答えて、応えて!FP
第014回 教えて!クレジットカードのトラブル
Q、始めてクレッジットカードを持ちます。
不正やトラブルを防ぐにはどのような事に注意すれば良いのか、教えてください。
A、トラブルを防ぐ為にはどのようなトラブルがあるのか、カードトラブルに対する知識を身に付けましょう。
クレッジットカードを持つという事は、お買い物利用限度額が30万円ついている場合、
常に30万円を持ち歩いていると考えて行動しましょう。
現金だと注意を払ってもカード1枚だと注意が疎かになる、そこを悪用される事があるので常に注意が必要です。
■盗難・紛失
クレッジットカードの盗難や紛失により悪用される事が最も一般的でしょう。
車の中に放置していた、裏面に記名がなかった、暗証番号を生年月日などすぐわかるものにしていた、
カードに暗証番号を書いていた等の場合には不正に使用されても責任はカード所有者が負います。
キャッシングは暗証番号が必要になりますが、買い物はカードの提示やサインだけでできます。
盗難や紛失したと気付いた場合、必ずカード会社と警察に連絡しましょう。
<予防策>
常にクレッジットカードの存在を確認すること。暗証番号を推測されないようにすること。
■スキミング
スキミングはクレッジットカードの情報を盗み出して、偽造カードを作り不正利用するカード犯罪です。
磁気カードに書き込まれている情報をスキマーという装置により抜き出し全く同じ情報を持つカードを複製します。
カードの盗難や紛失と違い、不正利用された事に請求書が届くまで気付かないことになります。
東南アジアや欧州等の海外での被害、国内でもゴルフ場やスポーツクラブ等で被害が多く見られます。
<予防策>
スキミング防止の財布やカード入れを利用する、必要な時以外は持ち歩かない等ありますが、
抜本的な解決には至っていません。
■フィッシング
フィッシングはインターネットを悪用してIDやパスワード、クレッジットカードの会員番号といった
個人情報や銀行預金口座等を獲得する事を目的としています。
その結果として架空請求詐欺や預金の引き下ろし、成りすましなどに利用され多重に被害に遭ってしまう。
<予防策>
個人情報を入力する前に自分がアクセスしているサイトが本物かどうか確認すること。
個人情報やカードの情報を問い合わせてくる不審なメールやホームページにも注意が必要です。
これらの被害に遭ったと気付いたら、カード会社に連絡しましょう。
連絡してさかのぼって60日以内のものなら補償されます。
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この記事担当のFP
二宮 清子 にのみや きよこ
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。
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