クレジット機能がないETCカードの作り方

ETCカードはクレジットカードと紐付いていますが、クレジット機能なしのETCカードを作る方法はあります。
メリットとデメリットを把握して自分の使い方に合っているか見極めましょう。
もしなんとなくETCカード付きクレジットカードに申し込んでいなかった人は、クレジット機能なしでETCカードを作るよりもメリットが多い通常のETCカードへ申し込むのがおすすめです。
その理由についても詳しく解説します。
・ETCパソカの申し込み方法
・ETCパソカのメリットとデメリット
・ETCカードとの違い
・クレジットカード審査の通過のコツ
ETCカード発行におすすめのクレジットカード3枚
クレジット機能なしのETCカードは審査がないというメリットがありますが、発行に時間がかかる+年会費が発生+初期費用が高額の3点には注意が必要です。
素早いETCカードの発行と費用をかけずにETCカードが利用したいという方は、ポイントも貯まるクレジットカードに紐づいたETCカードの発行もおすすめです。
券面 | |||
---|---|---|---|
年会費 |
永年無料 |
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ETCカード |
年会費無料 |
初年度無料 翌年度以降年会費550円(税込) ※年1回利用で無料 |
年会費無料 |
ETCカードの強み |
ETC利用でも還元率1% |
本カードもETCカードも発行がスピーディ |
ETCカードを複数枚発行可能+ETC利用の還元率が1% |
申し込み資格 |
18歳以上39歳以下 ご本人または配偶者に安定継続収入のある方 (高校生を除く) |
満18歳以上の方(高校生は除く) |
|
申し込み |
クレジット機能なしのETCカードとは

高速道路や有料道路、駐車場と今やETCカードの需要は拡大しており、誰もが1枚は持っている時代へとなってきました。
未だにETCカードを持っていない方には、そもそもクレジット機能に苦手意識があったり、クレジットカードの審査に不安を持っている方や、すでに審査に落ちてしまった方も少なからずいるはずです。
そこでそんな方に向けてクレジット機能がないETCカード、通称「ETCパーソナルカード(略称:ETCパソカ)」というものが存在します。
クレジット機能なしのETCカードが選ばれている理由

クレジットカードの申込がなくても
ETCカードだけを持つことができる方法があります。
その方法とはETCパーソナルカードに申込むことです。
ETCパーソナルカードとは?
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ETCパーソナルカードは申込申請後に提示されるデポジットを先払いし、ETC料金を引き落とす口座を記入して返送することで発行されるETCカードです。
発行されると、別途年会費として1,257円(税込)がかかります。
クレジットカード会社による審査がないという部分から、ETCカードのみを持ちたいという方に選ばれているカードとなっています。
デポジットとは、利用サービスに対する先払いの保証金のことです。
この先払いしたお金はプリペイドカードのような前払い金のチャージではありませんので、通行料金の支払いには利用できません。
ETCパーソナルカードの申し込み方法
ETCパーソナルカードは申込書をサービスエリアなどのコンシェルジュカウンター、あるいはETCパーソナルカードWebサービスからダウンロードして獲得します。
申込はインターネットで完結できず、郵送が必要となっています。
審査もなく、利用分は指定した銀行から引き落とし、デポジットを入れるだけでETCカードだけを持てると考えるならとても便利なカードです。
実はETCパーソナルカードには発行されるための「条件」があります。
その条件というのは、どういったものなのかを確認してみましょう。
クレジットなしのETCカードを持つための条件

ETCパーソナルカードを発行・利用するためには【デポジット入金が条件】となります。
平均利用月額、または年間最高利用月額によりデポジット額が異なり、申込書での事前申請で決まることから、クレジットカードのETCカードのように無料で利用することができないのです。
デポジット額の決まり方

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か
のいずれか高い方がデポジット額となります。
デポジット金額例 | ||||
---|---|---|---|---|
平均利用月額 | 5,000円 | 10,000円 | 15,000円 | 20,000円 |
デポジット額 | 20,000円 | 40,000円 | 60,000円 | 80,000円 |
高速道路や有料道路を多く利用する場合は、その分デポジット額が大きくなります。
発行後に利用が増えたときもデポジットを入金しておく必要があるので、審査がないとはいってもETCパーソナルカードは通常のETCカードよりも経費がかかるカードとも言えます。
しかも、ETCパーソナルカードはデポジットで高速料金を支払うことはできません。
デポジットはあくまで発行してもらうための「保証金」ということになります。
ETCパーソナルカードの注意ポイント
- デポジットは最低2万円が必要
- デポジットは通行料としては使えない
- 年会費が1,257円(税込)かかる
- 振込は郵便局取扱窓口もしくはコンビニ支払となり、
手数料も自分持ち
クレジット機能がないETCパーソナルカードを持つためには、初回に最低でも年会費1,257円(税込)+約2万円+手数料が必要となってきます。
もし、それでもクレジット機能なしのETCカードが良いのであれば、ETCパーソナルカードをおすすめします。
ただ「初回に2万円以上」の入金がネックになっている場合、初回入金もない、年会費もないクレジットカードのETCカードを検討しましょう!

