JALダイナースカード
JALダイナースカードの特徴
〈年会費〉
年会費30,800円(税込)
〈家族カード〉
家族カードの年会費9,900円(税込)
〈ETCカード〉
- 年会費無料
- 車両台数(車載器台数)に応じて本カード1枚につき5枚まで無料発行
〈ビジネス・アカウントカード〉
年会費2,200円(税込)
〈申し込み資格〉
年齢27歳以上の方
〈マイルの貯め方〉
- 100円に付き1マイル
- 特約店なら100円に付き2マイル
〈マイル特典〉
- 入会後最初のフライト搭乗で5,000マイル
- 入会2年目以降の毎年初搭乗で2,000マイル
- フライトマイルが25%アップ
〈マイル有効期限〉
36ヶ月後の月末
〈マイルの使い道〉
- どこかにマイルで通常は往復12,000マイルの特典航空券を6,000マイルで交換可能
- 1マイル→1円換算で本カード会員年会費の支払いが可能
- 5,000マイル→5,000eJALポイントへ移行
- 10,000マイル→15,000eJALポイントへ移行
〈補償〉
国内外旅行傷害保険は最高5,000万円(自動付帯)、最高5,000万円(利用付帯)の合計1億が最大補償額
〈ショッピング・リカバリー〉
- 本カード会員・家族カード会員と、カード会員から補償対象の商品の贈与を受けた方が補償対象
- カード払いで購入した商品は購入日から90日間に渡り、事故や故障、盗難などが発生した場合に、1商品あたりの自己負担額1,000円で年間最高500万円の補償
〈JALカードゴルファー保険〉
最高1億円(自動付帯)
JALダイナースカードについて
年会費30,800円(税込)の高ランククレジットカードがJALダイナースカードになります。
ダイナースカードとはアメックス(アメリカン・エキスプレス)と同じく、ランクの高いカードとして知られています。
そして、JALダイナースカードはその名前の通りにJAL(日本航空)と提携したクレジットカードです。
海外旅行・国内旅行・留学・出張などが多い方にとって、JALダイナースカードはどのようなものなのかを解説します。
カードの基本スペックについて
JALダイナースカードは年会費30,800円(税込)、家族カードの年会費が9,900円(税込)です。
どちらも年会費が非常に高額なクレジットカードとなっています。
ETCカードはカード本会員が所有する車両台数(車載器台数)に応じて5枚までを無料発行できます。
そして、年会費2,200円(税込)でビジネス・アカウントカードの発行が可能です。
ビジネス・アカウントカードでは本カードとは別の支払口座が設定でき、本カードとは別の利用代金明細を発行できます。
法人でなくとも発行でき、ビジネス・アカウントカードにETCカードを付帯して発行できます。
そして、JALダイナースカードにおける非常に大きな特徴は、クレジットカードそのものには利用限度額が設定されていないということです。
したがって、カード所有者それぞれの利用状況・支払状況によって、利用限度額が設定されるシステムになっています。
〈支払関連〉
支払日は毎月15日締めの翌月10日払いとなります。
支払方法は一回払い・ボーナス一括払い・リボルビング払いです。
ボーナス一括払いは夏季が利用期間12月16日〜6月15日の支払日8月10日、冬季が7月16日〜11月15日の支払日が翌年1月10日となっています。
リボ払いの金利は年15.0%になります。
〈申し込み資格〉
・年齢27歳以上の方
JALダイナースカードはハイランクのクレジットカードです。
しかし、申込資格のみで例えると収入の指定や勤続年数、雇用状況などの指定もないので、そうは見えません。
それでもハイランクのクレジットカードであることには変わらないので、申込をする場合には注意しましょう。
JALダイナースカードへの申込をする上での注意点
クレジットカードに借入申込みをする場合に、気をつけないといけないのが信用情報です。
信用情報とは、これまでのクレジットカード・カードローンの利用と支払・返済が記録されたものです。
JALダイナースカードに申込をすると、審査側は信用情報を判断材料の1つにします。
