あなたは、人からお金を借りた経験がありますか?
家族や友人から借りた経験がある方もいれば、カードローンなどを利用した方もいるでしょう。
逆に「人からお金を借りない」と決めている方は、お金を借りる人の心理が理解できないのではないでしょうか。
そこで、知り合いからお金を貸してくれと言われたときの対処法や、相手の心理を解説します。
人からお金を借りるのが癖になっている知人がいる方は、ぜひ参考にしてください。
気軽に人からお金を借りる人の特徴
まずは、気軽に人からお金を借りる人の特徴を5つ紹介します。
読んでいる方も「これは当てはまっているな」「これは違うな」という風に、気軽に読み進めてください。
①ギャンブルや買い物依存になりやすい
1つ目の気軽にお金を借りる人の特徴は、ギャンブルや買い物などに依存しやすいことです。
長引くコロナ禍が理由の一つとされていますが、昨今ではオンラインカジノなどのギャンブルや過剰なネットショッピングなどの依存症、もしくは依存症予備軍が増加しています。
趣味のレベルを超えて依存してしまうと、自分の意志ではブレーキが効かなくなり、散財してしまいます。
お金が無くなったところで辞められれば良いのですが、さらにギャンブルや買い物をしようとしてお金を借りる人も一定数います。
②計画性がない
2つ目の気軽にお金を借りる人の特徴は、計画性がないことです。
管理を一切せずにいるとお金の流れが分からなくなり、気が付くと「あれ、お金が足りない」といった状態に陥ります。
数字が苦手で計画性もない方は、お金の管理も苦手な傾向があるため、しっかり管理できず足りなくなって人から借りてしまうのです。
③見栄を張ってしまう
3つ目の気軽にお金を借りる人の特徴は、見栄を張りやすいことです。
お金は一つのステータスでもあります。
そのため「あの人はお金持ちだ」と他人に思われたいがために、お金が無いにも関わらず人におごったり高い洋服や車を購入する人がいるのです。
もしくは、お金がないと思われたくなくて無理をしている方もいるでしょう。
どちらの理由にしても、見栄っ張りな人は散財しやすいので、足りなくなることもあるでしょう。
④嘘がつける
4つ目の気軽にお金を借りる人の特徴は、平気で嘘をつけることです。
例えば、「親が入院してお金が必要になった」「仕事をクビになった」「友達の借金の連帯保証人になっていた」などの嘘を平気でついてお金を借りるケースがあります。
同情を買うことでお金を借りるパターンです。
これは、度が過ぎると詐欺などの犯罪行為に発展することもあるため、周りにこういったタイプの人が居たら関わらないように注意が必要です。
⑤宗教や趣味など何かに入れ込み過ぎている
5つ目の気軽にお金を借りる人の特徴は、何かに入れ込み過ぎていることです。
例えばお布施や寄付金が多額、または寄付回数が多い宗教の場合、金銭感覚がズレてしまうことがあります。
信じる者のためにという思いから、お金を借りてしまうパターンです。
また趣味で言えば、コレクション集めやキャンプやサーフィンなど、まずは形から入ろうと高価なグッズを揃えたりするタイプの人は、後のことを深く考えずにお金を使ってしまいがちです。
欲しいと思ったらどうしても欲しいという気持ちが先走って、抑えがきかなくなる人は、お金が足りなくなりやすいタイプと言えるでしょう。
どうして人からお金を借りるのか
では、そのような人たちは、どうして人からお金を借りるのでしょうか。
1)カードローンなどの存在を知らなかった
人からお金を借りる理由4つ目は、カードローンなどの存在を考えなかったからです。
人からお金を借りる場合、以下の2つの選択肢があります。
- 家族や友人から借りる
- カードローンやキャッシングを利用する
どちらの方法が先に思い浮かぶかは人それぞれ異なるため、中には「カードローンやキャッシングを利用しよう」といった考えに至らない人がいます。
例えば、プロミスといった有名なカードローンはたくさんありますが、それがどれも出てこないケースもあるでしょう。
