海外旅行保険付きのクレジットカード

海外旅行の際、万が一のトラブルやケガ、体調不良などに備えて海外旅行保険を利用しておくことは大切です。

クレジットカードには海外旅行保険が付帯しているものが多く、加入の手間や費用が掛からないというメリットがあります。

カードによって補償内容や適用される条件なども異なるため、海外旅行に備えてあらかじめ確認しておきたいポイントを解説します。

海外旅行保険が「自動付帯」のお守りカード
カードを発行しておくだけで、海外旅行保険が自動付帯で併用も可能。後ほど詳しく紹介

年会費 永年無料
入会資格 高校生を除く国内在住の満18歳以上
※アルバイトやパートの方でも申し込み可能
海外旅行保険 最大500万円

海外旅行保険に加入していない場合どのくらい費用を負担する?

海外旅行保険に加入していない場合にかかってくる費用

海外では日本とは勝手が違い、医療機関の初診料も日本は2,880円となっていますが、海外では15,000円~30,000円ほどかかってしまいます。

日本では無料な救急車も海外ではほとんど有料で、国によっては8万円ほどかかります。

さらに入院となったとき、さらに莫大なお金を求められることもあるのです。

アメリカ合衆国(ホノルル)の例

項目 内容 日本(参考)
救急車の料金 ①公営:84,000円~
②民営:84,000円~
①無料
②通常利用しない
初診料 21,000円 2,880円
病院部屋代
(1日当たり)
①個室:262,700円~788,000円
②ICU:788,000円
①個室:30,000円~100,000円
②ICU:80,000円~100,000円
骨折時の治療費
(橈骨末端閉鎖性骨折)
52,500円 20,000円

上記のことから、急病で病院へ行きさらに手術や入院となれば日本の医療機関よりもかなりの金額がかかることはわかります。

そのほかにも旅行先のレストランで物を破損してしまった場合、宿泊先での蛇口の締忘れによる水漏れ、購入商品の盗難など考えられることは多くあるので、そんなトラブルに見舞われたときにあなたを助けてくれるのが「海外旅行保険」です。

例え短い期間であっても備えなしよりも備えありにしておくというのは自分のためにも必要だということです。

自転車、自動車保険、生命保険も「契約者の万が一」に備えている保険、海外旅行保険も同様なのです。(※1)ジェイアイ損害火災・海外の医療事情参照

海外旅行保険の種類と使用率の高い3種も解説

海外旅行保険の種類


補償名
使用率
補償の種類
傷害死亡/
後遺障害
旅行中に起こってしまった怪我、後遺障害または死亡を対象とした補償。
傷害/
疾病治療費用
旅行中に起こってしまった交通事故、レジャー最中の怪我や急病による診察、
入院、手術を受けたときの補償。
賠償責任
他人へ怪我を負わせてしまった、ショッピング中にお店の商品を壊した、 ふとしたミスで宿泊先に損害を与えてしまったなど賠償責任となる問題を起こしたときに補償。
携行品損害
カバンやカメラなど自分の持ち物が盗難、破損などで被害を受けた場合に補償。
救援者費用
旅行中の病気や事故により入院した場合に親族らが入院先へ向かったときの
交通費、滞在費などを補償。
入院一時金
旅行中に起こった怪我や病気により2日以上の入院が
必要となった場合が対象。
航空機寄託
荷物遅延費用
航空機が遅れた際の荷物トラブルを補償。
航空機が遅延または欠航した場合に代替機を利用できないときの
宿泊費などを補償。
旅行中に起こった留守宅への空き巣、盗難に備えた補償。
留守中に起こった家族の危篤を始めとする「緊急帰国」が必要な場合を対象に補償。

利用率の高い3つの補償

利用率の高い3つの補償

数ある海外旅行保険のなかでも、上記の3つは特に事故が起こり得るケースが高く、利用している保険の補償額がどのくらいなのか確認しておくことがおすすめです。

特に、傷害・疾病治療費用は海外では高額な場合が多いため、補償額が不安な場合は追加でカバーすることも大切です。

ここがポイント!
クレジットカードの海外旅行傷害保険は、最高〇〇万円という記述が多いですが、基本的に「傷害死亡/後遺障害」の補償額のことなので、利用率の高い補償がいくらなのかを個別に確認することをおすすめします。

