中小の消費者金融「セントラル」の審査って甘い?

中小消費者金融のセントラルは、大手消費者金融から融資を受けられなかった人や、初めて消費者金融に申し込む人でも安心して融資が受けられると評判です。

この話だけ聞くと、セントラルの審査は優しそうに感じるでしょう。

しかし、セントラルも消費者金融なので、どんなに審査が優しそうでも必ず通るわけではありません。

では、セントラルの審査にはどうすれば通るのでしょうか?

そもそも、セントラルは聞き馴染みがない中小消費者金融なので、中には「闇金では?」と疑っている方もいるはずです。

そこで本記事では、セントラルの基本情報や審査について解説します。

審査項目や在籍確認の有無はもちろん、審査に落ちやすい人の特徴についてもまとめてみました。

セントラルの審査はゆるい?厳しい?

セントラルは中小消費者金融で、大手消費者金融で受け入れてもらえなかった人でも受け入れています。

しかし、審査に関してはしっかり行っているため、決して「ゆるい」とは言えません。

審査の詳細について、公式サイトには記載がありませんが、それでも年収や職種、勤続年数、家族構成、他社からの借り入れ状況などをチェックしているはずです。

ちなみに、セントラルの公式サイトでは、貸し付け対象者を以下のように明記しています。

20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方

引用:セントラル「貸付条件」

また、よくある質問で「アルバイトなのですが利用できますか?」との質問が掲載されており、それに対して次のような回答をしています。

Q:アルバイトなのですが利用できますか?

A:当社規定の審査の上、自営業、パート、アルバイトの方もご利用できます。

引用:セントラル「はじめてのお客さまへ|よくあるご質問」

消費者金融の中にはアルバイトや自営業のような形態だと、安定した収入があるとみなされず審査を受けられないところがあります。

そう考えると、やはりセントラルの受け口は広いと言えるでしょう。

では、セントラルの商品概要と貸付条件を紹介します。

【商品概要・貸付条件】

商品名 カードローン
契約限度額 1万円~30万円 30万円超~100万円未満 100万円~300万円
貸付利率 4.80~18.0% 4.80~15.0%
賠償額の元本に対する割合 遅延損害金 年20.00%
返済方式 借入残高スライドリボルビング方式
返済回数及び返済期間 最終借入日から最長3年0ヵ月

1~32回

最終借入日から最長4年0ヵ月

1~47回

返済金額※千円単位
  • 1)借入残高が、10万円以下の場合4,000円
  • 2)借入残高が10万円超、20万円以下の場合8,000円
  • 3)借入残高が20万円超、30万円以下の場合12,000円
  • 4)借入残高が30万円超、40万円以下の場合12,000円

以下、借入残高が10万円増すごとに3,000円を追加します。

担保・連帯保証人
  • 担保:不要
  • 連帯保証人:不要
指定紛争解決機関 返済等でお悩みの方は日本貸金業協会貸金業相談・紛争解決センター0570-051-051(受付時間9:00~17:30 休:土、日、祝日、年末年始)

出典:セントラル「貸付条件」

そもそもセントラルって闇金じゃないの?

聞き馴染みがない中小消費者金融だと、「闇金では?」「利用したら危険では?」といった疑問や不安が頭をよぎるでしょう。

しかし、セントラルは闇金ではなく、貸金業に登録された正規の業者です

セントラルの公式サイトでも似たような質問が掲載されていて、次のような回答をしています。

Q:セントラルってどんな会社なの?信頼できる?

A:会社概要セントラルは愛媛県松山市に本社をおく昭和48年創業の消費者金融で、信頼をモットーにお客さまとともに歩んでまいりました。安心してご利用いただきますよう、サポートさせていただきます。

引用:セントラル「はじめてのお客さまへ|よくあるご質問」

会社概要のリンクも貼られており、その情報もしっかりした内容です。

商号 株式会社セントラル Central Co., Ltd
創業 昭和48年
本社 〒790-0013 愛媛県松山市河原町9-2 クロカワビル2F
TEL 0570-038-038
URL http://www.011330.jp
資本金 1億円
代 表 者 代表取締役社長 黒河栄一朗
従業員数 22名(男性11名、女性11名)(2019年8月現在)
事業内容 総合金融業
事業所数 19店舗
所属団体 日本貸金業協会(会員番号:第001473号)
登録番号 四国財務局長(8)第00083号

