アメックスとダイナースのサービスはどこまで違う? 年会費やカード独自の特典を比較して解説


アメックスとダイナース、どちらにしようか迷っている方へ

ステータス性のあるカードを持ちたいと思う方であれば、アメックスとダイナースのどちらのカードを持つと良いか悩まれるでしょう。どちらのカードもステータス性が高いことに違いはありませんが、それぞれのカードでサービス内容に特長があります。そこで、今回のコラムでは両者の年会費や特典などをグレード別に比較しながら紹介していきます。

アメックスグリーンとダイナースクラブカードの比較

アメックスグリーンは12,000+税、ダイナースクラブカードは22,000円+税の年会費がかかるカードです。どちらも家族カードの追加が可能ですが、アメックスグリーンは6,000円+税、ダイナースクラブカードは5,000円+税の年会費がかかります。

本カードの年会費を比較すると、ダイナースクラブカードがアメックスグリーンを大きく上回っているので、ステータス性や特典もダイナースクラブカードの方が充実しています。

アメックスグリーンは、ステータス性のあるカードのサービスや使い勝手はどのようなものなのか知りたい方や、将来的にアメックスのインビテーション制のカードを所持したい方には特におすすめです。

アメックスグリーンでは、最大3年間の有効期限のポイントが100円につき1ポイント貯まります。ただし、一度でも交換すると期限は無制限となります。また、ポイント還元率の高い提携店もあります。貯まったポイントは他社ポイントやマイルに移行したり、商品券やクーポンと交換できます。

カード入会後3ヶ月以内に3回のカード利用(1回1,000円以上の会計が対象)や、合計60万円以上の利用で最大18,000ポイントプレゼントの入会特典でも大量のポイントを獲得することが可能です。ただし、過去にアメックスに申し込み経験のある方は入会特典を受けることができません。(入会特典は2019年10月現在の内容です。)

その他に、国内外の空港ラウンジを無料で利用できたり、海外でトラブルなどが発生した場合に旅行先から日本語で24時間電話サポートを受けられる、ツアー代金や国際航空券をアメックスグリーンで支払った場合に最高5,000万円まで補償される海外旅行傷害保険が付帯されるといった、安心して快適な旅行ができるサービスが特長です。

ダイナースクラブカードはアメックスゴールドとステータス性が近く比較しやすいので、アメックスゴールドと比較する方が特長などが分かりやすいでしょう。アメックスゴールドとダイナースクラブカードについては下記で解説していきます。

アメックスゴールドとダイナースクラブカードの比較

〈本カード・家族カードの年会費〉

アメックスゴールドの年会費は29,000円+税、ダイナースクラブカードは22,000円+税なので、本カードはダイナースクラブカードの方が安いです。どちらのカードも家族カードの追加が可能で、アメックスゴールドは1枚目無料、2枚目以降は12,000円+税、ダイナースクラブカードは枚数にかかわらず、5,000円+税の年会費がかかります。

〈ポイントについてと移行に関する費用〉

アメックスゴールドもダイナースクラブカードも、カード利用100円につき1ポイント貯まります。

どちらのカードも2019年10月現在、入会後3ヶ月以内のカード利用で最大30,000ポイント獲得できる入会特典を用意しています。入会特典で30,000ポイント獲得するには、アメックスゴールドでは入会後3ヶ月以内に60万円以上、ダイナースクラブカードでは50万円以上カード利用することが条件です。

ポイントは人気アイテムや提携ポイントとの交換、マイルへの移行が可能ですが、移行先によってはポイントをマイルに移行するのに参加が必要なプログラムへの参加費がかかります。

マイルに移行する場合、アメックスゴールドではANAに移行するのに5,000円+税の年間参加費がかかりますが、ANA以外では参加費は不要です。一方、ダイナースクラブカードではどのマイルに移行する際にも6,000円+税の年間参加料がかかります。

移行可能なマイル数にも違いがあり、アメックスゴールドは15種類、ダイナースクラブカードは5種類に対応しています。

アメックスゴールドはANA以外のマイルに移行する場合は参加費がかからず、ANAに移行する場合でもダイナースクラブカードよりも参加費が安いこと、また、対応しているマイル数が多いことから、様々な航空会社のマイルを貯めている方には魅力的でしょう。

