近年、キャッシュレス決済に対応する店舗やサービスが増え、中には新幹線のネット予約やイベントのチケット購入など、カード決済にしか対応していないものもいくつかあります。
そのため、クレジットカードを持っておらず困った経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
後払い式のクレジットカードには少し抵抗がある…という方や、学生のためクレジットカードを作ることができないという方には、事前に現金をチャージすることでクレジットカードと同様にカード決済が可能になるプリペイドカードがおすすめです。
プリペイドカードには大きく分けて2つの種類があります。
使い切り型プリペイドカードは、券面に記載された金額を該当の店舗などで決済に使うことができるカードで、使い切った後は再度決済に利用することはできません。
一方で、チャージ型プリペイドカードは、現金をあらかじめチャージしておくことでチャージ分までの金額を決済に使うことができるカードで、使い切ったあとも再びチャージをすれば何度でも繰り返し使うことが可能です。
チャージする金額やタイミングも自分で決めることができるため、クレジットカードやデビットカードだとつい使いすぎてしまう…という方にもおすすめです。
チャージ型プリペイドカードの中には、VISAやMastercard、JCBなどの国際ブランドが付いたプリペイドカード(ブランドプリペイドカード)があります。
ブランドプリペイドカードであれば、日本国内はもちろん、海外での決済にも利用することができます。
チャージしておけば事前に通貨両替を行う必要はなく、クレジットカードと同様に加盟店でカード決済をすることが可能です。
また、万が一紛失や盗難のトラブルに遭った場合にも、チャージした金額以上を不正利用されることはありませんので、その点はクレジットカードよりも安全であるといえます。
ブランドプリペイドカードにも様々な種類があり、国際ブランドや発行元によって、使える加盟店や還元率、チャージ方法などが異なります。
そこで、人気のブランドプリペイドカードの還元率や申し込み条件などを比較しました。
カードフェイス |
---|
Visaプリペ |
au PAY プリペイドカード |
dカードプリペイド |
Kyash Card |
ANA JCB プリペイドカード |
国際ブランド | 還元率 | 申込条件 | チャージ方法 | オートチャージ設定 |
---|---|---|---|---|
0.25% | 満6歳以上(小学生以上)の方 | インターネットバンキング、 クレジットカード、 セブン銀行ATM、 ローソン店頭 |
〇 | |
0.5% | au回線を持っている方、 または満15歳以上の方 ※au PAYの利用開始、 auじぶん銀行口座の作成、 口座と紐づいたau IDの作成が必要 |
au PAYアプリ/au PAY WEBサイト、 auショップ/au Style店頭、 セブン銀行ATM、 ローソン銀行ATM、 ローソン店頭 |
〇 | |
0.5% | 12歳以上(中学生以上)の方 ※dアカウントの作成が必要 |
ローソン店頭、 電話料金合算払い、 クレジットカード、 インターネットバンキング、 セブン銀行ATM |
- | |
1% | 日本国内に居住し、 本人確認ができる方 (年齢制限なし) |
口座振替、 入金専用口座への振り込み、 インターネットバンキング、 セブン銀行ATM、 コンビニ店頭 |
〇 | |
0.5% | 日本国内在住で、15歳以上の方 (中学生を除く) |
コンビニ店頭、 JCBカード、 銀行口座、 WEBコンビニ |
- |
このように、ブランドプリペイドカードには小学生などの子供から持てるものも多くあります。
還元率の高さでは利用額の1%分のポイント還元のKyash Cardがおすすめです。
しかし、ポイントには期限があるため、せっかく貯めていても有効期限切れしてしまうのが心配という方や、ポイントを交換するのが面倒という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方には、ポイントではなくプリペイドカードに直接残高として還元されるVisaプリぺがおすすめです。
さらに、Visaプリペは別途アカウントや口座などを作成する必要もなく、登録可能な電話番号またはメールアドレスさえあれば、6歳以上の方は誰でも簡単に申し込み可能です。
三井住友カードが発行するプリペイドカードには「三井住友VISAプリぺイド」と「Visaプリぺ」があります。
三井住友VISA プリペイド |
カード名 | Visaプリぺ |
---|---|---|