券面 | |||
---|---|---|---|
年会費 |
永年無料 |
||
ETCカード |
年会費無料 |
初年度無料 翌年度以降年会費550円(税込) ※年1回利用で無料 |
年会費無料 |
ETCカードの強み |
ETC利用でも還元率1% |
本カードもETCカードも発行がスピーディ |
ETCカードを複数枚発行可能+ETC利用の還元率が1% |
申し込み資格 |
18歳以上39歳以下 ご本人または配偶者に安定継続収入のある方 (高校生を除く) |
満18歳以上の方(高校生は除く) |
|
申し込み |
クレジット機能なしとありのETCカードの違い

ETCカードがクレジット機能なしのETCパーソナルカードと違う点は、ずばり下記4点です。
- 経費0円(年会費なし・デポジットなし)で持てる
- 選び方によっては審査もスムーズ
- 会員特典がある
- インターネット申込み可能
【おススメ02】のように、クレジットカードの選び方によっては、審査の敷居が高くないものもあります。
その点を確認してみてもう一度ETCパーソナルカードにするのか、クレジットカードのETCカードにするのかを考えてみましょう。
例えば、実際にクレジット機能のあるJCB CARD Wとクレジット機能のないETCパーソナルカードを表で比較するとこうなります。
クレジット機能なし
|
クレジット機能あり
|
|
---|---|---|
カードフェイス |
![]() ETCパーソナルカード |
|
年会費 |
1,257円(税込)
|
クレジットカード本体:永年無料
ETCカード:無料 |
初回入金 |
2万円以上
|
無料
|
ネット申込み |
不可
|
可能
|
発行期間 |
4週間程度
|
クレジットカード本体:通常1週間程度、最短3営業日
ETCカード:通常2週間程度 |
審査 |
なし
|
あり
|
会員特典 | ・ETCマイレージ | ・ETCマイレージ ・ポイント還元あり |
@会員特典がある
ETCパーソナルカードはETCマイレージには登録できますが、そのほかに付く会員特典はありません。
しかし、例で挙げたJCB CARD WにはETCマイレージ登録はもちろん、お得なポイントプログラムがついてきます。
JCB CARD WのETCカードなら、高速道路の利用料金でもポイントが貯まり、通行料金をETCマイレージでお得にするといった使い方もできます。
AETCパーソナルカードは発行期間が4週間前後かかる
ETCパーソナルカードは審査を行なっていないため簡単に発行することができますが、手元に届くまで4週間前後かかると言われています。
その理由として、Web申し込みができないため郵送でのやり取りが複数回あり、デポジットの振り込みも必要と、カード発行までにしなければならないことが多いのです。
クレジットカードに付帯したETCカードの場合は、大抵クレジットカードの申し込みと一緒にETCカード申し込みも済むので、やり取りも1度で完結します。
Bインターネット申し込み可能
JCB CARD WのETCカードを作る場合は、Webで簡単に申し込みが可能です。
それによって発行期間はETCパーソナルカードよりも短縮され、公式サイトには既にJCBカード会員なら申し込みから約1週間でお手もとにお届けとの記載があります。
JCB CARD Wに新規入会する場合は、クレジットカードの審査通過後にETCカードの発行手続きが行われますが、それでも2週間程度という短さです。
クレジットカードによって審査に2週間以上かかるものもありますので、早くETCカードを手にしたいと考えている場合には、JCB CARD Wのようなスピード発行を実施しているカードをおすすめします。
クレジットカードの審査が不安な方へ押さえるコツ

「入会キャンペーンを行なっているカードは審査が通りやすい」と聞いたことはありませんか?
入会キャンペーンでは大量のポイントを付与したり限定グッズを提供することが多く、カード会社側は手痛いコストを支払っています。
つまり、入会キャンペーンを行なっているカード会社は多少の損をしてでも入会者を増やしたい可能性があり、そんなときにわざわざ審査を厳しくして入会者を絞らないだろうという極めて現実的な考えがそこにはあるのです。
入会キャンペーンを実施していないクレジットカードよりも、実施しているクレジットカードの方が間口が広いのでぜひ狙って欲しいところ。
付け加えるなら、申請条件を確認し、学生やアルバイトでも申し込めるカードを選ぶとよいでしょう。
JCB CARD Wの申請条件の中には「18歳以上39歳未満」という年齢制限があるので、当てはまらない方もいるかと思います。
そこでもうひとつ、還元率が0.5%〜5.0%と高い三井住友カード(NL)をおすすめします。
クレジットカード本体の年会費も永年無料で、ETCカードも年1回以上利用すれば実質無料で使い続けられるので、JCB CARD Wと同じく負担がかかりません。
もちろんJCB CARD Wのように、現在入会キャンペーンを実施しています。
カードフェイス | ||
---|---|---|
カード年会費 |
永年無料
|
永年無料
|
ETCカード年会費 |
無料
|
550円(税込)
(初年度無料)年1回以上の利用で翌年度無料 |
発行期間 |
通常1週間程度、最短3営業日
|
カード番号は最短30秒※、
カード本体は最短3営業日 |
ポイント還元率 | 1.0% | 0.5%〜5.0% |
※最短30秒発行受付時間:9:00〜19:30。ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。
いずれも1枚のクレジットカードにつき、1枚のETCカードを持つことができます。
個人利用にはもちろん、ご家族に家族カードを発行して、家族分のETCカードを作るのもいいのではないでしょうか。
トヨタカードはクレジットなしでETCカードが作れる?