信用情報は企業の枠を超えた利用歴が記録されているので、普段からの利用態度には気をつけておかないといけません。
クレジットカードの支払日、カードローンの返済日には引き落とし先の口座残高が不足していないように確認を忘れないようにしましょう。
加えて、クレジットカードの申込に落ちたことは信用情報に記録されますし、申込をしたことも記録されます。
クレジットカードの審査に落ちて最低6ヶ月間は同じクレジットカードに申込をしても、審査に落ちるようになっています。
また、同時に複数のクレジットカードに申込をしないように気をつけましょう。
ポイントプログラム
JALダイナースカードのポイントプログラムはマイルになります。
基本的にはショッピングにてカード払いをすることで100円につき1マイル貯まるポイント還元率1.0%と認識しましょう。
そして、特約店にてカード払いをすると100円に付き2マイルの還元率2.0%となります。
特約店は大丸松坂屋オンラインショッピング・イオン・ENEOS・日比谷花壇・紀伊国屋書店ウェブストア・マツモトキヨシ・トヨタレンタカー・ノジマ・ファミリーマートと数多くあります。
詳しくはJAL MILEAGE PARKにアクセスをしてチェックしましょう。
提携しているホテルや旅館に宿泊することで還元率がアップする特典もあります。
また、家族カードが利用してゲットした分のマイルは本会員のマイルと合算されます。
これはETCカードやビジネス・アカウントカードも同様です。
マイル有効期限は36ヶ月後の月末までとなります。
〈マイルの使用用途例〉
- どこかにマイルで通常は往復12,000マイルの特典航空券を6,000マイルで交換可能
- 1マイル→1円換算で本カード会員年会費の支払いが可能
- 5,000マイル→5,000eJALポイントへ移行
- 10,000マイル→15,000eJALポイントへ移行
- 2,000マイルから商品と交換可能
貯めたマイルには以上のような使い道があります。
交換したeJALポイントは1ポイント→1円換算で航空券・ツアー券・燃油サーチャージへの支払に利用可能です。
「どこかにマイル」は、予約の際に4つの行き先候補地をJALから提案され、申込から3日以内に、その中から決定した行き先を知らされるというものです。
東京(羽田)・大阪(伊丹・関西)・福岡からの発着便の路線に限定され、ランダム性が高い代わりに本来の半分以下のマイルで特典航空券を予約できるというのが強みになります。
旅行に同行する友人にもマイルがあるなら、同時申込が可能です。
なお、マイルで家族カードの年会費を支払うことも可能ですが、その場合は必要マイルが24,200マイルと極めて割高になるのを覚えておきましょう。
マイルと交換したeJALポイントは、JAL Webサイトにて航空券・ツアー購入代金の一部または全額のお支払いに活用可能です。
eJALポイントの有効期限は、特典交換を行った日の1年後の同月末になります。
カードの特典
JALダイナースカードは3つのマイル特典があります。
1つ目は 入会後初めてのフライト搭乗で5,000マイル貯まるというものです。
次が入会2年目以降の毎年初搭乗で2,000マイル貯まります。
さらに、フライトに搭乗するごとにフライトマイルが25%多く貯まるようになります。
それ以外にも、JALダイナースカードはトラベル関連、グルメ関連の特典が豊富なので、それぞれを解説します。
トラベル関連
トラベル関連の特典には、以下のようなものがあります。
1.空港ラウンジ
国内主要空港ラウンジを本カード会員・家族カード会員が無料で利用できます。
また、海外空港ラウンジも本カード会員・家族カード会員それぞれが年間10回まで無料利用可能となります。
2021年4月1日からは年間11回目の海外空港ラウンジの利用に3,500円(税込)がかかるようになったのを覚えておきましょう。
2.手荷物宅配サービス
JALダイナースカードと国際線搭乗券を提示することで海外から帰国した際に手荷物を1年に2個まで指定した場所に宅配してもらえます。
提携している空港は成田空港(第1・第2ターミナル)、羽田空港第2・第3ターミナル、関西国際空港、中部国際空港となります。
3.パッケージツアー
