手取り15万円で借金が100万円あっても完済できる?

手取り15万円で借金100万円ある人って返せるの?

生活費や遊興費で現金が足りなくなったときに、継続した収入があれば銀行やカードローンの会社などからお金を借りて、乗り切ることができるでしょう。

しかし、そのときはなんとか乗り切ったけれど、借金をなかなか返せず、手取りが15万円なのに借金が100万円もあるという事態に陥ってしまうことも。

本来、金融会社は返せる金額だけを貸す仕組みを採用していますが、複数の会社から借りていたり、転職などの環境の変化によって返すのが難しくなったりということもあり得ます。

現在借りている金額を返せるのか不安になっている方は、借金と収入のバランスが取れているのかどうかを確認し、どのように返していくのか検討していきましょう。

手取り15万円は年収いくら?

お金を借りる場合、手取り15万円だと借り入れの上限がいくらなのか確認しましょう。

給料の手取り額とは、総支給額から税金や社会保険料が差し引かれた金額で、一般的に総支給額の70~80%ほどになると考えられます。

手取り額が15万円であれば、総支給額は19万円程度となり、ボーナスがない場合で年収を計算してみましょう。

●総支給額(年収):19万×12ヶ月→年収228万円

●1年の額面(手取額):15万×12ヶ月→180万円

借り入れのできる金額は年収の228万円から計算されますが、実際に1年で使える金額は180万円となります。

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総量規制と借金

総量規制とは

金融業者からお金を借り入れる場合、利用者を保護するために「総量規制」という法律があり、賃金業者が貸し出せる金額の上限が年収の3分の1までと決まっています。

手取り15万円で年収が228万円の場合、総量規制で借り入れられる金額は76万円までに制限されるため、100万円の借金は度を超えたものであることがわかります。

利息制限法

利用者の負担を軽減するため、借り入れている元本の金額ごとに、上限の金利が決められています。

融資額 上限金利
10万円未満 年20.0%
10万円~100万円 年18.0%
100万円以上 年15.0%

一つの会社から一回で100万円を借りた場合は、年15.0%となりますが、いくつかの賃金業者から総額100万円を借りている場合は、利息が年18.0~20.0%になっている可能性があります。

また、利息制限法によって、元本の金額に対する上限利息は決まっていますが、延滞や滞納をしたときの遅延損害金は年20%とさらに高くなります。

100万円の借金、これからどうすればいい?

方法1:おまとめローン

100万円を一括で借りた場合、金利の上限は15.0%となりますが、複数の会社から借りている場合は18.0%となっている可能性があります。

年15%と年18%の金利だと、どれくらい金利の差が発生するのか確認してみましょう。

返済回数 年15.0% 年18.0%
24回(2年) 116万3,664 119万8,176
36回(3年) 124万7,940 130万1,472

参考:金融広報中央委員会知るぽると「しっかりシミュレーション」

年15.0%と年18.0%では、2年で完済すると約3万5,000円の差が生じ、3年で完済すると約5万3,000円の差が生じます。

金利だけではなく、複数の会社から借り入れている場合は、会社ごとの返済日や金額をすべて把握しておかなければいけない手間があります。

複数の会社からお金を借りている場合、おまとめローンという商品を利用して、借り入れを一本化することができ、毎月の返済額を減らしたり、返済期日をまとめることができます。

