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第073回 税金の支払いもクレジットカードで !
5月は自動車税の時期ですね。自動車税は、毎年4月1日現在、運輸支局に登録されている自動車の所有者にかかります。自動車税は地方税なので納税する地域で異なりますが、多くが5月11日〜5月31日が納期となります。
この自動車税、多くの自治体でインターネットを通してクレジットカード払いが可能となっています。とても便利な時代ですね。
自治体ごとに使えるカードや支払法が多少違ってきてますので、納付書が送られてきたら早速確認してみましょう。数台の車を保有している方はポイント取得にも弾みがつきますね。
クレジットカード払いのデメリット
決済手数料(1万円につき約105円程度)を支払う必要がある自治体もある |
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納税証明書がその場でもらえない |
更に、固定資産税も4月や5月頃から、納付書が送られてくることが多いですね。(時期は自治体によって変わる)春は税金の時期で、家計も大変ですが、この固定資産税も自治体によってクレジットカードが使える場合があるんですね。
固定資産税はその不動産の評価額によって大きな金額を支払う方もいらっしゃいます。メリットは大きいといえますね。
このようにお住まいの自治体によって税金もクレジットカードで決済できるようになっています。ポイント取得を狙っている方は積極的に使いたいところですが、決済手数料もしっかり考えましょう。
例えば日産セレナの自動車税が39,500円の場合 |
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決済手数料⇒315円 |
1%ポイント還元の場合⇒395円 |
ポイントの還元率が低い場合、逆に損となりかねませんので、注意しましょう。
利用する側の事を考えてみましたが、クレジットカード会社にとってはメリットがあるのでしょうか ?
例えば、これまでのように銀行で納めていた場合、銀行が預かっている税金はしばらくの間でも利息を生み出してくれるので、銀行にとってはメリットがあります。
しかし、クレジットカード会社の場合、自治体が代理店と考えると税金以外の商品は無いわけですから、手数料ということ位しかメリットはなさそうです。
あわよくば、メインカードとしてカードを保有してくれる事に期待をよせ、顧客サービスをしているにすぎないのではと感じます。
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この記事担当のFP
二宮 清子 にのみや きよこ
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。
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