イオン銀行はカードローンのほかにも、教育ローン・マイカーローン・教育ローンなど用途に合わせたローンを提供しています。
目的によって種類が選べ、金利も他行より抑えられているのが良いところでしょう。
■イオン銀行で利用できるローンの種類
イオン銀行のローン名 | 金利(実質年率) | 借入上限額 | 借入期間 |
イオン銀行カードローン | 年3.8%~13.8% | 800万円 | 1年ごとの自動更新 ※ローンカード発行日から1年後の応当月約定返済日まで |
フリーローン(目的ローン) | 年3.8%~13.5% | 700万円 | 8年以内 |
自動車ローン(マイカーローン) | 年3.8%~8.8% | 700万円 | 8年以内 |
教育ローン | 年2.80%~3.80% | 500万円 | 15年以内 |
イオンメンバーズローン | 年9.8%または13.5%の固定金利 | 200万円 | 7年以内 |
ソーラーローン | 年2.75%の固定金利 | 1,000万円 | 15年以内 |
リフォームローン | 年2.75%の固定金利 | 500万円 | 10年以内 |
目的ローン(別名:イオンアシストプラン)には、他にペットローン・輝く女性サポートローン・サブカルローン・デンタルローン・自転車ローンがあります。
今回は、このなかでもイオン銀行カードローンとフリーローンに注目をして、それぞれの良さや気になるところ、特徴についてまとめてみました。
イオン銀行の特徴
イオン銀行はイオングループの銀行で、店舗は全国に約140店、ATMは全国のイオンモールやミニストップなどに6,000台以上と、使いやすさが魅力です。
有人店舗は主にイオンショッピングセンターに設置され、一部店舗を除いて午前9時から午後9時まで年中無休で利用できます。
土日に営業していない銀行と比べると、行きやすさもあるでしょう。
そんなイオン銀行では急遽お金が必要となった場面で、便利に使えるカードローンとフリーローンが用意されています。
■イオン銀行カードローン
金利(実質年率) | 3.8%~13.8% |
限度額 | 800万円まで |
申込方法 | Web |
借入方法 | ATM ※1,000円単位で借入 |
返済方法 | 銀行口座振替またはATM |
申し込み対象 |
|
■フリーローン(イオンアシストプラン)
金利(実質年率) | 3.8%から13.5% |
限度額 | 700万円まで |
申込方法 | Web |
借入方法 | 口座振込 ※10万円単位で借入 |
返済方法 | 銀行口座振替(8年以内) |
申し込み対象 |
|
似ている2つのローンですが、下記の比較表で確認すると分かりやすいでしょう。
■イオン銀行カードローンとフリーローンの違い
イオン銀行カードローン | フリーローン (イオンアシストプラン) |
|
借り方の特徴 | 限度額以内で必要な金額をATMから何度でも借入できる | 契約した借入額をイオン銀行口座へ入金 |
イオン銀行の普通預金口座 | 不要 | 必要 イオン銀行普通預金口座がなくても申し込み可。ただし、融資実行までに普通預金口座が必要。 |
借入れ最低額 | 1,000円単位 | 10万円単位 |
借入額 | 10万円から800万円 | 10万円~700万円(10万円単位) |
金利 | 金利年3.8%~年13.8% | 金利年3.8%~年13.5% |
郵送物 | あり ローンカードが郵送されますが、本人のみ受け取れる |
あり イオン銀行の口座開設を行なった場合にキャッシュカードが郵送になる。また契約書の郵送もあり |
返済方法 | ATM、イオン銀行引落、他銀行口座引落 | イオン銀行口座引落 |
申し込み | インターネット・店舗で申し込み 審査後に必要書類をアップロード、契約までWEBで完結(郵送・来店不要) |
インターネットからの申し込み 審査後に契約書と必要書類説明の郵送があり、返送する(来店不要) |
審査から融資までの日数 | 約5日 | 約3週間 |
イオン銀行カードローンはカードを使ってATMから借入ができるのに対し、フリーローンは契約時に決まった金額が口座に一括で振り込まれます。
そのため、カードローンは長期的に借り入れと返済を繰り返したいとき、フリーローンは一度だけお金を借りたいときに利用するのがいいでしょう。
<日本国籍の方>
- 運転免許証
- 個人番号カード(通知カード除く)
- パスポート(公印、写真並びに所持人記入欄のページ)
- 健康保険証
※ 審査の状況によっては、上記以外の書類(例:住民票の写し)をご提出いただく場合があります。
※ ローンカードお受取りの際には運転免許証・個人番号カード(通知カード除く)・パスポートのうち1点ご提示をお願いいたします。
<外国籍の方>
永住権の確認できる在留カードもしくは特別永住権の確認できる特別永住者証明書および本人確認書類(運転免許証、個人番号カード(通知カード除く)、健康保険証)のうち1点をご提出ください。
※ 在留カードまたは特別永住者証明書(変更がある方は両面)
※ 外国籍の方は永住許可を受けていることを確認するために必要になります。
※ ローンカードお受取りの際には運転免許証・個人番号カード(通知カード除く)・在留カード・特別永住者証明書のうち1点ご提示をお願いいたします。
