海外のショッピングサイトでおかしいな? と思ったら確認すべき7つのこと


近年、誰でもどこからでもインターネットを通じてショッピングができるようになりました。また、これだけインターネットが普及していると国内だけでなく海外通販も利用しやすくなっています。

海外通販には、国内にはないデザイン・価格・機能性など魅力にあふれた商品が多くありますが、海外サイトでショッピングを楽しむときには注意しなければならない点があります。

今回は、海外のショッピングサイトを利用する際の注意点とありがちなトラブル、対策法などを詳しく解説していきます。

海外ショッピングサイトでありがちなトラブルを知っておこう!

海外のショッピングサイトには、日本にはないデザインや色のアイテムの画像が多く掲載されていてとても魅力的でしょう。

しかし、いざ購入したいとなった時に勢いで購入するのはとても危険です。海外のショッピングサイトでの購入は、言葉の壁によるコミュニケーションのすれ違いや手続きのトラブルなども起こりやすいため、内容をよく理解して慎重に購入することが大切です。

では、実際にどのようなトラブルがあるのか、国民生活センターに寄せられた相談をもとにみていきましょう。

海外ショッピングサイトでのトラブル事例

〈事例1〉

海外の楽器販売サイトで音楽機器をクレジットカードで購入しようとしたところ、「海外からの購入では入金方法は銀行振り込みになる」とメールがきました。購入前には商品について親身に相談に乗ってもらったこともあり、指定された口座(海外の銀行)に送金しました。すると商品も発送されず、それ以降連絡が取れなくなりました。海外通販では日本に比べて返答が遅いことが多いようで、そこまで疑ってはいなかったのですが、ここでショップサイトの不審な点に気付きました。電話番号で検索をかけてみると、家具にオーディオ、釣り具など多様なショップのウェブサイト(住所も異なる)があるのですが、それらのサイトの電話番号が全て同じになっています。またその電話番号が詐欺サイトである、などという英語の書き込みも発見しました。

国民生活センター 越境消費者センターより抜粋
(https://www.ccj.kokusen.go.jp/jri_sysi?page=sgSite)

海外ショッピング通販によくあるトラブルとして、商品を購入したけれど商品が届かない、お店に連絡がつかない、などが挙げられます。

インターネットでの売買は顔が見えないため、購入前にサイトの詳細をよく読んで内容を理解することとサイトの事業者情報が偽装でないかを確認することがとても重要です。また、お店の詳細、所在地、口コミなどをインターネットで検索して確認しておくとより安心です。

〈事例2〉海外ショッピング通販の模倣品トラブル

いつも使っている通販サイトでお目当てのバッグが品切れだったため、WEB検索していたところ、当該サイトでお目当ての商品を発見。通常価格よりかなり格安だったので、少し不安があったものの、どうしても欲しかったので、品切れになる前にとすぐさま購入を決断。しかし、届いたのは全くの別ブランドで、しかも偽物のバッグでした。メールで再発送のやり取りを何度かし、最終的に代金を返金しますと返答があった後、連絡が途絶えました。連絡先はメールアドレスのみで電話番号、住所は分かりません。日本語のサイトだったのに、なぜか商品は中国から国際宅急便で届きました。今思えば、サイトの日本語もおかしなものでした。また、サイトではクレジットカードでも支払い可能となっているようでしたが、注文したところ銀行振込にするように一方的に指示されました。よく考えずに注文した自分も悪いですが、大きな金額でもあるので、どうしても取り戻したいです。

国民生活センター 越境消費者センターより抜粋
(https://www.ccj.kokusen.go.jp/jri_sysi?page=mhuh)

海外ショッピング通販で気をつけたいのが「安価なブランド品」の購入です。市場価格よりも極端に安く販売されている場合は、模倣品である可能性が高いため、安いからといって安易に購入するのは危険です。

模倣品は正規のブランドをコピーしたものであるので、正規のブランドの商標権侵害にあたり、また、日本では関税法により、模倣品の輸入・輸出も固く禁じられていることから、関税法にも反することになります。

不良品の返品などをしたいといった時に模倣品であると関税法に反することになってしまい、返品だけでなく返金手続きも困難となってしまうため、このようなトラブルに巻き込まれないためにも、海外ショッピングサイトでの安価なブランド品購入は控えたほうがよいでしょう。

海外ショッピングサイトを利用する際の7つのチェックポイント!

1. 海外サイトの事業者情報を確認しよう!