そのような方は、お金が無くなると家族や友人を頼ろうとしてしまうのです。
人間関係をダメにしないためカードローンを利用しよう
家族や友人、パートナーからお金を借りてしまうと、お金のない人、お金の管理ができないルーズな人という印象を与えてしまいかねません。
また、返した返してもらっていないなど、のちのち問題になってしまったり、関係にひびが入ってしまったりすることもあります。
今まで築いてきた人間関係をダメにしないためにも、誰かに借りるのではなく、自分で管理ができるカードローンを利用しましょう。
2)手持ちが足りなかった
当然すぎる理由ではありますが、人からお金を借りる理由1つ目は、手持ちが足りなかったからです。
例えば友人などと食事に行って、たまたま財布のお金が足らず、クレジットカードも使えないお店だった場合、やむを得ず人からお金を借りるケースもあるでしょう。
この場合は本人も借りるつもりはなかったため、すぐに返済してくれるケースが多いでしょう。
ただ、中にはわざと財布を持ってこず、お金を借りたりおごってもらったりするのが習慣化している人もいるので、そんな人に利用されないよう注意が必要です。
3)リスクを取らず手軽に借りたかった
人からお金を借りる理由2つ目は、リスクを取らず手軽に借りたかったからです。
カードローンでお金を借りる場合は、必ず利息の支払いが生じます。
初めての利用なら、年18.0%程度の金利になるでしょう。
仮に1年間で30万円を借りた場合は、利息だけで5万4,000円も支払う必要があります。
業者で借りた場合、審査や金利などが面倒だから友人などから借りた方が手軽だ、と考える人もいるでしょう。
4)少額なら問題ないと思っていた
人からお金を借りる理由3つ目は、少額なら問題ないと思っていたからです。
どこまでを「少額」と捉えるかは完全にその人次第ですが、「1,000円や3,000円なら人から借りても問題ない」と考える人は少なからず存在します。
そして、借りる側は「大した金額ではないから相手も気軽に貸してくれるだろう」といった、自分勝手な考え方を持っているものです。
「塵も積もれば山となる」ということわざの通り、少ない金額を繰り返し借りていれば金額は大きくなるので、貸す側も「小額だからいいか」と考えない方が良いでしょう。
相手別のお金を借りる心理
お金を借りようと声をかける相手により、借りる側の心理は異なります。
貸してと言われた側にしてみれば「他に頼るところがなく自分のところへきた」「頼ってくれている」と思ってしまいますが、借りる側としては「お金を貸してほしい」の一心です。
そのほかに関係性の違いにより、どんな気持ちがあるのかも見ていきましょう。
友達
借りる側から見て自分が友達である場合の心理は、下記が考えられます。
- 気軽に借りられる
- 友達関係が終わってもいい
- 貸してくれなくても受け流してくれそう
友達付き合いの度合いにもよりますが、冗談半分など気軽に「お金を貸して」と言える仲であることは間違いないでしょう。
両親
借りる側から見て自分が両親である場合の心理は、下記が考えられます。
- 子どもが困ってる時には助けてくれる
- 相談しながら話せる
- 自分よりも収入がある(安定している)から安心
親という身近な関係により、どうして必要なのかを相談することができたり、安心して話せたりできる心理もあるでしょう。
また、甘えさせてほしいという気持ちも考えられます。
親戚
借りる側から見て自分は親戚である場合の心理は、下記が考えられます。
- ある程度距離感があって、より言いやすい
- 両親には内緒にしてもらえそう
- もう会うこともなさそう
親戚付き合いの度合いにより、もう会うこともなさそうと思えたり、逆に言いやすくて心配してくれそうと思ったりしている可能性があります。
また、関係性の濃度により言いやすさも異なるでしょう。
恋人