国内外のパッケージツアーを最大5%OFFで購入できるようになります。
これにより、ツアーを優待価格で楽しむことが可能です。
4.レンタカー
ハーツレンタカーは特別割引によって最大20%OFFで利用でき、タイムズカーはレンタルが全車種5%OFFになります。
タイムズカー(カーシェアリング)はカード発行手数料が無料になり、月額基本料金が3ヶ月間に渡って無料です。
5.JAL エービーシーご優待
成田空港(第1・2ターミナル)、羽田空港第2・第3ターミナル、関西国際空港、中部国際空港(手荷物宅配サービスのみ/ヤマト宅急便のカウンターで受付)にて優待サービスを受けられます。
なお、羽田空港第2ターミナルはヤマト宅急便のカウンターで受付する手荷物宅配サービスのみで、重量制限25kgが限度です。
羽田空港第3ターミナルでは手荷物一時預かりは、出発階のみの受付となります。
6.グローバルWi-Fi優待
提携している国内空港にて、グローバルWi-Fiの利用料金が20%OFFになり、受渡手数料も無料となります。
なお、現地受渡可能国はハワイ、韓国、台湾の3つのみなのに注意しましょう。
7.海外クラブホテルズ
提携している海外のハイステータスなホテルにて、宿泊料金の割引や特典を利用できます。
8.トラベルデスク
トラベルデスクによって国内・海外旅行におけるチケットなどの各種手配を代行でき、さらにはさまざまな分野の相談を電話で対応します。
ただし、フライト・バス・フェリー・鉄道・ホテルのチケット予約や宿泊予約の代行には取扱手数料がかかるのに注意しましょう。
9.海外緊急アシスタンスサービス
海外旅行先で緊急事態になった場合に相談と手配をしてくれます。
最寄の病院の案内と紹介に加え、病人・怪我人の移送の手配をし、救援者の渡航手続きとホテルの手配、医療通訳と往診医の手配もします。
他には、日本人医師への医療相談や、応急処置などの各種アドバイスも対応していいます。
また、盗難事故や損害賠償事故等についての各種相談にも対応可能です。
10.キャッシュレスメディカルサービス
そして、東京海上日動火災保険株式会社が提携している病院などでは、自己負担なく治療が受けられます。
〈グルメ関連〉
JALダイナースカードはトラベル関連以外も非常に強力な特典があります。
1.エグゼクティブ・ダイニング
カード会員含んだ2名以上の利用で所定のコース料理を食べることで1名分のコース料金が無料になります。
そして、アイコンのある提携店舗にて会員含めた6名以上で所定のコースを利用すると2名分のコース料金が無料になります。
キャンセルによって人数が減ったら無料対象にならないので注意が必要ですが、極めて強力なグルメ特典と言えます。
2.提携レストラン関連の特典
JALダイナースカードは提携しているレストランの予約情報や、キャンペーン情報を教えてもらうことができ、さらには優待価格の特典もあります。
〈その他のエンタメ関連の特典〉
また、JALダイナースカードはエンターテイメント分野の特典も充実しています。
ショッピング関連の優待特典や、スポーツ・保険コンサルタント・金融分野の特典もあります。
ゴルフではプライベートレッスンの優待価格サービスや、予約代行サービスなどのお得な特典もあります。
カードの付帯保険など
〈旅行傷害保険〉
JALダイナースカードの国内外旅行傷害保険は、自動付帯と利用付帯がそれぞれあります。
自動付帯とは、カードを所有しているだけで補償の対象になるもののことで、利用付帯は交通費用やパッケージツアーの料金をカード払いした場合に対象になります。
海外旅行傷害保険の補償期間は自動付帯・利用付帯のどちらも住居を出発したときから住居に帰着するまでの間で、出国前日の午前0時から帰国した翌日の24時までの間です。そして、保証期間は最長で出国した翌日から3ヵ月後の24時までとなります。
国内外旅行傷害保険の利用付帯は、公共料金・宿泊料金・パッケージツアーをそれぞれカード払いした場合の移動・宿泊・ツアー中の事故が対象です。
そして、 国内外旅行傷害保険は、自動付帯が最高5,000万円、利用付帯が最高5,000万円の合計1億が最大補償額となります。
〈ショッピング・リカバリー〉