海外ショッピングサイトでまず一番に確認をしたいのが「事業者情報」です。会社名または個人名・連絡先・住所などが記載されているか確認した後に、さらに検索をかけてその情報が偽りでないか、実在するかを確認するようにしましょう。

海外の悪質な事業者の場合、連絡先がメールアドレスのみの記載であったり、実在していない住所を掲載している場合もあるので注意が必要です。

また、海外ショッピングサイトを検索したときに、口コミや評判などが見られることもあるので、ショッピングサイトの評判もチェックしておくとより安心でしょう。

〈事業者情報のチェックポイント〉
・住所に偽りがないか、インターネットの地図検索で確認
・事業者の名前、会社などを検索して実在するか確認
・サイトの口コミや評判をチェック
・メールアドレスのみは要注意

2. 商品が違法な物でないか確認をしよう!

海外のショッピングサイトで欲しいと思ったものが違法であるかどうかは、画像だけでは判断がつきにくいでしょう。そのようなときには、価格とサイトに記載されている内容をしっかりとチェックしてください。

〈商品の違法性を判断するポイント〉
・価格が異常に安い
・支払い方法が口座振り込みのみ
・サイトの日本語訳が不自然

模倣品の特徴として、正規の商品よりも価格が極端に安価であることがあげられます。安いのには必ず理由があるので、極端に安い商品は購入しないようにしましょう。

また、支払い方法が銀行振込のみのサイトも悪質であることが多いので注意が必要です。

海外銀行への振り込み・送金は日本の法で守られていないため、トラブルがあった際に返金などの手続きが非常に困難になってしまいます。その法律のスキをついて、悪質業者があえて銀行振込のみに設定していることもあるので、支払い方法が銀行振込だけのショッピングサイトは疑ったほうがよいでしょう。

3. 配送方法と配送時間を確認しよう!

海外のショッピングサイトにて商品の購入を決めたら、商品の配送費用・配送方法・配送時間を確認してください。商品が安価でも高額な配送費用がかかったり、船便で配送時間が1か月以上かかるケースもあるため、配送に関する情報確認は大切です。

〈配送に関してのチェックポイント〉
・配送費用
・日本までの配送方法と配送会社情報 (船便・飛行機便など)
・日本到着後の配送方法と配送会社情報
・万が一の補償、保険の有無

海を越えて運ばれてくる商品に関しては、配送途中に商品が破損・紛失する可能性が高いため、配送会社の連絡先や保険、補償の有無などを調べておくと、万が一の時に連絡をすぐに取ることができ安心です。

4. 支払い方法を確認しよう!

海外ショッピングサイト利用の際に把握しておきたいのが「支払い方法」です。通常は、クレジットカード支払いか銀行振込を選ぶことができますが、サイトによっては銀行振込のみに設定しているところもあります。

銀行振り込みの場合、入金してからすぐに事業者へ振り込みが行われるため、事業者にとっては好都合です。しかし、悪質な事業者であった場合、銀行振り込みをしてしまうと相手が返金手続きをしない限り支払ったお金は戻ってこないので、銀行振込はリスクがともないます。

また銀行振込・海外への送金は日本の法で守られていないので、トラブルを解決するにはかなりの時間と手間がかかるため、可能であればクレジット払いを選択するとよいでしょう。

クレジットカード払いにしておくと、トラブルがあった際にクレジットカード会社が補償をしてくれる場合もあるので、銀行振込よりも安全です。

しかし、クレジットカードも利用時に個人情報を抜き取られることもあるため、やはり利用しようとしているショッピングサイトが悪質でないかよく調べることが必要でしょう。

5. 返品・解約について確認しよう!

海外ショッピングサイトで必ずついてくるリスクは、商品が破損しているなどの不良品が届く可能性があることです。送り主は良品を送っていても、商品は海を越えて長旅を乗り越えてくるため配送中に破損してしまうこともあります。

日本国内であれば不良品はすぐに返品することができますが、海外とのやりとりではそう簡単に返品することはできません。

まず、商品を購入する前に、ショッピングサイトに返品・キャンセルの項目があるか確認をしてください。海外のショッピングサイトの中には、返品・キャンセルの詳細がはっきりと記載されていないものもあるため、不安な方はメールなどで問い合わせてみるとよいでしょう。

〈英文サイトの表記について〉
Help:問い合わせ先などの表記のまとめ
About us:事業者の住所・電話番号・メールアドレスなど
Contact us:問い合わせ先
Return Policy:返品について
Shipping Rates:送料について
International Shipping Information:配送方法について

6. サイトの言葉をチェックしよう!

ほとんどの海外ショッピングサイトは現地の言葉か英語で表記されています。また、日本語のサイトでも海外の企業が運営している場合もありますので、言葉関係なく内容をしっかりとチェックすることは大切です。

もし英語や他の言語で分かりにくい場合は、そのままにせず英語がわかる友人などに頼んで一緒に確認してもらうようにしましょう。

海外サイトの内容のチェックは手間がかかりますが、トラブルが起きた後の手間の方がより面倒で大変になるので、事前の内容把握は欠かさずに行いましょう。

7. 消費庁ホームページにて悪質なサイトでないかチェックしよう!