〈空港ラウンジ〉

アメックスゴールド、ダイナースクラブカード共に空港ラウンジをお得に利用できるサービスを用意しています。

アメックスゴールドでは、カードと利用当日の搭乗券の提示で国内外29の空港ラウンジをカード会員と同伴者1名まで無料で利用できます。

また、国内外1,200以上の空港VIPラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」の登録に通常99米ドルかかるところ、本会員と家族会員は年会費無料で登録でき、1回32米ドルの利用料が年2回まで無料となります。

ダイナースクラブカードにはプライオリティ・パスの優待はありませんが、本会員・家族会員共にカードと利用当日の搭乗券の提示で国内外の空港ラウンジを無料で利用できます。ただし、同伴者は必ず利用料がかかります。

〈旅行傷害保険〉

アメックスゴールドはツアー代金や国際航空券をカードで支払うと、本会員には傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円、家族会員には傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円、カード会員の家族には最高1,000万円の海外旅行傷害保険が付帯されます。

本会員と家族会員には傷害治療費用保険金と疾病治療費用保険金最高300万円、カード会員の家族には最高200万円、本会員・家族会員・カード会員の家族に賠償責任保険金最高4,000万円の補償もあります。

ツアー代金などをアメックスゴールドで支払っていない場合でも、本会員には最高5,000万円の傷害死亡・後遺障害保険金、最高200万円の傷害治療費用保険金と疾病治療費用保険金が、カード会員の家族には最高1,000万円の傷害死亡・後遺障害保険金の海外旅行傷害保険が自動付帯されます。

国内旅行傷害保険も付帯されますが、アメックスゴールドで宿泊施設や公共交通機関の料金、ツアー代金を支払った場合のみ適用されます。

補償対象はカード決済した宿泊施設の火災・爆発による事故や交通機関利用中の事故、ツアー参加中の事故で傷害を負った場合です。傷害死亡保険金と傷害後遺障害保険金が本会員と家族会員は最高5,000万円、カード会員の家族は最高1,000万円補償されます。

ダイナースクラブカードも海外旅行保険と国内旅行傷害保険が付帯されます。本会員・家族会員共に傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円の海外旅行保険が自動付帯されています。

ダイナースクラブカードでツアー代金や公共交通機関の料金を支払った場合、傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円の海外旅行保険が加算されるので、海外旅行保険では最高1億円補償されます。傷害治療費用と疾病治療費用は300万円、賠償責任は1億円自動付帯されています。

ツアー代金や公共交通機関の料金をカードで支払うことで、最高1億円の国内旅行傷害保険が付帯されます。通院で日額3,000円、入院で日額5,000円、手術で5万円・10万円・20万円(手術の種類に応じて)補償されます。アメックスゴールドには通院・入院・手術に関する補償はありません。

〈審査難易度〉

アメックスゴールドは20歳以上で申し込み可能で、審査に通過する年収の目安は300万円以上とされています。ダイナースクラブカードは27歳以上に入会資格があり、年収は500万円以上必要とされているため、年齢と年収の基準を考慮すると、ダイナースクラブカードの方が審査難易度は圧倒的に高いとも言えます。

アメックスプラチナカードとダイナースクラブプレミアムカードの比較

〈本カード・家族カードの年会費〉

アメックスプラチナカードもダイナースクラブプレミアムカードの年会費も130,000円+税で共通です。家族カードの年会費は、アメックスプラチナカードは4枚まで無料、ダイナースクラブプレミアムカードは、枚数に関係なく無料です。

〈ポイントと移行に関する費用〉

アメックスプラチナカードはカード利用100円につき1ポイント、ダイナースクラブプレミアムカードは国内・海外問わずカード利用100円につき2ポイントでしたが、2019年9月16日以降国内でのカード利用は100円につき1.5ポイントとなりました。(海外での利用は100円につき2ポイントのままです。)

ただし、2022年3月15日までは海外でのカード利用は100円につき2.5ポイント獲得することができます。国内でのポイント還元率が下がりましたが、ダイナースクラブプレミアムカードの方がアメックスプラチナカードよりも依然として還元率は高いです。

貯めたポイントの交換先や移行先はアメックスゴールド・ダイナースクラブカードと共通ですが、アメックスのポイントをマイルに移行する際の移行レートがアップする「メンバーシップ・リワード・プラス」の年間参加費が、通常3,000円+税のところ、アメックスプラチナカードでは無料となります。