車を愛用する方や法人に人気のトヨタカードのETCカードについてもご紹介します。

なぜ人気かというとトヨタカードは種類が多く、それぞれドライバーズサポートが豊富という点につきます。
種類が多いといっても、トヨタカードはクレジットなしでETCカードを作れません。それについては「トヨタのクレジット機能なしETCカード作れない!ETCカードを利用したいならTS CUBICカードが必要」のコラムでもご紹介しています。
- ドライバーズサポートが豊富
- ETC一体型のクレジットカードが作れる
- ETCカードの年会費が永年無料
- 経費管理が楽な法人カードも用意されている
高還元でETCカードを複数枚発行できるカード

年会費 | 無料 |
---|---|
申し込み資格 | 18歳以上で安定した収入のある方(高校生を除く) |
ETCカード | 無料 |
クレジットカードは基本的にカード一枚につき、ETCカードの発行は1枚となっていますが、三菱UFJカード VIASOカードなら複数枚の発行も可能です。
カード名義本人が、NICOSコールセンターに連絡を行うことで発行できます。
また、三菱UFJカード VIASOカードは通常200円で1ポイントの0.5%還元ですが、ETC利用では2倍の1%で還元されるというメリットもあります。
貯まったポイントは1ポイント=1円で自動キャッシュバックされるほか、本カードもETCカードも年会費無料ですので、ポイント交換や有効期限を気にしたり、年会費を払うなどの手間がない点もストレスフリーでおすすめです。
ETCカードを早く発行できるカード

年会費 | 永年無料 |
---|---|
申し込み資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
ETCカード | 550円(税込) (初年度無料)年1回以上の利用で翌年度無料 |
ポイントプログラム | Vポイント 200円=1ポイント |
ETCカードはクレジットカードの審査が完了して初めて手続きが進められます。
したがって早くETCカードを発行したい場合は、スピード発行できるクレジットカードがおすすめです。
とりわけETC早く発行できるおすすめのカードは三井住友カード(NL)です。
本カードの年会費が永年無料で、ETCカードも年1回以上使えば実質無料で使い続けられます。
カード番号が最短30秒で発行され※、本カードの発行も3営業日発行と業界内トップ。審査がスピーディなので、ETCカードの手続きが始まるのも早く、一般的なクレジットカードよりも早く手元に届くと考えられます。
※最短30秒発行受付時間:9:00〜19:30。ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。
ETCカード付きクレジットカードを選ぶべき理由

ETCパーソナルカードは審査無しで持つことができますが、あえて持つメリットが少なく、以下の理由から通常のETCカードの方がお得です。
- ETCパソカに比べて遥かに安価
- ETC利用でポイントを2重に貯められる
- 先払いをする必要がない
- 年会費無料で使えるものがある
クレジットカードの中にはETCカードの年会費が毎年発生するものもありますが、しっかりと探せばETCカードの年会費が無料で維持費がかからないカードはあります。
中でもオススメはJCB CARD Wと三井住友カード(NL)、三菱UFJカード VIASOカードの3枚。
急ぎETCカードが欲しいカードは、スピード発行できるJCB CARD Wや三井住友カード(NL)を選び、複数枚ETCカードを発行したいと考えている方は三菱UFJカード VIASOカードを選択しましょう。
一覧で比較
券面 | |||
---|---|---|---|
年会費 |
永年無料 |
||
ETCカード |
年会費無料 |
初年度無料 翌年度以降年会費550円(税込) ※年1回利用で無料 |
年会費無料 |
ETCカードの強み |
ETC利用でも還元率1% |
本カードもETCカードも発行がスピーディ |
ETCカードを複数枚発行可能+ETC利用の還元率が1% |
申し込み資格 |
18歳以上39歳以下 ご本人または配偶者に安定継続収入のある方 (高校生を除く) |
満18歳以上の方(高校生は除く) |
|
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