クレジットカードの付帯条件には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類がある

クレジットカードの保険は必ず利用できるというわけではなく、条件が自動付帯と利用付帯のどちらなのか、カード毎に確認する必要があります。

条件が「自動付帯」の場合

自動付帯」とは、クレジットカード発行時(会員となったとき)より条件なく自動的に付帯保険が適用となるタイプです。

利用付帯と違い、支払いを意識する必要がないため手軽さや、他の保険との併用しやすさがあります。

さらに詳しく!
「自動付帯」は便利ですが、ゴールドカード以上の高ランクのカードに付帯されている場合が多いです。

条件が「利用付帯」の場合

利用付帯」とはツアー代や空港までのバス、鉄道料金、航空券の一部、または全額をクレジットカードで支払った場合に適用となるタイプのことを言います。

それぞれメリット・デメリットがある

比較してみると、自動付帯の方がいいようにも見えますが、自動付帯は利用付帯に比べて補償額が低い傾向があります。

また自動付帯は旅行中に保険を延ばすこともできないため、自動付帯と利用付帯どちらにもメリットデメリットはあるでしょう。

そのため、クレジットカードの付帯条件だけでなく、補償内容もしっかり確認しておくことをおすすめします。

海外旅行保険があるおすすめクレジットカード

では、海外旅行傷害保険付きのクレジットカードは実際どのくらいの補償額なのか、またどのカードがおすすめなのかを解説していきます。

利用付帯のおすすめクレジットカード3枚



カード
三井住友カード(NL)

楽天カード

三菱UFJカード
年会費 永年無料 永年無料 初年度無料
通常1,375円(税込)
年間一度でも利用で無料
傷害死亡・後遺障害 2,000万円 2,000万円 2,000万円
傷病治療費用 50万円 200万円 100万円
賠償責任 2,000万円 3,000万円 2,000万円
携行品被害 15万円
(自己負担3,000円)
- 20万円
(自己負担3,000円)
救援者費用 100万円 200万円 100万円
救援者費用 100万円 200万円 100万円

海外旅行傷害保険が利用付帯のカードでおすすめの3枚は「三井住友カード (NL)」「楽天カード」「三菱UFJカード」の3枚です。

どのカードも、海外旅行時だけでなく日常使いでも便利で人気のあるカードですが、それぞれの強みがあるので詳しく解説していきます。

セキュリティと発行スピードに優れる「三井住友カード (NL)」

  • 券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表記されておらず安全性が高い
  • 最短3営業日発行ですぐに発行できる
  • 補償額は他の2枚に比べると控えめ

三井住友カード (NL)は補償額は控えめですが、ナンバーレスカードなので、カード自体の安全性が高いカードです。

また、スピード発行にも対応しているため、海外旅行直前でもすぐに用意できますし、国際ブランドはVisa、Mastercard®から選べるため利用先で困ることも少ないでしょう。

補償額と還元率の高い「楽天カード」

  • 補償額が他の2枚と比べると高い
  • 還元率が1%と高還元
  • 利用率の高い携行品被害が補償外+盗難時のリスクが高い

楽天カードは、他の2枚よりも補償額が高く、還元率も1%となっているためお得に感じられるカードです。

ただし、利用率の高いといわれる「携行品被害」が補償外であり、カードが盗難にあった際も不正利用されるリスクが高いカードとなっています。

バランスの取れた「三菱UFJカード」

  • 発行元が銀行系の三菱UFJニコスでセキュリティに優れる
  • バランスのとれた補償額+海外アシスタントサービス付き
  • 発行ハードルはやや高め

三菱UFJカードは発行元が銀行系の三菱UFJニコスであり、不正利用時のサポート体制が整っており安心です。

補償額も他の2枚のバランスをとった内容で、「ハローデスク」という海外アシスタントサービスも付帯しています。

ただし、やや発行審査のハードルが高めであるといわれている点と、シンプルな条件ではありますが、カードの利用がないと年会費が発生してくるという点がネックといえます。

自動付帯のおすすめクレジットカード



年会費 無料
傷害死亡・後遺障害 最高500万円
傷害治療費用
200万円
疾病治療費用 200万円
賠償責任 2,000万円
携行品被害
20万円(自己負担3,000円)
救援者費用
100万円
詳細ページボタン 申込みボタン

自動付帯で今ある補償をさらに手厚くする「エポスカード」

海外旅行傷害保険が自動付帯するカードの中でも特におすすめしたいカードがエポスカードです。

自動付帯は高ランクのカードや年会費のかかるカードが多いですが、エポスカードは年会費をかけずに保険に入ることができます。

年会費無料かつ自動付帯となっており、エポスカードだけでは補償額はこころもとないかもしれません。

ただし、傷害死亡・後遺障害の保険金額は合算されませんが、それ以外の保険金額は合算され、自動付帯のため、カードをあらかじめ発行しておくだけで補償額を手厚くできるお守りのようなカードとなります。