満18歳以上の方 | 申し込み 条件 |
満6歳以上 (小学生以上)の方 |
204円(税込) ※発送手数料 448円(税込) |
発行手数料 | 無料 |
2,000円(税込) ごとに1ポイント (還元率0.05%) |
還元率 | 利用額の0.25% |
Visaプリぺは2020年3月にリニューアルされたプリペイドカードで、三井住友VISAプリペイドと比較すると、還元率や申し込み条件だけではなく、券面デザインも変更されています。
変更後のカードデザインは、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどのカード情報が裏面に記載されているため、情報の盗み見などを防ぐ安全なデザインです。
また、VisaプリぺではVisaタッチ決済が可能になっており、他のクレジットカードやプリペイドカードのようにカードを読み取り機に差し込む必要がありません。
プリペイドカードと現金とを併用して支払いをすることは、原則不可とされています。
ただし、加盟店によっては併用に応じてもらえるケースもありますので、どうしてもカードと現金とを併用したいという場合は、必ず支払い前に併用が可能かどうかを確認するようにしましょう。
プリペイドカードをしばらく使う予定がない、解約を考えているなどで、プリペイドカードにチャージした残高を全て使い切っておきたいという場面もあるかと思います。
しかし、プリペイドカードに半端な金額の残高が残っていると、うまく使い切ることができない場合があります。
そんな時には、下記の方法で半端な残高を使い切ることが可能です。
上でも解説した通り、「プリペイドカードと現金の併用」が可能な店舗は限られています。
スーパーやコンビニでは対応不可の店舗も多いため、必ず可能かどうか確認を取ってから支払いをするようにしましょう。
「加盟店のポイントと併用して支払う」とは、TポイントやPontaポイント、楽天ポイントなど、支払いに充てることができるポイントとプリペイドカードとを併用して支払うことです。
提携先のポイントが貯まっている場合は、ぜひこの方法で残高を使い切ることをおすすめします。
ただし、TポイントはTポイント提携店、PontaポイントはPontaポイント提携店でしか使えませんので、利用したい店舗が提携店かどうか、事前に必ず確認するようにしましょう。
支払い時に「プリペイドカードとポイントを併用したい」という旨を伝えるとスムーズです。
Visaプリぺは三井住友カードのプリペイドカードの中でも新しく、お得で安全なカードとしておすすめできる1枚です。
しかし、中にはプリペイドカードとクレジットカード、どちらを持つか悩まれている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、「本当にプリペイドカードはお得なのか」「クレジットカードと比較したプリペイドカードのメリット・デメリットは何か」という点について解説します。
Visaプリぺは「簡単に作れる」「安全に使える」点が何よりも魅力のプリペイドカードです。
クレジットカードと比較しても、その作りやすさ・使いやすさはVisaプリぺの方が上であるといえます。
「チャージした分だけ使える」という点は現金での買い物と感覚が近いため、後払い式のキャッシュレス決済に抵抗があるという方にもおすすめです。
クレジットカードを申し込む際に避けて通れないのが審査ですが、Visaプリぺの申し込み時に審査はありません。
「満6歳以上(小学生以上)」で「登録可能な電話番号またはメールアドレスがある」という申し込み条件を満たしてさえいれば、誰でもVisaプリぺを持つことができます。
Visaプリぺには、いつでもプリペイドカードの利用制限をWebから設定できる「ご利用コントロール機能」が付いています。海外での利用やインターネットショッピングでのカード利用可否のみを制限することも可能です。
さらに、月の利用金額が設定した金額を上回るとメールで通知する機能も付いているため、子供のプリペイドカードの使いすぎを防ぐことができて安心です。
ネットショッピングでの決済や各種チケット予約など、カード決済にしか対応していないサービスが増えている中で、カードを作れなくて困った経験のある方もいらっしゃるかと思います。
Visaプリぺはクレジットカードを作ることができない中高生の方も審査なしで使うことができるカードですので、クレジットカードの代わりとしてカード決済が可能になります。
Visaプリぺには「満6歳以上(小学生以上)であれば誰でも作れる」という大きなメリットがある一方で、クレジットカードと比較すると少し不便な点もあります。
