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第020回 クレジットカードのメリット・デメリット
今や1枚はクレジットカードを保有されている方が多いと思いますが、
クレジットには知っておいた方が良いメリットと、忘れてはならないデメリットがあります。
今一度クレジットカードの特性を見直しましょう。
メリット
キャッシュレス
クレジットカードの一番のメリットは利便性。
手持ちのお金がなくても、わざわざお金をおろしに行く必要がないので、引き出し時間や手数料を気にする必要が
ありません。高額な買い物の場合も、大金を持ち歩かなくてすむという安心感があります。
ポイント・各種サービス
クレジットカード払いにすると、様々な特典サービスが受けられます。
特典としては、ポイントのキャッシュバック、商品券や商品との交換、買い物の値引きなど、各カードによって種類は
異なります。自分が買い物でよく使用する会社のカードを選ぶのがコツです。
保険の付帯
クレジットカードには保険が付帯しています。
一番多く見られるのが、海外旅行の傷害保険。旅行中の治療費、携行品の盗難や破損などが補償される保険です。
他にも会社によってショッピング、ロードサービス、ゴルフ、テニスなど、様々な保険が付帯しています。
紛失、盗難時の対応
現金が紛失、盗難にあった場合、戻ってくる可能性はほとんどないと言っていいでしょう。
一方でクレジットカードなら、クレジットカードの利用を停止すれば、被害は最小限で抑えられます。
状況によっては被害額を負担してもらえる会社もあります。
デメリット
使い過ぎてしまう
クレジットカードは目に見える形でお金の管理をしにくいので、
利用金額があやふやで使い過ぎてしまうということがよくあります。
使い過ぎを防ぐためにも、決めた用途のみで使用することと、利用明細をノートに付けておくと良いでしょう。
残高管理が必要
クレジットカードは、引き落としである指定口座に、毎月引き落とし日までに残高を入れておかなければいけません。
毎月のことなので、時に忘れてしまいがち。支払いが延滞すると利息が付いたり、ブラックリストにのることで住宅ローンの購入時などに不利になる可能性もあります。
分割払い、延滞の際の利息
支払いを分割にした場合や、支払い口座に入金し忘れて延滞した場合、利息がつきます。
一括で返せる範囲内でカードを使い、支払いを忘れないことが重要です。
盗難や不正使用
カードを盗難されたり、不正にカード情報を読み取られるスキミングで、悪用される可能性があります。
クレジットカードは現金という意識を持ち、信頼できるお店でカードを使う方が安全です。
また利用明細の確認も怠らないようにしましょう。
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この記事担当のFP
宮野 茉莉子 みやの まりこ
証券会社にて、ライフプランの見直し、資産運用のアドバイスを経験。
在職中にAFP、証券外務員一種取得。個人向けにライフプランの見直しのアドバイスを行う。
株式、債券、投資信託、生命保険など、資産運用の提案に強い。
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