借りる側から見て自分は恋人である場合の心理は、下記が考えられます。
- 言いやすく借りやすい
- 自分を理解してくれているという甘え
- 何とかしれくれそう
身近な存在であることから、お金を貸してほしいと言いやすく、貸してくれる確率も高いと思っているのは間違いないでしょう。
また、心配して何とかしれくれるかもという思いも持っています。
親友
借りる側から見て自分は親友である場合の心理は、下記が考えられます。
- 説明すれば貸してくれそう
- 理解してくれそう
- 関係性による信頼がある
借りる側のことをよく理解してくれている存在ということもあり、説明すれば貸してくれそうという気持ちはあるでしょう。
また信頼関係もあるので、安心して借りられるという心理もあります。
同僚(職場)
借りる側から見て自分は同僚である場合の心理は、下記が考えられます。
- 言いやすい
- 毎日会うので自分も借りやすく返しやすい
- 色々と詮索されなさそう
仕事で毎日会う仲だからこそ借りやすく返しやすいため、言いやすい可能性が考えられます。
またプライベートを知る仲ではない場合は、内容を深く聞かずにさっぱりとした関係で借りれそうと思っているところもあるでしょう。
上司
借りる側から見て自分が上司である場合の心理は、下記が考えられます。
- 部下が困っていれば何とかしてくれそう
- 一緒に悩んでくれそう
- 両親や恋人にはバレることがない
社内の上司となると、親や恋人にお金を借りたことがバレないという安全性や、上に立っている立場からして何とかしてくれそうという気持ちもあるでしょう。
会社に居づらくなるかもしれないというリスクを感じつつも、思い切って伝えたことには間違いありません。
関係性から分かること
どの立場であっても、お金を借りるということには関係性が切れてしまったり、居づらくなったりとリスクが伴います。
それでも貸してほしいということを伝えるというのは、メリットとデメリットをはかりにかけて考えた末の結果と言えるでしょう。
貸す・貸さないはそれぞれの判断によるものの、お金を貸してほしいと言われたときは、貸す側もどう接するのかを考えておいて損はありません。
消費者金融でお金を借りる心理
プロミス・アイフルなど、街を歩くと消費者金融の看板や店舗を見かける、という方もいるでしょう。
実は、20歳以上の日本人口10,487万人に対し、1,016万人が貸金業者を利用しています。
10人に1人の割合で、貸金業者のサービスを利用している人がいる計算になります。
※日本貸金業協会HP「日本でどのくらいの人々が貸金業者のサービスを利用しているの?」参照
知り合いの誰かからではなく、消費者金融からお金を借りる人の心理は一体どういったものなのでしょうか。
以下は、日本貸金業協会が2020年に発表した「貸金業の利用者に関するデータ」です。
※日本貸金業協会HP「どのような人が貸金業者のサービスを利用しているの?」より引用
30代~50代の男性の方が多く、意外と女性の利用者や、若年層も多いことが分かります。
そして、以下は18歳~22歳の若年層を対象にした「借り入れに対する意識」の表です。
※日本貸金業協会HP「資金需要者等の借入意識や借入行動等に関する調査結果報告」 P63 お金を借りることに対する意識 より引用
- スキルアップなど自己投資のためなら積極的に利用したいと思う。
- 家計収支のバランスを考えて、計画的に利用すれば問題ないと思う。
- お金を借りることに抵抗は感じるが、必要な場合もあると思う。
これら3つの項目で「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と肯定的な回答をした人が半数近くいます。
家計全体のことを考えていれば、前向きな理由でお金を借りるのは良しと考えている方が多いことが分かります。
若年層にとって消費者金融に対する敷居は、案外低いのかもしません。
では、消費者金融を利用する人たちは、一体何にお金を使っているのでしょうか。