本カード会員・家族カード会員と、カード会員から補償対象の商品の贈与を受けた方が補償対象になります。
カード払いで購入した商品は購入日から90日間に渡り、事故や故障、盗難などが発生した場合に、1商品あたりの自己負担額1,000円で年間最高500万円の補償を受けられます。
〈JALカードゴルファー保険〉
ゴルフの練習中に誤って、誰かを怪我させてしまった場合や、備品を損傷させてしまった場合に向けての補償があります。
補償額は最高1億円の自動付帯です。
カードのメリット
JALダイナースカードのメリットをまとめます。
1.マイル換算率が高い
10,000マイル→15,000eJALポイント(1ポイント→1円相当)の換算率があることから、JALダイナースカードの基本ポイント還元率は1.5%と考えることができます。
さらに、特約店ならポイント還元率が2倍になるので、還元率を最大3.0%にできます。
また、毎年2,000マイルを貰えて、フライトマイルが25%上昇する特典もあります。
2.特典が非常に充実
トラベル特典はもちろんのこと、それ以外の特典も非常に充実しています。
特に、グルメ関連の特典であるエグゼクティブ・ダイニングは最大で2名分のコース料金が無料になります。
3.自動付帯と利用付帯の両方がある
海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険はどちらも最大1億円の補償です。
その中に自動付帯分が5,000万円あることから、仮に利用付帯の対象にならなくとも、いざという時の補償にできます。
どのような方に向いているのか
それでは、最後にJALダイナースカードに向いている方の属性を解説します。
〈JALダイナースカードに向いている方〉
- 飛行機利用の多い方
- ハイランクのクレジットカードが欲しい方
- 旅行傷害保険の自動付帯が欲しい
- 高還元率が欲しい
このように、JALダイナースカードはとにかく旅行関連の特典・補償が充実しています。
渡航・飛行機利用が多い方におすすめです。
クレジットカード基本スペック
国際ブランド | ![]() |
電子マネー | - | ||
---|---|---|---|---|---|
入会資格 | 年齢27歳以上の方 | 発行期間 | 約4週間 | ||
利用可能枠 | 100〜300万円 | 支払方法 | 1回払い/リボ払い/ボーナス一括 | ||
年会費 | 初年度 | 30,800円(税込) | ポイント サービス |
サービス名称 | JALマイレージバンク |
2年目以降 | 30,800円(税込) | 有効期限 | 3年間 | ||
ETCカード | 無料 | ポイント付与 | 100円ごとに1マイル | ||
家族カード | 初年度 | 9,900円(税込) | ポイントレート | 10,000マイル → 12,000円分 | |
2年目以降 | 9,900円(税込) | 還元率の目安 | 1.0% | ||
金利/ 手数料 |
分割払い | - | 空港ラウンジ | 対応状況 | - |
リボルビング 払い |
- | プライオリティ・ パス |
- | ||
キャッシング | - |
海外・国内傷害保険、ショッピング保険
海外旅行 傷害保険 |
付帯条件 | 自動付帯 | 国内旅行 傷害保険 |
付帯条件 | 自動付帯 |
---|---|---|---|---|---|
死亡・ 後遺障害保障 |
最高1億円 | 死亡・ 後遺障害保障 |
最高1億円 | ||
傷害治療費用 | 300万円 | 入院費用 (日額) |
1万円 | ||
疾病治療費用 | 300万円 | 通院費用 (日額) |
3,000円 | ||
賠償責任 | 1億円 | 手術費用 | 1万円 | ||
携行品損害 [自己負担額] |
100万円 | 家族特約 | - | ||
救援者費用 | 400万円 | 家族特約の 対象 |
- | ||
家族特約 | - | ショッピング 保険 |
年間保証額 [自己負担額] |
500万円 [10,000円] |
|
家族特約の 対象 |
- | 補償期間 | - | ||
補償対象 | - |