年収を確認できる書類について(①~③のいずれか1点)
審査結果によりご提出をお願いする場合があります。
ご提出いただく書類につきましては、イオン銀行よりお送りするメールでご確認ください。
①源泉徴収票(前年度)
②直近3カ月以内に発行された給与明細2カ月分
③住民税の課税決定通知書
※ 個人事業主、法人代表者の方はお借入れ金額にかかわらず、必要になります。(ご用意いただく書類は③です。)
※ ①②は社名表記のあるものでお願いいたします。
では、それぞれのメリットを見ていきましょう。
イオン銀行カードローンのメリット
イオン銀行カードローンには、以下のメリットがあります。
限度額内で借り入れと返済を繰り返して利用できる
イオン銀行カードローンは、限度額範囲内なら借り入れと返済を繰り返して使うことができます。
例えば限度額が30万円の場合、1万円だけ借り入れることもできれば、30万円を一気に借りることも可能です。
与えられた限度額内であれば、手続きもなくATMから繰り返し利用できるのが大きなメリットでしょう。
ATM手数料が無料
イオン銀行ATMはもちろん、提携のローソンATM・みずほ銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行などでの借り入れと返済の手数料が無料となっています。
普段は提携ATM以外の口座を使っている方でも、月に1回イオンへ行ってイオンATMで返済すれば無料です。
そのほか、イオン銀行の口座があればインターネットバンキングで借入と返済をすることもできます。
申し込みから契約までネット完結
パソコンやスマホから申し込みをすれば、必要書類をWebアップロードで提出できるため、契約までネット完結が可能です。
郵送の手間がない分、早めに審査結果を受け取ることができるのもメリットでしょう。
返済方法が3つから選べる
ATMからの返済、イオン銀行口座からの引き落としに加えて、他の銀行口座からの引き落としにも対応しています。
返済日前に慌ててお金を入金しに行く手間が省くことができ、払い忘れも防止できるため非常に便利でしょう。
返済方法は、一度設定したあともマイページから変更することが可能です。
ただし、延滞が発生しているときは返済方法を変更することはできません。
金利が限度額で決まっている
イオン銀行カードローンの借り入れ額は、10万円から最大800万円となっています。
融資額も金利も審査時に決まりますが、金利設定は公開されているため、申し込み前にチェックしておくことができます。
※画像引用:イオン銀行カードローン
また返済額も借入額が3万円以下であれば、最低返済額は1,000円からになっています。
フリーローン(イオンアシストプラン)のメリット
フリーローンは一度だけ借り入れをしたい際におすすめのローンで、以下のようなメリットがあります。
目的が明確であれば金利をさらに抑えることができる
イオンアシストプランのなかには、フリーローンと目的ローンがあります。
目的ローンなら、例えばインプラント費用に使うならデンタルローン、家を修繕したいならリフォームローンといったように、用途に合わせてローンを組むこともできます。
フリーローンは年3.8%~13.5%の金利ですが、目的ローンは年3.8%~8.8%となるので、お金の利用目的が決まっている人は、目的ローンを利用するのがオススメです。
ただ、目的ローンは請求書や見積書などを提出する必要がある点と、定められた目的以外に借りたお金を使えない点に注意しましょう。
融資額を一括で振り込んでもらえる
審査で決まった融資額は、イオン銀行口座に一括で振り込まれます。
何度もやり取りする必要がなく、審査に通ったあとすぐに借り入れできるのがフリーローンの良さでしょう。
返済方法は、同じイオン銀行口座からの引き落としです。
申し込みから融資までの流れ
ここからは、申し込みから融資までの順番を確認していきましょう。
イオン銀行カードローンの申し込みから融資までの流れ
[ptimeline color=”green”]
[ti label=”STEP1″ title=”インターネットから申し込み”][/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”本人確認書類などをアップロードで提出”][/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”審査結果の連絡”][/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”ローンカードが手元に届き融資可能に”][/ti]
[/ptimeline]
フリーローンの申し込みから融資までの流れ
[ptimeline color=”green”]
[ti label=”STEP1″ title=”インターネットから申し込み”][/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”仮審査”][/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”ローン契約書の送付”][/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”契約書の返送”][/ti]