※日本貸金業協会HP「暮らしのどのような場面で貸金業者が役に立っているの?」より引用
上記は、日本貸金業協会が2020年に発表した、「直近3年間における借入申込を行った際の資金使途」をまとめた表です。
1位は「趣味・娯楽費」で、趣味や娯楽の充実のために、消費者金融を利用している方が多くいることが分かります。
また、「借り入れ先を選んだ理由」という項目では、以下の回答が上位に挙がっていました。
- 保証人を立てずに借りられる
- 申し込み手順が分かりやすいから
- 無担保で借入れできるから
- 他人に気づかれないことへの配慮
※日本貸金業協会HP「資金需要者等の借入意識や借入行動等に関する調査結果報告」P145 借入先として選んだ理由 参照
誰かにお金を借りずに消費者金融でお金を借りる人は、「誰にもバレたくない」という心理が働いているのかもしれません。
プロミス
プロミスは、他の消費者金融と比較して上限金利が低い点が魅力の1つです。
他社よりも利息が少なくなるので、金利ができるだけ低い業者から借り入れしたい人へ特にオススメと言えます。
また、メールアドレスとWeb明細利用の登録をすれば、初回借り入れの翌日から30日間は無利息になる点もお得なポイントです。
実質年率 | 借入限度額 | 口座開設 | 来店 |
---|---|---|---|
年4.5%~17.8% | 1万~500万円 | 不要 | 不要 |
審査時間 | 融資時間 | 無利息期間 | 申込年齢 |
最短3分※ | 最短3分※ | 初回借入の翌日から30日間 | 満18歳~74歳※ |
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
人からお金を借りる人にお金は貸さない方がいいの?
もし、人から頻繁にお金を借りている人から「お金を貸してほしい」と言われた場合、基本的には貸さないほうが良いでしょう。
ここでは、お金を貸さないほうが良い理由を紹介します。
理由①:返してくれない時に関係が悪化する
頻繁にお金を借りる人には貸さないほうが良い1つ目の理由は、返してくれない時に関係が悪化するからです。
仲の良い友達や家族にお金を貸して万が一返ってこなかったとき、今まで通りの付き合いができるでしょうか?
ほとんどの方は相手に対する信頼を失ってしまうはずです。
場合によっては、他の人も信用できなくなって人間不信に陥る可能性だってあります。
お金は、親族間でも大きなトラブルに発展するほど大きな力を持っているので、どんなに仲が良い関係であってもお金に関してはいい加減な対応を取ってはいけません。
理由②:いつも貸してくれる人と見なされて依存される可能性がある
頻繁にお金を借りる人には貸さないほうが良い2つ目の理由は、いつも貸してくれる人とみなされて依存される可能性があるからです。
世の中には「お金は絶対に人に貸さない」と決めている人も大勢います。
特に金額が大きいと、友人知人、家族親せきからお金を借りるのは非常に困難でしょう。
一度でもお金を貸してしまうと【お金を貸してくれる人リスト】に入ってしまい、頻繁に「お金を貸してくれ」と言われる可能性があります。
自分は1回貸すだけと思っていても、相手はそう思っていない可能性があるので、決して貸さないようにしましょう。
理由③:自分のお金に余裕がなくなる
頻繁にお金を借りる人には貸さないほうが良い3つ目の理由は、自分自身がお金に余裕がなくなるからです。
お金を貸すことも急な出費です。あなたの管理体制が崩れる恐れがあります。
困っている人を助けたいと思う気持ちは理解できますが、それで自分の生活が困窮していては意味がありません。
自分の生活を守る意味でもお金を貸さないほうが良いでしょう。
お金を貸してと言われやすい人の特徴
お金を貸してほしいと言われたことのある人はもちろん、今まさに言われた・言われそうな人には、どんな特徴があるのでしょうか?
