報のご紹介 |
各種ご予約・手配 |
レストラン・オプショナルツアーのご予約 |
別途費用がかかる場合や、サービス対象外である場合もありますので事前に問い合わせておく方が確実です。それではそもそも楽天ゴールドカードとはどのようなカードか、基本スペックを確認していきましょう。
発行元は、インターネットショッピングサイトの運営をはじめとする楽天グループが発行しているクレジットカードです。日本を代表する企業が発行元なので、安心して利用できます。それでは実際に、カードのスペックを確認していきましょう。
申込資格は20歳以上の方ですので、幅広い方が申し込むことが可能です。ただし、ノーマルタイプのカードと比べると、公式ホームページにも記載されていますが「ワンランク上のステータスを持つカード」となっていますので、審査基準はより厳しめのチェックとなるでしょう。
年会費は2,160円(税込み)と有料ですが、一般的なゴールドカードの年会費としては安価なのでコストパフォーマンスが良いカードであるといえます。
更にポイントプログラムが用意されており、ノーマルの楽天カードよりもポイントが貯めやすくなっています。通常は100円利用につき1ポイント付与と、還元率で換算すると1%となります。それに加えて、SPU(スーパーポイントアッププログラム)というシステムが用意されており、登録不要で最大16倍ものポイントが加算されます。
クレジットカードのポイント還元率としては、破格の数字です。ネットショッピングを始め、様々なサービスを提供している楽天グループでしかなしえないサービスと言えるでしょう。
更に海外旅行保険も2,000万円まで付帯しており、海外でのレンタカー費用割引などのサービスも充実しております。一方、セキュリティーも万全で、カード盗難保険なども付帯しているので、国内外問わず、安心して利用できるカードです。
しかし、旅行や出張などで、空港ラウンジを頻繁に利用してきた方にとって、ラウンジの利用回数制限は、やはりデメリットになります。空港ラウンジを心行くまで利用したい方には、これを機にもう一枚のカードを検討すべきでしょう。そしてそのカードの名前は、「アメックスグリーン」です。
アメックスカードは、正式には「アメリカン・エキスプレスカード」の愛称です。世界をまたにかける一流企業なので、実績は十二分といえます。特に海外では、カード犯罪に巻き込まれるリスクも増加します。いざという時のために、信頼して利用できるカード会社を選ぶことは非常に重要なポイントです。
また、アメックスカードは誰でも所持できるわけではありません。定期的な収入があり、厳格な審査に通過しなければ所持できません。ですから、アメックスカードを所持できるということは、一種のステータスを得ることができるということなのです。では、次に楽天ゴールドカードと諸条件を比較していきます。
年会費無料のクレジットカードは、現在では多数発行されています。しかしながら、アメックスカードは世界に通用するカードであり、審査もしっかりしていて、所持していることによって社会的信用度が増す、すなわちステータスを手に入れられるワンランク上のカードです。
必然的に年会費もかかるわけですが、ベーシックなアメックスグリーンカードは、年会費12,000円(税別)となっております。ステータスといえども、高いと思われる方もいることでしょう。しかし、使えば使うほどお得になるポイントシステムがあり、何よりもラウンジ利用権が得られるので、実は非常にお得なカードなのです。
楽天ゴールドカード | アメックスグリーンカード | |
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年会費 | 2,000円(税別) | 12,000円(税別) |
家族カード | 家族カード(年会費:500円 税別) ETCカード |
6,000円(税別) |
ラウンジ利用制限 | 年に2回まで無料 | 無料 |
ラウンジに関しては利用制限だけではありません。利用できるラウンジにも違いがあるので確認していきましょう。
楽天ゴールドカード、アメックスグリーンカード共に利用できる空港ラウンジとしては、国内28空港・海外2空港があります。しかし、アメックスグリーンカードは、付帯のプライオリティ・パスというサービスに事前登録しておくことによって、国内外合計1,000箇所以上の空港VIPラウンジを利用できるようになるのです。
国内外様々な空港にてラウンジを利用したいという方には、プライオリティ・パスが付帯するので、より多くの空港ラウンジを利用できるアメックスグリーンカードが良いでしょう。
楽天ゴールドカード | アメックスグリーンカード | |
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空港ラウンジ | 下記国内28空港・海外2空港の空港ラウンジ 新千歳空港/函館空港/青森空港/秋田空港/仙台空港/羽田空港/成田国際空港/新潟空港/富山空港/中部国際空港/小松空港/大阪国際空港(伊丹空港)/関西国際空港/神戸空港/岡山空港/広島空港/米子空港/山口宇部空港/高松空港/松山空港/徳島空港/北九州空港/福岡空港/長崎空港/大分空港/熊本空港/鹿児島空港/那覇空港/ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧・ホノルル国際空港)/韓国 仁川国際空港 |
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空港VIPラウンジ | 利用不可 |
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カード入会後に、事前に「プライオリティ・パス・メンバーシップ」への登録が必要となります。
アメックスのポイントプログラムが適応され、還元率にすると1%となります。旅行費用や、旅行先での利用はもちろんのこと、普段のスーパーやコンビニエンスストアでの利用などの際にも使えます。ですから、使えば使うほどにお得になるシステムとなっています。
楽天ゴールドカードのポイント還元率が高いのは、楽天市場や提携先でカードを利用した時のみ高還元率となります。それ以外の利用では、還元率が1%なので、アメックスグリーンカードと比較しても変わりません。ラウンジを自由に利用できるアメックスグリーンカードを検討してみるべきです。
空港ラウンジの利用は、私たちの旅行や出張を快適なものへと変えてくれます。ちょっとした違いなのかもしれませんが、心地よい旅行は大きな思い出となり、プライスレスなものとなります。
確かに年会費はかかりますが、プライオリティ・パス(スタンダード会員)を普通に契約すると日本円で年会費が約10,830円となります。これがアメックスグリーンカードの場合、特典で無料となります。これだけを見ても非常にお得です。ラウンジを利用したいのであれば、アメックスグリーンカードを選んでおきましょう。
ご入会特典入会特典で最大13,000ポイントの獲得が可能!
年会費 | 海外保険 | 国内保険 |
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12,000円+消費税 | 最高5000万円 | 最高5000万円 |
電子マネー | 発行期間 | 利用可能枠 |
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約2週間 | 個別設定 |