消費庁には、模倣品販売などを行っている悪質なサイトまたは悪質と疑われる海外ショッピングサイトのリストが掲載されています。消費庁の公式HPに掲載されている悪質サイト一覧を参考に、購入手続きをしようとしているサイトが悪質なものでないか事前に確認してトラブルを防ぎましょう。

〈消費庁 悪質な海外ウェブサイト一覧〉
https://www.caa.go.jp

海外ショッピングサイトでトラブルに巻き込まれてしまった時の3つの対処法

海外ショッピングサイト利用でトラブルが起きないように気を付けていても、ちょっとしたすれ違いで問題が起きてしまうこともあるでしょう。そのような時には落ち着いて、まずは消費者生活センターに問い合わせて相談をしてください。海外事業者とのやり取りは個人で何とかしようとするのではなく、消費者生活センターや警察のアドバイスに従って一つ一つ手続きを踏んでいくことが大切です。

1. 消費者生活センターに相談 / まずはアドバイスをもらいましょう!

海外ショッピングサイトでのトラブルの際には個人で解決するのは大変困難です。まずは、消費者生活センターに相談をして、どのように対処したらよいかアドバイスをもらいましょう。

2. クレジットカード会社に問い合わせ / クレジットカード会社は万が一の時の心強い味方!

クレジットカード会社によっては、ショッピング保険が付帯しているものもあり、損失した分を保険でまかなえるケースもあります。

また、保険が付帯していなくても、海外ショッピングサイトでクレジットカード決済をした場合は、クレジットカード会社に返金の申し立てをすると受理されることもあるので、トラブルに気がついたらクレジットカード会社にも問い合わせをしてみることをおすすめします。

3. 銀行口座の凍結 / 消費生活センターまたは警察に依頼しましょう!

商品の支払いに銀行振込をした場合は、消費者生活センターまたは警察に相談して事業者の銀行口座の凍結を依頼することができます。悪質な事業者は代金を振り込んだ後から連絡が取れなくなったり、商品を送らない、または不良品などを送ってくることもあります。そのようなときに個人で対応するのはとても困難です。

個人の力では相手の口座凍結なども不可能なため、すぐに消費者生活センターまたは警察に相談しましょう。

海外通販での買い物前に再度確認をしよう!

・サイトの事業者の情報をチェック!

海外ショッピングサイトは魅力的なものであふれていますが、まずは、サイトの運営者、事業者の確認するようにしましょう。事業者名・住所・電話番号などが記載されている場合は、インターネットで検索をし、本当に実在しているのかをチェックすることも必要です。

そして、サイトによっては口コミが見られることもあるため、事業者情報とともに評判も参考に良質な通販サイトかを判断しましょう。

・サイトの内容を理解しましたか?

海外通販の購入手続きは簡単に行えますが、言葉の壁で海外ショッピングサイトの内容がわからない場合は海外通販の利用はあまりおすすめできません。悪質事業者だけでなくサイトの事業者と円滑なコミュニケーションがとれれば、気になることや不安点も質問して解消することができますし、ちょっとしたトラブルにもすぐに対応できるので、言葉がわかることは海外通販においての売買に重要です。

言葉の壁があるけれど、どうしても欲しいものが海外ショッピングサイトにある、という場合はサイトの言語がわかる知人に協力してもらうと安心して購入ができるでしょう。

・過剰に安い商品は購入しない!

ブランド品などで安価なものがあれば、ラッキー! と思ってしまうかもしれませんが、安いのには必ずワケがあります。一般的な値下げであればよいのですが、模倣品である場合は、気づかずに関税法に反してしまう可能性があるため注意が必要です。

やはりブランド品は極端に安価なものを購入するのではなく正規のお店で購入する方がよいでしょう。

トラブルに合った時には国民生活センターへ!

海外ショッピングサイトでの売買でトラブルが起きないために注意する点、チェックする点などを紹介してきましたが、おかしいな、と思ったらまずは消費者生活センターに連絡をしてください。

消費者生活センターでは、相談を受けてから、どのように対処したら良いかアドバイスをくれますし、必要であれば警察やクレジット会社に連絡をすすめてくれるでしょう。トラブルの際には個人で対処するのは大変危険なので、専門機関に頼ることが大切です。

国民生活センター 越境消費者センター相談方法
・ウェブフォーム:https://www.ccj.kokusen.go.jp
・FAX:03-3443-8879 (電話相談は行っていません)



Pick Upコラム

クレジットカードの選び方

おすすめのクレジットカード

関連サイト

外部参考サイト

監修ファイナンシャルプランナー紹介