特徴を確認していきましょう。
頼まれたら断れなさそう
優しい性格の人や困った人を助けるのは当然と考えている人の場合、状況の説明を受けると、情に流されてお金を貸してしまうことがあります。
ただお金の貸し借りは、道端で体調の悪い人を助けることや仕事のフォローとは本質的に違うことです。
お金を貸すことで、自分にどんなことが起きるのか考えて、相談には乗ってもお金の貸し借りは慎重になるべきでしょう。
以前誰かにお金を貸しているところを見られた
以前他の誰かにお金を貸していたところを見られたことで、お金を貸してくれる人と認識されている可能性もあります。
そのため、前提としてお金を誰かに貸す場合は人目につかないところを選んで貸すことが重要です。
また、時には貸さない勇気も必要でしょう。
お金を頻繁に貸してしまうことで、別の人が声をかけてくることもあるので、注意が必要です。
最終的に返済できなくても許してくれそう
例えば大企業に勤めて安定した生活を送っている人や、あげたつもりでお金を貸すと明言している人などは、万が一返せなくても問題なさそうと思われていることもあります。
収入が安定していても、お金を貸したくないときはきっぱりと断るか、お金に関することは口に出さないようにするのがいいでしょう。
絶縁しても問題ないと思われている
お金を貸してほしいと言ったことで、関係が切れたり返済ができずに関係が終わったりしても良いと思われている可能性もあります。
この場合は、貸したあとに音信不通になることもあるので、お金を貸す前にしっかりと見極めが必要です。
お金のことで関係を切られてしまう可能性を感じたら、「お金を貸せない、貸すことはできない」とハッキリ伝えましょう。
お金を貸す側の心理
お金を借りる側の心理とは逆に、どうしてお金を貸してしまうのか、お金を貸す側の心理についても見ていきましょう。
相手を助けたい
子どもの頃に「相手の気持ちを考えてあげなさい」と教えられ、自分がもし相手のことを考えてしまう人に起こりやすい心理です。
お金がないことで辛い思いをしている、悲しい思いやみじめな思いをしていると考え、少しでも助けになればとお金を貸してしまいます。
心理的に逆らえない状態
お金を貸してほしい側が優位にたっており、断ることができない状況も少なくありません。
以前に助けてもらった貸しがある、幼少期の体験から怒鳴り声や横柄な態度に恐怖心が勝ってしまう、弱みを握られているなどの理由です。
そのほかにも貸さなかったことで、仕返しが怖いといった心理もあります。
相手から好かれたい
相手のことが好きだという恋愛感情はもちろん、親友として認められたい、信頼してほしいという気持ちから、お金を貸してしまいます。
また、親や恋人として困っているときに助けたいという世話焼きな性格は、相手に好かれたい、存在を大切に思われたいという気持ちから来るケースもあります。
お金を貸すことで、相手に対しての存在価値を感じている人は、今一度、冷静になって状況を見直しましょう。
人にお金を貸して自分のお金が足りなくなった人へ
友人・知人にどうしてもと頼まれて、まとまったお金を渡したことで生活が苦しくなる人もいます。
そんなときは、一旦アプリローンを使ってお金を補填するのも一つの方法です。
アプリローンは金利が高い印象があるかもしれませんが、例えば5万を上限金利で1ヶ月借りても、利息は約739円となっています。
貸していたお金を返してもらえれば、すぐに完済できる金額と言えるでしょう。
お金が足りず悩んでいる人は、まずはアプリローンのSMBCモビットに申し込みを検討してみましょう。
「お金を貸してくれ」と言われた時はどうする?