ANAに移行する際の手数料が5,000円+税かかることはアメックスゴールドと変わりません。

ダイナースクラブカードではマイルに移行するのに6,000円+税の参加料が必要ですが、ダイナースクラブプレミアムカードでは参加料無料で移行することが可能です。

2019年10月現在、アメックスプラチナカードでは入会特典を用意しています。入会特典では入会から3ヶ月以内に合計50万円以上のカード利用で20,000ポイント、100万円以上のカード利用でさらに20,000ポイントプレゼントされるので、最大40,000ポイント獲得できます。

〈旅行傷害保険〉

アメックスプラチナカードに付帯される旅行傷害保険は、アメックスゴールド以上に充実しています。ツアーや公共交通機関の料金をアメックスプラチナカードで決済した場合、海外旅行・国内旅行共に最高1億円の傷害死亡・後遺障害保険金が本会員に補償されます。

カード決済していない場合、国内旅行は補償されませんが、海外旅行は最高5,000万円の傷害死亡・後遺障害保険金が補償されます。

海外旅行の傷害治療費用保険金や疾病治療費用保険金は最高1,000万円、賠償責任保険金は最高5,000万円補償されます。アメックスゴールドには通院・入院・手術に関する国内旅行傷害保険が付帯されていませんが、アメックスプラチナカードには通院保険金が日額3,000円、入院保険金が日額5,000円、手術保険金が最高20万円補償されます。

ダイナースクラブプレミアムカードでは海外旅行・国内旅行共に本会員に傷害死亡・後遺障害保険金が最高1億円補償される旅行傷害保険が自動付帯されます。

海外旅行の傷害治療費用保険金と疾病治療費用は1,000万円、賠償責任保険金は1億円が自動付帯です。国内旅行の通院保険金日額3,000円、入院保険金日額5,000円、手術保険金5万円・10万円・20万円(手術の種類に応じる)の補償も自動付帯されます。

〈プロテクション〉

旅行傷害保険以外にもキャンセルプロテクションやリターンプロテクションなど、カードに付帯される補償はいくつかあります。

アメックスプラチナカードにはキャンセルプロテクションやリターンプロテクション、ショッピングプロテクションやホームウェアプロテクション、個人賠償責任保険などが付帯されます。

キャンセルプロテクションでは、キャンセル費用を補償されます。リターンプロテクションでは、商品を購入店に返品できない場合に払い戻し請求できます。ショッピングプロテクションでは購入した商品が破損した場合に、ホームウェアプロテクションでは家電などが破損した場合に補償を受けることができます。

居住している住宅の所有・使用・管理や日常生活中に事故が発生し、他人に法律上の賠償責任を負った場合の保険金が支払われる個人賠償責任保険も備えています。

ダイナースクラブプレミアムカードにはキャンセルプロテクションやショッピングリカバリー(アメックスのショッピングプロテクション相当)、賠償責任保険付き交通事故傷害保険などが付帯されます。

旅行傷害保険以外の保険はアメックスプラチナカードの方が充実していますが、交通事故傷害保険はダイナースクラブプレミアムカードのみです。

アメックスとダイナース全体の比較

アメックスもダイナースクラブも利用限度額に一律の制限がないのが特長ですが、高額の利用が予定される時などに利用可能額が分からず決済できるか心配な方もいらっしゃるでしょう。

そこで、アメックスでは事前入金することで、入金した金額分を追加で利用できるようになります。ダイナースにはこのようなサービスはありませんが、アメックスでは対応していないキャッシングを国内外で利用することが可能です。

どちらもステータス性のあるカードですが、アメックスはApple Payでの決済にも対応していることや、ダイナースよりも対応しているマイルの種類が多いことなどから、世間での認知度が高いことが予想されるので、ステータスを示したい方にはアメックスがおすすめです。

カードの特典などを比較してアメックスとダイナースを検討しよう

アメックスは貯めたポイントを交換できるマイルが多いこと、Apple Pay決済にも対応しているので、マイルを貯めていてクレジットカード以外での決済も多い方にはアメックスがおすすめです。

ダイナースクラブは本会員・家族会員共に国内外の空港ラウンジを回数制限なく無料で利用できたり、プレミアムカードでは自動付帯される旅行傷害保険の保険金額が高いといった特長があります。空港ラウンジを利用する機会が多い方や、旅行中の万が一の事態に備えたい方にはダイナースクラブがおすすめです。

それぞれの特典などを比較して、ご自身にとって利用しやすく魅力的だと感じるカードを選びましょう。



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監修ファイナンシャルプランナー紹介