[ti label=”STEP5″ title=”本審査”][/ti]
[ti label=”STEP6″ title=”融資”][/ti]
[/ptimeline]
イオン銀行カードローンのデメリット
ここからは、申し込み前にチェックしておくべきデメリットとなる点を挙げていきます。
振込融資は新規申し込み時1回のみ利用
基本はローンカードを使ってATMから借り入れをしますが、新規申し込み時のときのみ振り込み融資をお願いすることができます。
振り込み前に電話で本人確認があるので、知らない番号から電話がかかってきても応答するようにしましょう。
融資額が大きくないと金利は低くならない
イオン銀行カードローンは融資額が大きくなるほど金利が低くなるので、少額融資を希望している人は金利が低くなる可能性はあまりありません。
ただ、それでも年13.8%の上限金利は他カードローンからみても低いので、ここをデメリットと思わない方には使いやすいカードローンになるでしょう。
ローンカードがある
ローンカードが自宅に郵送されて届くことや、ローンカードがあることで、家族や同居人にカードローンの利用が知られてしまう可能性もあります。
金利が低く使いやすいとしても、どうしてもバレたくない人はカードレスで郵便物のないプロミスの申し込みを検討しましょう。
[nlink url=”https://card-lab.com/moneylab/cardloan/cardloan-karikata/promise/”]
フリーローンのデメリット
続いて、フリーローンのデメリットも確認していきましょう。
契約書は郵送となる
フリーローンの申し込みはインターネットからできるものの、契約書は郵送で送られてきます。
そのため、手書きで署名した契約書を封筒に入れて、ポストに投函する作業が発生します。
全てをオンラインで完結させたい人には、向いていないでしょう。
融資まで日にちが必要
契約書が郵送となるので、書類が発送されてから返送して受理されるまでが待機期間とも言えます。
さらに契約書の受理後に本審査が行われるため、申し込みから融資までは3週間はかかると思っておきましょう。
急いで融資を受けたい方には、残念ながら向いていないローンとなります。
イオン銀行の口座が必要になる
イオン銀行フリーローンには、申し込み条件のひとつにイオン銀行普通預金口座を持つ人という項目があります。
口座を持っていない人はフリーローンの契約時に口座開設の申し込みをすることになりますが、ローンの審査に落ちた場合はイオン銀行の口座だけが開設されることになります。
そうなると使い道がなくなってしまうので、解約の手続きが必要になるかもしれません。
イオン銀行の各ローンがおすすめの人
ここでは、イオン銀行のカードローンやフリーローンが向いている人を見ていきましょう。
イオン銀行カードローンがおすすめの人
イオン銀行カードローンは、ローンカードを使ってATMで出金・返済ができるメリットがあり、下記のような人におすすめです。
- 短期・長期問わずカードローンを使っていきたい人
- 他のカードローンよりも金利を抑えて使いたい人
- カードローンのATM手数料が気になっている人
- ATM返済または口座引落で返済していきたい人
イオン銀行カードローンはATM手数料が無料なのも魅力な点なので、少しでもコストを抑えて使いたい人に向いています。
フリーローンがおすすめな人
フリーローンや目的ローンは、融資額が一括で口座に振り込まれます。
そのため、カードローンとは違い、何度も繰り返して使うことはできません。
- 購入(利用)するものが決まっている人
- カードローンよりも金利を抑えたい人
- ローンの種類が豊富な銀行を使いたい人
- イオン銀行の口座を持っているまたは、開設してもいい人
使う先が決まっているときは、フリーローンよりも目的ローンを使うとさらに金利を抑えられるので、計画性を持っている人に向いています。
イオン銀行の各ローンが向いていない人におすすめのカードローン
イオン銀行は、利用者の目的に合わせて選べるローンが豊富に揃っているのがメリットです。
ただ、銀行ローンのため審査が心配な人もいるでしょう。
また申し込みから融資まで日数がかかるのも気になる点なので、すぐに融資を受けたいときは、プロミスを利用するのがいいでしょう。
金利はイオン銀行のカードローンよりも高くはなりますが、審査結果が出てから融資まで最短即日となっていてスムーズに進めば当日利用も可能です。
イオン銀行はトータルコストを抑えたい人におすすめ!
ローンは、借り入れをしたあとに返済する必要があります。
そのため返済時には利息が発生し、上乗せして返していくことになります。
その利息を少しでも抑えたい人は、金利がどれくらいになるのかしっかりとチェックすることが大切です。
金利が低ければ、その分、返済時に払う手数料を抑えることができるため、そういった点でもイオン銀行のローンはおすすめでしょう。
また返済がATMからもできるので、こまめに返済していきたい方にもおすすめです。