「お金を貸してくれ」と言われた時、どうすればいいのか分からない人もいるでしょう。
関係性が深ければ深いほど、お金を貸さないと断るために勇気が必要になります。
この方法で100%解決できる訳ではありませんが、最初の「お金貸して」に対する対応がとても大切です。
毅然とした態度で臨めば、関係性も壊さずに済むかもしれません。
方法①:無視する
お金を貸してほしい、という要望を完全に無視することです。「この人に言ってもダメなんだ」と思わせることが大切です。
仮に自分が大事にしている人だった場合は、理由を聞いたりお金を工面する方法を一緒に考えてもいいかもしれませんが、貸さない方が良いでしょう。
自分が大事にしている人ではない場合は、無視しましょう。
方法②:嘘をついて断る
しかし、大事にしている人ではないが無視できない人から「お金を貸して」と言われることもあるでしょう。
仕事上関係がある人、子ども同士のつながりなど、無視しにくい相手もいるかもしれません。
断ったことで相手から逆恨みされても困るので、そうならないためにも下記の2つは断り文句として持っておくと良いでしょう。
嘘のつき方① 自分も借金やパチンコなどでお金がないと伝える
お金を貸してほしいと言われた相手に、逆恨みされずに断る方法の1つ目は、「自分も借金があったり、ギャンブルをやっていてお金に困っているという態度」を見せて、断ることです。
こうすることで、この人は自分と同じでお金がないと思われたり、借りるのはムリだと思わせることができます。
借りる側は、お金を持っていて口うるさくない人を探しているので、お金がない人には貸してほしいと言わないでしょう。
嘘のつき方② 親への仕送りがあるため厳しいと伝える
お金を貸してほしいと言われた相手に、逆恨みされずに断る方法の2つ目は、「親への仕送りがある」と言って断ることです。
特に実家が遠方の方は、実家の経済状況を知られにくいため使いやすい断り方と言えるでしょう。
方法③:契約書を作成する
1,000円であっても、お金はお金です。
いくら親しい間柄であっても、契約書を作成してサインをもらうことは悪いことではありません。
貸す側と借りる側の誠意といった部分でも、面倒と思わずに用意しておくことで、貸し借りのトラブルを防ぐことができるでしょう。
契約書の書き方については、以下のページに記載があるので参考にしておくと安心です。
方法④:相手によらず貸し借りはしない主義だと伝える
お金を貸してほしいと言われた相手に、逆恨みされずに断る方法の2つ目は「自分は例え家族でもお金の貸し借りは一切しない主義だと言い切る」ことです。
しっかりとした口調でハッキリと伝えることで、相手が諦める可能性が高くなります。
それでも貸してほしいとお願いしてくる人もいますが、貸し借りはしないと折れることなく答えておきましょう。
多重債務に陥っている人なら公的支援を勧めるのも1つの方法
頻繁に誰かからお金を借りている人は、すでに多重債務者になっている可能性があります。
もし自分の大事な人が多重債務者になってしまったら、お金を貸して助けるのではなく公的支援を勧めることも一つの方法です。
多重債務者を救済する公的支援としては、以下のようなものが挙げられます。
制度 | 概要 |
総合支援資金 | 失業などにより日常生活全般に困難を抱えている方を対象にした制度。資金の貸付けと社会福祉協議会などによる相談支援を行い、生活の立て直しや経済的自立を図る。 |
福祉資金 | 低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支え、その在宅福祉および社会参加の促進を図ることを目的とした貸付制度。 |
おまとめローン | 複数の会社からお借り入れしているローンを1社にまとめて、トータルの返済額を減らすサービス。カードローン会社などが提供している。 |
債務整理 | 債務の減額や免除、支払い期間の調整などにより借金問題を解決する法的な制度。任意整理・個人再生・自己破産の3種類があり、裁判所を通さずできるものと裁判所を通して手続きを進めるのもがある。 |
総合支援資金、福祉資金は共に各市区町村の社会福祉協議会にて受付を行っています。
前半で解説したような買い物依存症やギャンブルで散財してしまう人に対しては、おまとめローンや債務整理を勧めると良いでしょう。
お金を貸す場合はあげるつもりで
お金を貸した場合、遅れなく必ず返済してくる人もいれば、残念ながら返済も連絡もなくなる人もいます。
借りた側は「必ず返す」といっても、契約書がなければただの口約束に過ぎません。
基本的にはお金は貸さない方が良いですが、どうしても貸す必要がある場合や相手を信じたい気持ちがある場合、あげたつもりで貸すのがいいでしょう。
返済がないと頻繁に連絡を取らなくてはいけなくなり、貸した方が労力を使うことが多く、ストレスも溜まっていきます。
お金を借りた側は、計画性なくお金を使ってしまっているため、返済に計画性を持っているかは疑うべきところです。