旅行が好きなので航空会社のクレジットカードを作りました。マイルの貯め方や利用の仕方を教えてください。
全日空(ANA)や日本航空(JAL)の発行している航空会社系のクレジットカードは、旅行好きや出張等で飛行機をよく利用する方にはとても便利なカードとなっています。これらで支払うとマイルが貯まっていきますので、飛行機に乗らずともマイルを貯めることが可能になりますね。普段から1枚の航空系カードに支払いを集約させることで、マイルの貯まるスピードは上がります。
家計の支出の中で「固定費」と呼ばれるもので、クレジットカード払いにできるものはクレジットカード払いを選択するようにしましょう。
<例>水道光熱費、固定電話・携帯電話代、プロパイダ料、新聞代、ガソリン代等
例に挙げた毎月の支出だけでも一般家庭で毎月5万円ほどは利用することになりますね。ただの口座引き落としではとてももったいないです。
また、家族カードで夫婦で貯めていくのもいいですね。お互いに利用頻度が高い場合、貯まるスピードが上がります。
全日空(ANA)の場合、国内線の航空券と換える場合、必要なマイル数は、一律15,000マイル(2区間1名分)となっています。(閑散期は12,000マイル)つまり、近距離でも遠距離でも同じマイル数が必要です。それなら、北海道や沖縄などに利用するのがお得さは増しますね。もともと地方に住んでいる私はとても便利なアイテムとなっています(笑)
また、時にはエコノミー⇒ビジネスクラス⇒ファーストクラスとグレードアップさせるのもお得度が高いと言えます。成田からハワイ(ホノルル)の場合、片道20,000マイルでエコノミーからビジネスクラスにグレードアップできます。7時間前後のフライトをより快適に特別な時間を過ごすにはとってもありがたいグレードアップ制度だと感じます。
普段の買い物や、贅沢品をクレジットカード払いにする場合は、翌月に支払いが繰り延べられるだけの借金だと肝に銘じ、計画的に利用する。
手数料のかかる、リボ払いや分割払いを選択してはいけない。手数料や利息がかかれば、クレジットカード払いにしてマイルを貯める意味がなくなります。
繁忙期や急な出発の場合、すでにマイル枠が満席となり、マイルを利用できない場合があります。そんな時は株主優待券の出番です。ANAの株主優待券は、定額の50%つまり半額で飛行機に乗れるとてもお得なチケットです。
例えば全日空(ANA)の株主になるには、投資資金が約18万円必要となります。(平成25年2月現在) 3/31か9/30時点で株主であれば、その株数に応じて、優待券がもらえます。(3000株までは、1000株ごとに1枚)株主への発送はそれぞれ、5月下旬、11月下旬頃となっています。
株主優待券には有効期限の違う2種類があり、6/1~翌年5/31 1年間有効の株主優待券と、12/1~翌年5/31 半年間有効の株主特別優待券があります。
株主にならずとも、金券ショップやオークション等で多く流通していますので、格安で手に入れることも可能です。
マイルや株主優待券を上手に利用すれば、高価な航空運賃も大幅節約することができ、とってもお得さを享受することができますね!
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。