さらに詳しく!
自動付帯のエポスカードは、出発前に海外旅行傷害保険の「付保証明書」を発行しておくことで保険適用時の証明が可能です。

年間50万円以上利用すれば無料のままゴールドカードにランクアップも可能

ちなみに、エポスカードは年間で50万円以上利用すれば、エポスカード ゴールドへのインビテーションが届くようになっており、年会費無料のままでランクアップできます。

また、自動付帯の海外旅行保険の補償額もパワーアップするため、エポスカードがメインカードでなくともランクアップを目指す価値は十分にあります。

海外旅行保険(自動付帯) エポスカード エポスカード ゴールド
傷害死亡・後遺障害 最高500万円 最高1,000万円
傷害治療費用 200万円 300万円
疾病治療費用 200万円 300万円
エポスカードの公式サイトはこちらから

家族特約があると同伴者も安心の補償あり

「家族特約」とは、家族で旅行に行く際、クレジットカードの主契約者だけでなく、その家族も病気やケガの治療費、盗難・破損といった事故などの補償を受けられるものです。

別途保険料を支払う必要がなく、安価に家族全員の保険をカバーできます。

家族カードを持っていれば保険が適用される可能性あり

一般的に家族特約は年会費が発生するカードに付いていることが多いですが、たとえ家族特約がなくても家族カードを持っていれば本会員と同じ保証内容を受けられるものもあります

例えば楽天カードの場合、家族旅行で本会員が家族分もまとめて支払いすると、本会員のクレジットカードと紐づく家族カードを家族が持っていると保険が適用されます。そのため、予め家族カードを作っておくとお得なのです。

欲しいカードの保険適用条件を確認し、ご自身にとって最適なクレジットカードを選択しましょう。

保険は「併用」も考えよう

保険会社が扱う海外旅行保険に加入しなくてもクレジットカードに付帯されている海外旅行保険を利用することはできますが、クレジットカードの海外旅行保険は保険会社が扱う海外旅行保険に比べて、傷害死亡・後遺障害以外の補償がやや低めに設定されています。


一般の保険会社 保証額

保険大手会社 保険料 付帯条件 傷害死亡
後遺障害 
傷害・
疾病治療
救援者費用 賠償責任 携行品損害
S社
(ハワイ/9日間)
6,460円 契約 1,000万円 1,000万円 1,000万円 1億円 30万円

例えば最も利用率が高い「傷害・疾病治療費用」は保険会社の海外旅行保険では1,000万円補償に対し、クレジットカードの海外旅行保険では100万円から300万円が一般的となり、賠償責任、携行品損害の費用もクレジットカードの方が下回ります。

ただ、クレジットカードの付帯保険は単なる補償が低い内容で終わりはしません。

実は傷害死亡・後遺障害以外の補償は複数のクレジットカードを持つことで、補償額が合算されてより充実した内容へと変身を遂げるのです。

2枚のクレジットカード併用で補償額はここまで手厚くなる


三井住友カード(NL)

利用付帯

エポスカード

自動付帯



補償額 合計
保険会社
S社
契約で適用
年会費(費用) 永年無料 永年無料 - 6,460円
傷害死亡
後遺障害
2,000万円 500万円 2,000万円
(1枚のみ)
1,000万円
傷害・疾病治療 50万円 200万円 250万円 1,000万円
賠償責任 2,000万円 2,000万円 4,000万円 1億円
携行品被害 15万円
(自己負担3,000円)
20万円
(自己負担3,000円)
35万円
(自己負担額3,000or6,000円)
30万円
救援者費用 100万円 100万円 200万円 1,000万円

海外旅行保険が「利用付帯+自動付帯」となっているクレジットカードを複数枚保持することで、保険会社が提供する海外旅行保険に匹敵するとまではいかずとも、手厚い保険を無料でかけられます。

併用すれば充分ともいえる補償額ですが、どうしても不安という方は、追加で保険を申し込むことで解決できます。

費用や申し込みの手続きなしで、手厚い保険を受けられるのがクレジットカード併用の最大のメリットです。

合算できる補償とできない補償についても解説

海外旅行保険は合算できる補償と合算できない補償がありますので注意しておきましょう。

合算できる補償

■傷害/疾病治療費用 ■賠償責任 ■携行品損害 ■救援者費用

これらの補償は複数のカードの合算額が補償されます。

合算できない補償

■傷害死亡/後遺障害
傷害死亡/後遺障害の補償額はA、B、Cと3枚のクレジットカードを持っていたとしても、その保持カードのなかで一番高い補償額が支払われます。
※同じクレジットカード会社のカードを保持している場合は、海外旅行保険の補償額は合算にはなりません。

同じ会社のカードを持つと合算できないことも

カード会社によっては複数カードを持っていても、適用カードが1枚となってしまうケースがあります。

例えばオリコカード ザ・ポイント プレミアムゴールドと、他のオリコカードを持っていても適用される保険はカード1枚分となってしまいます。

ただ複数カードを持っていればよいのではなく、併用できる組み合わせを見極めるようにしましょう。



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