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第097回 ポイントの有効期限に注意しよう

クレジットカードを利用する楽しみに「ポイントを貯める」という大きなメリットがあります。そして自分の好きな商品と交換ができるといううれしさも。でも、このコツコツ貯めたポイントですが、実はしばらくすると消滅してしまうのです。ポイントには有効期限がある事が多く、ある一定の期間使わないと貯めたポイントが期限切れで消滅してしまいます。せっかく貯めたポイントをムダにしないための方法をご紹介します。

有効期限の多くが2〜3年

永久に無期限のクレジットカードもありますが、それはほんの一部です。多くのクレジットカードには、ポイントに関する有効期限があります。その期限内にとにかくポイントを使わないと自動的にポイントが消滅します。コツコツ貯めたポイントが使わないうちに消滅してしまうなんてこんなもったいないことはありません。
毎月の請求書には、ポイントの有効期限が書かれていますので、必ず確認をしてください。また、各クレジットカード会社のホームページなどでは、自分が保有しているポイントや有効期限がいつまでなのかを見る事ができます。請求書やホームページを定期的にチェックして、ポイントの有効期限切れを避けるようにしてください。

有効期限が切れそうな場合は

有効期限をチェックしていたにもかかわらず、忙しくて放置した結果、気づいたときには後少しで期限が切れてしまいそうなことは、時々あることです。何か欲しい物があって、それに交換するだけのポイントが貯まっていれば早くそれに交換すればいいだけなので問題ありません。問題は交換したい商品がなかったり、欲しい商品はあるけれど必要なポイントが貯まっていない時です。どうしようかと考えているだけで期限はきてしまいます。その場合は、何か別のポイントに交換してしまいましょう。例えば、ANAマイレージやJALマイレージなどに交換してしまうのです。もちろんこれらのマイレージも有効期限があるのですが、交換した時から改めてスタートするので、2年とか3年とかの猶予ができます。このように別のポイントに交換するサービスを利用して、期限切れになりそうなポイントを期限ゼロから再スタートさせることができます。

ポイントは貯まったらすぐ交換がお得

ポイントの有効期限が長い、もしくは無期限だからといって長い期間ポイント交換をしてこなかった方は、もしかすると損をしている場合もあります。なぜなら、クレジットカードのポイントの価値というのは常に同じではないからです。実は最近、このポイントの価値が下がっているのです。例えばあるクレジットカードでは、5年前1ポイントあたりの価値が3円だったのが、いつの間にか1円の価値しかなくなってしまったということも。ポイントの価値の低下は、クレジット会社が自由にポイントで交換できる商品を変更できるためおこります。筆者の使っているクレジットカードでも、いつのまにか500ポイントで交換できた商品券が600ポイントにはねあがっていました。今後もこのように同じ商品でも必要なポイント数が年々高くなっていくことが予想されます。実際、クレジットカード会社は、利益を確保するためにサービスをどんどん削っています。そのせいで、ポイントを使わないで長年もってしまった結果、少ないポイント数で商品券と交換できていたものが、現在では更に多くのポイントを集めないと商品券に交換できなくなってしまったことになります。
このように、ほとんどのクレジットカード会社では1ポイントの価値を年々引き下げることでポイント制度を使いづらいものにしています。そこで私たちにできることは、とにかくポイントが貯まったらすぐに商品と交換するということ。せっかく貯めたポイントをムダにしないために、ポイントに関する注意は忘れないでください。

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この記事担当のFP

菅田 芳恵 すがた よしえ

2005年 グッドライフ設計塾開業。
CFP(日本FP協会上級フィナンシャルプランナー)、
1級FP技能士として、コンサルティングや執筆、講演活動で活躍中。

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