従業員数は少ないものの歴史があり、しっかりと貸金業としての登録もされていると確認できます。

ちなみに、店舗数は19店舗となっていますが、有人店舗が19か所あるわけではありません。

有人店舗はこのうち1か所で、あとの18か所は自動契約機やATMを設置している店舗です。

闇金かな?と思ったら登録番号をチェック

登録番号とは、正規の貸金業者に対して財務局や知事から発行される番号のことを指します。

登録番号は国から許可が出ないと発行されないため、登録番号がきちんとある業者は安心して利用可能です。

また、ホームページに記載のある登録番号がでたらめでないか心配な場合は、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスを使って検索ができます。

セントラルの登録番号
引用:金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」

セントラルの登録番号を検索したところ、実際にセントラルの情報がヒットしました。

「聞いたことない名前だし、闇金かも?」と思ったら、登録貸金業者情報検索サービスを利用してみましょう。

セントラルの申し込み~審査~契約までの流れ

セントラルへは、次の5つの方法から申し込めます。

  • ネット申し込み(スマホ、パソコン)
  • 自動契約機
  • 有人店舗
  • 郵送
  • コンビニ

中小消費者金融でありながら、自動契約機やコンビニからも申し込めるのは珍しいでしょう。

近くに店舗がある方は店舗から申し込んでも良いですし、そうでない方でもネットやコンビニなどから申し込めるので、自分に合った方法が選べます。

ここでは、ネット・自動契約機・郵送・コンビニを使った申し込みから契約までの流れを紹介します。

ネット申し込み(スマホ・パソコン)

ネット申し込みは、まずセントラルの公式サイトへアクセスします。

公式サイトへアクセスできたら、次の手順で申し込み~契約まで手続きを進めていきます。

[ptimeline color=”green”]
[ti label=”STEP1″ title=”セントラル公式ホームページの「今すぐお申し込み」から必要事項を入力”][/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”セントラルから申し込み完了メールが届く”][/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”審査開始”][/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”審査完了メールが届く”][/ti]
[ti label=”STEP5″ title=”必要書類の提出と契約”][/ti]
[ti label=”STEP6″ title=”融資開始”][/ti]
[/ptimeline]

自宅に居ながら申し込みから契約まで行えるので、忙しい方でも気軽に利用できるでしょう。

自動契約機

自動契約機は、設置されている店舗に足を運ぶ必要があります。

全国展開しているわけではないので、まずは設置場所を確認しておくと安心です。

地域 店舗名 住所 有人店舗 自動契約機 ATM
東京 上野浅草口店 東京都台東区上野7-2-2東叡堂ビル5F
新橋店 東京都港区新橋2丁目9番7号 K-16ビル5階
新宿店 東京都新宿区新宿3丁目23番1号 都里一ビル3階
池袋店 東京都豊島区西池袋1-25-1恩田ビル3F
神奈川 横浜店 神奈川県横浜市西区南幸1-10-17 須賀ビル3F
埼玉 大宮店 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目1-26 第2石井ビル5F
岡山 岡山大安寺店 岡山県岡山市北区高柳西町11-21
倉敷沖新町店 岡山県倉敷市堀南627-3 アルバ倉敷1F
愛媛 河原町支店 愛媛県松山市河原町9-2 クロカワビル1F
南松山店 愛媛県松山市朝生田町1-8-6 徳永弘ビル1F
新居浜店 愛媛県新居浜市徳常町1-22
新空港通り店 愛媛県松山市北斎院町20-2 アーバンビル1F
R56大洲店 愛媛県大洲市新谷友次乙540-1
宇和島店 愛媛県宇和島市栄町港3-6-8 坂本水産ビル1F
香川 レインボーロード店 香川県高松市松縄町1003-2
宇多津店 香川県綾歌郡宇多津町浜5-59-2
高知 南環状百石店 高知県高知市百石町2丁目28番20号

自動契約機のある店舗がお近くにある場合は、以下の流れに沿って進めてみましょう。

[ptimeline color=”green”]
[ti label=”STEP1″ title=”本人確認書類を持参して自動契約機に来店”][/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”自動契約機のガイダンスに従って書類に記入し申し込み手続き”][/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”その場で審査結果がオペレーターから知らされる”][/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”自動契約機のガイダンスに従って契約手続き”][/ti]
[ti label=”STEP5″ title=”セントラルカードの発行”][/ti]
[ti label=”STEP6″ title=”併設されているセントラルATMで融資”][/ti]
[/ptimeline]