ただし、おまとめローンに申し込む際には、改めて審査が必要となるため、借り入れ状況やそれまでの信用情報などによっては審査に通過できないことも考えられます。

また、おまとめローンでは追加借入をすることはできず、返済期間が長期化しやすいデメリットもあるため、シミュレーションなども利用しておきましょう。

方法2:フリーローンに借り換える

借入先がカードローンや消費者金融の場合、上限に近い金利が設定されていることが多いため、銀行のフリーローンに借り換えることで金利を低くすることができます。

フリーローンの金利は上限が年15.0%ほどのことが多いため、利息を減らすことができます。

フリーローンは追加の借り入れはできませんが、簡単に追加の融資を受けられないため、必ず借金を返す強い意志が持つことができます。

ただ、フリーローンの審査に通過するには、過去に延滞などの金融事故を起こしていないことが条件となるため、注意しましょう。

方法3:債務整理

借金の悩みを解消する術として、債務整理というものがあります。

債務整理とは、一時的に取り立てや督促を止めることができたり、借金の減額や返済義務を免除することができたりする手続きです。

債務整理には、「任意整理」「民事再生」「自己破産」の3つの種類があります。

任意整理

債権者と融資側の間に弁護士が立ち、長期分割の和解などによって返済金額を減らしたり、月々の返済額を減らすことができます。

自己破産とは違い、財産の処分や手続きの期間中に一定の職業に就くことができない制限がありません。

民事再生

借金が返済できないことを裁判所で認めてもらうことで、住宅などの財産を維持したまま、大幅に減額した借金を返済していきます。

自己破産のように借金の全額が免除されることはありませんが、住宅などの高価な財産が処分されることはなく、手続きの期間中一定の職業に就けないということもありません。

自己破産

税金や養育費、罰金などを除いて、借金を一切返済する必要がなくなる自己破産は、生活を立て直すための即効性のある方法です。

ただ、抱えていた借金のすべてがなくなるというメリットの反面、大きなデメリットもあります。

  • 官報に情報が掲載される:国の機関誌として、政令や法律などの公布をする官報に、自己破産をした人の個人情報が載るため、それを見た人に自己破産したことを知られるリスクがあります。
  • 手続きが終了するまで一定の職業に就くことができない:公認会計士、税理士、警備員、宅地建物取引士など、他人の財産を預かったり機密情報を知ることのできるような職業が制限されます。
  • 価値のある財産が処分される:住宅や宝飾品、パソコン、車などの価値のある資産は処分の対象となります。
  • 連帯保証人への影響:借金の連帯保証人がいる場合は自己破産後の借金は連帯保証人が背負うことになります。

債務整理のデメリット

債務整理を行うと、いわゆるブラックリストに登録されることになるため、クレジットカードに加えて車や住宅のローンなどの利用ができなくなります。

ブラックリストに登録されるのは5~10年ほどで、その期間を過ぎれば新しくクレジットカードやローンの申し込みができるようになります。

持っていたクレジットカードは使えなくなりますが、デビットカードや現金でチャージできるコード決済は利用できるため、ネットショッピングが一切できなくなることはありません。

方法4:アルバイトをする

本業だけでは返済することが難しい場合、一時的にアルバイトなどをして、収入を増やす方法があります。

一定の金額を得ることのできる仕事をして、まずは借金を繰り上げ返済などで早めに返し、借金なしで生活ができる手立てを考えていきましょう。

方法5:人に借りて即返す

親や友人など、頼れる人が周りにいれば、その人に一時的にお金を借りる方法が取れます。

親しい人から借りたお金であれば、利息などをかけずにピンチを乗り切ることができます。

しかし、お金のトラブルは人間関係にひびが入りやすいため、事前にいつ頃返せるのかという約束を交わし、しっかりと守って返すことが重要です。

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借金100万円あってもこれだけはダメ!

お金がどうしても必要なのに、どこも誰も貸してくれないときでも、絶対にやってはいけないことがあります。

目の前のことだけに気を取られていると、後から辛いことも起こり得ます。

そうならないためにも、お金の貸し借りはしっかりと管理し、違法なところからは借りないようにしておきましょう。

闇金で借りる

出資法の上限を超える金利で貸し付けを行っている闇金業者は、違法な金融業者です。

闇金業者の多くは、反社会勢力や犯罪組織が運営しており、安全な取引を行うことはできないと覚えておきましょう。

他の金融会社から借りることができなかった方に向けて、「審査なしで即日融資」などの誘い文句を使って法外な高金利でお金を貸し、返済ができなくなると厳しい取り立てを行います。

闇金からお金を借りることで、一時的に返済が助かるかもしれませんが、生活を脅かされる危険性が非常に高いため、闇金に近付くことはしないようにしましょう。

延滞する

返済日にお金を用意できなかいと、会社によっては後日に再度引き落としをしてくれたり、振り込み先を提示してくれたりします。

指定日に口座に入れ損ねていたなどの場合はすぐに返済をすることが重要ですが、返済できない状況の場合は督促の電話や連絡を無視せずに、いつなら返せるか相談しましょう。

怪しい話に乗っかる(バイト、投資など)

インスタグラムやTwitterなどのSNSでは、副業や稼ぎ方の情報を発信している方が多くいますが、簡単に今すぐ大金を稼げるまともな仕事はありません。

犯罪に巻き込まれたり、詐欺に遭ってしまったりということも考えられるため、甘い話には注意が必要です。

まずは借金先に相談しよう

どうしてもお金が足りないときにお金を借りることは、生活のために必要な場合もあります。

借金は絶対にいけないということではなく、ピンチを乗り切るために借りたのに、収入に対して返すことが難しいほどバランスが悪い借り方をしないよう心掛けが重要です。

どれくらいの金額なら、返済に苦しまないのかわからない時には、申し込み先に自分の不安なことを質問してみましょう。

銀行のカードローンや消費者金融では、具体的に聞けばアドバイスをしてもらいやすいため、不安なくお金を借りることができるでしょう。

お金を借りるときは、計画性を持つことが大切です。