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第077回 海外旅行のクレジットカード利用時に注意したいこと


海外旅行を機にクレジットカードを作られる方もいらっしゃるでしょう。
大金を持ち歩かなくてすむので安全かつ便利ですし、カードでないと手続きのしづらいものも多いため、もはや旅行の必需品ですよね。しかし海外旅行では、クレジットカード利用時に注意したいことがいくつかあります。以下の点に気をつけて、クレジットカードを利用しましょう。

共通

「スキミング」に注意
海外旅行のクレジットカードで一番気をつけたいのは「スキミング」。カード情報を盗み出し、不正に利用されてしまうことをいいます。特に東南アジアやヨーロッパに多いので、注意が必要。スキミングを避けるためにも、安心できるお店でのみカードを使用すること。怪しいな、と感じたら現金払いが無難です。

利用明細は保管する
利用明細は捨てずに持ち帰ること。後日カードの明細が送られてきた際には、明細の内容を確認するようにしましょう。家計管理にも役立ちますし、不正に使用されていないかも確認できます。

記入ミスの売上票は破棄を確認
記入ミスをして売上票を書き直す場合、ミスした売上票からカード番号が漏れてしまう可能性があります。記入ミスの売上票は破棄を確認するか、自分で持ち帰って確実に処分しましょう。

ホテル

予約
今はホテル予約をインターネットや電話でする場合、クレジットカード払いが主流です。ホテルにチェックインした際には、カードを提示するようにしましょう。カードが提示されないと、支払いができないのではないかとホテル側に疑念を抱かせてしまい、手続きに時間がかかったり、宿泊できない可能性もあります。

キャンセル
予約のキャンセル時には、ホテルによってキャンセル料の規定が変わりますので、できるだけ早めに連絡を入れましょう。その際に、キャンセル番号と担当者をメモしておくこと。トラブル回避に役立ちます。

買い物

返品、支払い方法の変更
返品や支払い方法を変更する際には、「取消伝票」(Credit Voucher)を作成してもらい、「本人控え」と一緒にもらいましょう。

別送品
別送品がある場合は、「商品明細、発想日・到着予定日、航空便or船便、送料、保険有無、配送先」が書かれた書類を受け取りましょう。帰国の際に別送品申告をすれば、トラブルなく別送品を受け取れます。

免税
免税の手続きは、還付金をカードの決済口座で受け取る方法が主流。しかし国によって「商品、金額、税率、返金手段、手数料」が異なるので、確認しておきましょう。

レンタカー

レンタカーも今はカードの利用が一般的です。カードを利用すれば、保証金を預けるなどの手間もかからず、スムーズに借りることが出来ます。ガソリン満タンで返すのが原則なのは海外も同じ。利用代金の明細が送られてくるまで、契約書や料金計算書は保管しておきましょう。

レストラン

小計欄のみ記載された売上表は、チップをくださいということ。チップ欄と合計欄には自分で記入し、チップの上乗せを防ぎましょう。

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この記事担当のFP

宮野 茉莉子 みやの まりこ

証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。

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執筆記事 10〜01 20〜11

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