自動契約機なら、その場ですぐに審査してくれて結果を通知してくれるので、かなりスピーディーに融資してもらえます。

郵送

郵送で申し込む場合は、専用ダイヤルに連絡して郵送で申し込みたい旨を伝えます。

[ptimeline color=”green”]
[ti label=”STEP1″ title=”セントラル専用ダイヤル「0570-038-038」に電話して郵送で申し込むと伝える”][/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”自宅の住所を伝えて必要書類を送ってもらう”][/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”必要書類を受け取ったら記入”][/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”セントラルに返送して審査を受ける”][/ti]
[ti label=”STEP5″ title=”審査に合格すれば融資スタート”][/ti]
[/ptimeline]

郵送の場合、他の申し込み方法より時間がかかるため、急いでいる方には不向きです。

コンビニ

コンビニを利用する場合は、各コンビニに設置されているマルチコピー機を使います。

具体的な流れは次の通りです。

[ptimeline color=”green”]
[ti label=”STEP1″ title=”ナビダイヤル「0570-038-038」に電話してFAXで申し込むと伝える”][/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”コンビニのマルチコピー機に暗証番号を入力して申込用紙をプリントアウトする”][/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”申込用紙を記入してFAX送信”][/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”審査に合格後、必要書類を提出(アップロード・メール・FAX・郵送)”][/ti]
[ti label=”STEP5″ title=”振込融資もしくは郵送される借入カードで借入”][/ti]
[/ptimeline]

申込用紙は手書きで記入するため、一度自宅に帰って申し込むかボールペンなどを持参するようにしましょう。

セントラルで在籍確認は行われる?

審査の過程で気になるのが、在籍確認の有無でしょう。

セントラルの公式サイトでは、在籍確認に関する記述がありません。

しかし、カードローンの審査では申込者の収入源などを調査しなければならないという法律があるので、在籍確認は間違いなく行っています。

基本的には、電話による在籍確認があると思っておいた方がいいでしょう。

もちろん、電話での在籍確認だったとしてもプライバシーへの配慮は徹底しているため、決して「消費者金融」や「カードローン」といった言葉は使いません。

それでも電話がかかってくるだけで不安なら、個人的にセントラルへ相談すれば会社への電話を避けられる可能性はあります。

申し込んだ直後に専用ダイヤルに電話して、在籍確認を電話ではなく書類で行ってほしいと相談することをおすすめします。

セントラルの審査に落ちやすい人の特徴

最後は、セントラルの審査に落ちやすい人の特徴について解説します。

他社の借り入れを何度も滞納している

セントラルの審査に落ちやすい人の特徴1つ目は、他社からの借り入れを何度も滞納している人です。

消費者金融の利用状況は、信用情報機関と呼ばれる場所で一括管理されています。

そして新たに審査を受けると、申し込みを受けた貸金業者が信用情報機関に情報の開示請求をして、その情報を基に審査を行うのです。

そのため、過去も含めて借り入れを滞納した記録があると、その情報がセントラルにバレて審査に落ちてしまいます。

現在、他社からの借り入れがある場合は、滞納などせずスムーズに返済しておきましょう。

3社以上と契約している

セントラルの審査に落ちやすい人の特徴2つ目は、3社以上と契約している人です。

すでに3社と契約している状態で、新たにセントラルに申し込むと合計4社との契約となります。

一般的に4社以上の借り入れは多重債務者と判断されて、信用情報機関では要注意人物として扱われるのです。

そのため、すでに3社以上の借り入れがある場合は、年収に対して合計の借入額が小額でない限り審査に落ちてしまいます。

多重債務になっている場合、現状を見直して、まずは1~2社の借り入れを完済してから申し込んだ方が良いでしょう。

収入が安定していない

セントラルの審査に落ちやすい人の特徴3つ目は、収入が安定していない人です。

安定した収入とは、一定の収入額が継続的に得られている状態を意味します。

例えば、昨年の年収が600万円でも、今年の年収が200万円では安定しているとはみなされません。

反対に年収350万円が、何年にもわたり継続していれば安定した収入があると判断されます。

ちなみに、セントラルでは長期にわたり安定した収入があれば、雇用形態はアルバイトやパートなどの非正規でもOKです。

もちろん、審査では年収の高さや雇用形態、勤続年数などを総合的にチェックしているので、不安を感じる方は正社員登用に応募してみるなど準備をするのも方法のひとつです。

ただし、転職をすると勤続年数の短さから審査に落ちる恐れがあるので、最低でも1年以上は働いてから申し込みましょう。