答えて、応えて!FP

第068回 怠っては危険!クレジットカードと暗証番号の管理


クレジットカードの管理

クレジットカードを不正利用された話を耳にすることがあります。
スキミングによりデータを盗まれたり、暗証番号を知られてしまい利用されたりと。
クレジットカードには暗証番号機能がついていますが、ショッピングではサインの代わりに暗証番号を用いることがあり、キャッシングでは暗証番号が必ず必要になります。
銀行のキャッシュカード同様、クレジットカードや暗証番号の管理を怠ってはいけません。

クレジットカードの紛失や盗難、不正利用に気付いた時は、カード会社に連絡し、更に警察に盗難届を出します。警察への盗難届は、カードの不正利用で、損害にあったときに盗難、紛失保険の適用に必要になりますので、忘れないようにしてください。
しかし、クレジットカードの盗難、紛失保険は、全てのカード被害を補償しているわけではなく、カード所有者に過失があった場合は、補償されない場合もあるのでクレジットカードと暗証番号の管理が大切になります。

どんな時に補償されないの?

     
no.1クレジットカードの裏面に、本人のサインが無い場合
no.2本人が他人に暗証番号を知らせた場合
no.3本人が暗証番号をカード等上に書き記していた場合
no.4暗証番号が、生年月日や電話番号など誰でもわかりえる場合
no.5本人が他人にキャッシュカード等を渡した場合
no.6その他、本人が@からDまでの場合と同程度の著しい注意義務違反があると認められる場合

また、本人が管理を怠っていなくても、様々なケースでクレジットカードを不正に利用されることがありますので、注意が必要です。

どんな手口で暗証番号やクレジットカードデータが盗まれる??

   
no.1 暗証番号鍵式の貴重品ロッカーにおいて、暗証番号を小型カメラで盗撮し、開錠した貴重品ロッカー内の財布等からカード1枚のみを盗み取る
no.2 ATM(現金自動預け入れ払い機)による、暗証番号を背後から盗み見る
手口
no.3 カフェや居酒屋で財布を盗んだ後、「警察」や「カード会社」を名乗って電話をかけてくる手口
no.4 海外の麻薬取締捜査や職務質問を装った偽警官が、身分確認として
暗証番号を聞き出す手口
no.5 スキミング・・・スキマーと呼ばれる、読み取り装置などにカードを通すことでカードの情報(磁気データ)のみを一瞬にして盗み出す手口

クレジットカードの不正利用は、クレジットカードを持つ以上、可能性としては必ずついて回るリスクとなります。
クレジットカードや暗証番号の管理を怠らず、更に利用する時の明細金額の確認、利用後に送られてくる明細書の確認など、手軽で便利なモノだからこそ、クレジットカードを持つにも利用するにも、気を配る必要がありますね。


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この記事担当のFP

二宮 清子 にのみや きよこ

日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。

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