最近はあらゆる場所でクレジットカードを勧められ、お得であればと思いついつい加入していると、気が付けばクレジットカードが束のように増えていませんか。お財布の中にクレジットカードもたくさん入っていると使い勝手も悪く、紛失した場合のリスクも高まります。
クレジットカードを賢く使うためには、まずはたくさんあるカードをすっきり整理しておきたいものです。整理の効果やコツを見てみましょう。

増えてしまったクレジットカードをすっきりさせる効果

無駄な出費が減る
クレジットカードも数枚あれば、年会費だけでも出費はかさみます。中には初年度の年会費が無料だと思って加入したものの、次年度以降は年会費がかかっていたケースもありますので、整理することで、無駄に払っている年会費の出費は減らすことができます。

家計管理しやすい
バラバラに請求書が届くのではなく、まとまることでお金の管理が楽になります。

< ポイントが一括してたまりやすい
最近は買い物以外でも光熱費や保険代など、クレジットカードを利用できる範囲が広がっています。カードを集約することで、ポイントの貯まる効果も高まります。カードによっては、年間の利用金額に応じてポイントが2倍や3倍になる場合もありますので、効果はさらに高まります。

< 紛失や盗難の時の把握が楽になる
もしお財布を無くしてクレジットカードを紛失した場合は、不正使用されないようにカード会社に連絡します。しかし、クレジットカードの枚数が多いと、加入しているカードの把握ができていないケースも。自分で把握できる枚数にしておくことが、いざという時のリスク対策にもなりますね。

最近の空き巣事件で、現金は盗まず、携帯電話のスキャナーによりカードの磁気ストライプの情報をすべてコピーして持ち去り、偽造カードを作って全国で買い物したケースがあったそうです。無造作に引き出しにたくさんのクレジットカードがある場合、実は盗難時のリスクが高くなっているということです。 さて、ではたくさんあるクレジットカードをどのように整理したら良いのか、見てみましょう。

クレジットカードの整理のコツ

まずはお手持ちのカードを全て並べてみて、普段使うものと使わないものに絞り込んで分けてみましょう。1年以上使っていないようなカードは解約してすっきりすることをお勧め致します。
また、クレジットカードを整理しながら、メインに使うカードを選びたいものです。

ポイントの還元率は高いか？
クレジットカードを持つメリットは大きく2つあります。一つはクレジットカードで支払いをするとたまるポイントサービス、もう一つは、カードメンバーが受けられる特典サービスです。
カードを選ぶときにはポイント貯まりやすく、キャッシュバックや景品に交換する場合には還元率の高い方がありがたいです。例えば100円で1ポイントと1,000円で1ポイントを比較した場合、100円で1ポイントの方が10倍も多く貯まるのです。
またせっかく貯めたポイントも期限になったら消滅してしまいますので、貯まったポイントを交換する場合の交換単位が小さい方が良心的です。

メインカードはライフスタイルに応じて！自分がよく利用するカードを選択する
例えば旅行が好きならマイレージが貯まったり、海外旅行保険も付いていた方がいいですし、よく利用するデパートが決まっているならそのデパートのカードを選ぶといいでしょう。

例えば電車を利用することが多い方であれば、Ｓｕｉｋａカードをメインカードとするとします。電車もかざすだけで利用ができ、残高が減ったらオートチャージするようにあらかじめ設定できます。その際にチャージされた金額もポイントとして加算されます。買い物以外でも光熱費や旅行代などの引き落としされるものをメインカードで一括にまとめ、貯まったポイントはスイカにチャージという交換方法もできるのです。

もう一枚のサブカードを選択
利用加盟店によってはＶＩＳＡのカードは利用できずにマスターのみというところもあります。
メインカードがマスターであれば、サブカードは違うＶＩＳＡやＪＣＢにした方が使い勝手がいいかもしれません。

見せるだけで割引になるようなクレジットカードの場合、たとえ年に数回の利用でも手放しにくいですよね。もしそういう場合、複数のカードを残すのであれば、年会費などが永年無料であることを確認すれば安心です。しかし、年に1回も利用しないようでしたら、思い切って解約することをお勧めします 加入したクレジットカードを整理した上でメインカードを選び、日頃クレジットカード払いできるものを集約することで、ポイントも貯まりそうですね。また、今後もクレジットカードを勧められた時には、よく考えた上での加入をお薦めいたします。