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第110回 WEB明細は本当に便利?のメリット・デメリット

近年ほとんどのカード会社が、クレジットカードの請求明細書を郵送ではなく、インターネットで確認する「WEB明細」を取入れています。
このWEB化、多くのシーンで見られるようになっています。携帯電話の利用明細のWEB化、保険会社では保険証券や約款のWEB化、確定申告書の電子証明書、給与明細書のWEB化、他にも会社間でのFAX使用でなくPDFによるメール送付など、「紙」を使わない仕組みが多くのシーンで取入れられるようになりました。
WEB明細のメリットとしては一般的には以下のような「利便性・安心・エコ」の3つが挙げられ、企業もWEB明細の促進を積極的に図っています。 ■利便性…デジタル管理することで家計簿ソフトとの連携や、請求内容も紙よりいち早く知る事ができる。
■安心…個人情報保護の観点から、自宅での紛失や破棄といった手間が省ける
■エコ…紙やCO2の削減、郵送コストなど経費の削減につながる

WEB明細のメリット

もう少し、クレジットカードのWEB明細にフォーカスしメリットを深掘りしてみましょう。
<WEBサービスでできること>
①利用明細・利用可能額の確認
②住所などの変更手続き
③支払方法や支払回数の変更
④ポイントの照会・利用等
以上のようにID登録をしてWEBサービスを受けるようになると、煩わしい手続きなどが簡素になるためとても便利になります。カード会社の営業時間など気にしないでいいので自分の隙間時間を有効活用できます。普段からネット中心の生活をしている人にはとても便利なサービスでしょう。
<その他のメリット>
■WEB明細特典の活用…各社、WEB明細の促進にあたり、WEB明細にすることでポイントプレゼントするケースをよく見かけます。ポイントをコツコツと貯めるにも良い観点ではないでしょうか。
(例)イオンカード…WEB明細にした場合、請求のあった翌月は、ときめきポイントを10ポイントプレゼント

WEB明細のデメリット

■一番のデメリットは「何にいくら使ったのか?」という確認作業を怠ること 物事にはメリットがあれば当然デメリットがあります。どのようなことが挙げられるでしょうか。以下のようにまとめました。
・ID登録やパソコンを立ち上げるといった作業が面倒
・パソコンの買替や故障など、パソコンがないと見れないのは不便
・紙の明細だと送られてくるので、いくら使っていつ引き落とされるのか確認するが、WEB明細だと月々の利用額、利用履歴を確認しなくなる。
・会社の経費や確定申告などの関係
・個人情報の保護になっているのか不安

上記のように色んなデメリットが想定されますが、一番困るのは「自分が何にいくら使ったのか?」といった確認作業を怠ることになることでしょう。 また、普段パソコンやスマホを使わない人や、ID登録やログインといった作業が苦手な方にはやはりWEB明細は不安でしょう。

自分自身がお金を管理しやすい仕組み作りを

マイナンバーが今秋にも導入されるように日本全体がWEB化している流れはあります。しかし、お金に関する事は、いくら使ったのか?支払いはいつなのか?と自分でしっかり確認ができることが前提になっています。

クレジットカードを上手に使えるには「収入の範囲で生活できる」といった基本的なお金の自己管理ができることが大切です。更にパソコンやスマホが使いこなせる人にとってはとても便利なWEB明細になりますので、自分の性格や普段のお金の管理方を考えながら、自分にあった方法を取入れましょう。

この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。



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