ほとんどの店舗・サービスでクレジットカードと同様に決済が可能なVisaプリぺですが、下記の店舗では決済ができません。
定額料金が自動引き落としされるサブスクリプションサービスなどに利用することもできませんので、注意が必要です。
三井住友カードの中でも新しくスタンダードな1枚である「三井住友カード(NL)」と比較すると、還元率には2倍の差があります。
三井住友カード (NL) |
カード名 | Visaプリぺ |
---|---|---|
18歳以上の方 (高校生は除く) |
申し込み 条件 |
満6歳以上 (小学生以上)の方 |
永年無料 | 年会費 | 永年無料 |
200円(税込)ごとに 1ポイント (還元率0.5%) |
還元率 (通常) |
利用額の0.25% キャッシュバック |
〇 | Visa タッチ決済 |
〇 |
安全性に特化した券面デザインやVisaタッチ決済機能搭載など、Visaプリぺの強みをそのままに、還元率が2倍以上になるクレジットカードが「三井住友カード(NL)」です。
通常の還元率以外にも、三井住友カード(NL)には多くの利用特典が付帯します。
基本還元率は0.5%と一般的ですが、の利用で獲得ポイントが最大7%※となり、コストパフォーマンスは抜群です。
三井住友カード(NL)には、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。
Visaプリぺには旅行傷害保険は付帯しませんので、海外旅行に行く機会がある方には保険が付帯されたカードがおすすめです。
担保の内容は下記の通りです。
担保項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 (1疾病の限度額) |
50万円 |
疾病治療費用 (1事故の限度額) |
50万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,000万円 |
携行品損害[自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) |
15万円 |
救援者費用 (1年間の限度額) |
100万円 |
全ての担保項目について、事前に旅費等をカードでクレジット決済することが保険の付帯条件となります。
三井住友カード(NL)を発行すると、電子マネーの利用や追加カードの発行も可能になります。
発行できる追加カードは下記の通りです。
ETCカードは初年度年会費無料(2年目以降、前年度一回以上の利用で無料)ですので、ETCカードの発行を検討されている方にもおすすめの1枚です。
三井住友カード(NL)からVisaプリぺにチャージすることは可能ですが、チャージ分はVポイント付与対象外ですので、注意が必要です。
しかし、クレジットカードでのチャージが可能なプリペイドカード自体があまり多くない上、Visaプリぺの場合SMBCが発行するカード以外でのチャージはチャージ手数料がかかってしまいます。
そのため、Visaプリぺにクレジットカードでチャージする場合、チャージに選ぶクレジットカードとしては三井住友カード(NL)が最もおすすめです。
年会費 | ETCカード | 発行期間 |
---|---|---|
永年無料 | 550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料※ |
でカード番号発行※ |
還元率 | 利用可能枠 | ブランド |
0.5%~7%※ | ~100万円 |
下記の条件に当てはまる方には、三井住友カード(NL)をおすすめします。
プリペイドカードよりもポイントプログラムや付帯特典が充実しているため、申し込み条件をクリアしている場合はクレジットカードの方がよりお得です。
お子様にはVisaプリぺ、大人には三井住友カード(NL)と家族で使い分けるのもおすすめです。
三井住友カード(NL)はの期間内に新規入会&ご利用した方限定で、 をプレゼントするキャンペーンを実施中です。
プレゼント内訳 |
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新規入会&スマホのタッチ決済3回利用でのVポイントPayギフトコードをもれなくプレゼント |
三井住友カード(NL)で貯めたVポイントは景品などに交換できるほか、Visaプリぺの残高としてチャージすることもできます。
Visaプリぺは、現在クレジットカードを作ることはできなくても、いずれプリペイドカードからクレジットカードに切り替えたいという方や、クレジットカードとプリペイドカードを併用したいという方にもぴったりの1枚です。