春になると、自動車税や固定資産税などの納付書が送られてきます。これらの納税がクレジットカードで支払えるととても便利でお得です。 すべての自治体ではありませんが、「Yahoo!公金支払い」を利用し、多くの自治体がクレジットカードで決済できるシステムを取入れています。自動車税や固定資産税といったものだけでなく、国民健康保険税も支払えるのもポイントです。
「Yahoo!公金支払い」クレジットカードで納税が可能なもの |
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自動車税 軽自動車税 固定資産税 住民税 |
◆「Yahoo!公金支払い」のメリット
・市役所や金融機関などの窓口へ並ぶことなく、いつでもどこからでも、インターネット上で支払える。
・ポイントが貯まる
◆「Yahoo!公金支払い」のデメリット
・Yahoo!公金支払いに対応している自治体が限られている。
・決済手数料がかかるので、ポイントを貯めても相殺されることも。
*自動車税は324円(沖縄県は308円)の決済手数料が加算されます。
*固定資産税は、納付金額の10,000円を超える部分に対して、10,000円ごとに108円(税込)が加算されます。
◆国民年金もクレジットカードで支払える!
国民年金は「Yahoo!公金支払い」の対象外ですが、日本年金機構やお住まいの年金事務所にて手続きをすることでクレジットカード払いが可能になります。年金や上記の健康保険税といった毎月発生する固定費は、クレジットカードで支払うことで、ポイントの貯まるスピードがアップします。
◆クレジットカードで支払う時のポイント
多くの税金が「決済手数料」を必要としますので、以下のように還元率が1%の場合、結果的にポイントと決済手数料が相殺されるような形になるので、できるだけ還元率の高いクレジットカードで支払うようにしましょう。
<総排気量1リットル超1.5リットル以下で税金額が34,500円の場合>
・還元率1%の場合、…345ポイント貯まる
・決済手数料…324円
◆税金がクレジットカードで支払える理由
クレジットカードで納めることができる税金は、実は「地方税」だけで「国税」である所得税・法人税・相続税・贈与税等がまだクレジットカードで納めることができません。
そもそも、クレジットカードは「買い物」の支払手段として使われるのが一般的ですが、クレジットカードで納税できるということは、本来は地方自治体が徴収すべき地方税をカード会社が一役担うという形です。
私達一般消費者からすると、利便性が高まりポイントもついてお得な限りですが、地方自治体からしてみれば、「滞納が減る」というメリットにも繋がります。クレジットカードで決済されたものは、カード会社が立替払いをしていることになるので、地方自治体としては確実に徴収ができるようになります。地方自治体は税金滞納者の取立てにも苦労していますので、クレジットカードを使って納税することを促進するようになるという背景があります。
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。