いまや国内で3億枚以上発行されているクレジットカード。成人1人につき、約3.1枚保有している計算となります。
クレジットカードを複数持つ理由は様々ではありますが、それぞれのカードの特徴をしっかり理解して、
生活シーンや目的に合わせて上手に使い分けることで、節約に結び付けることが可能といえます。
たとえば、デパート発行のカード、マイレージがつくカード、家電屋発行のカードなど、
ご自分の生活スタイルに合わせたカードを選ぶことが重要です。
今回はその中でも、よくデパートに買い物に行く人にぜひ活用していただきたいカードについて取り上げていきます。
デパートが発行しているカードには、年間利用額に応じてポイント還元率が上がっていくタイプのカードが多いもの。
しかし「高島屋」のタカシマヤカードは、少額から高還元してくれる一押しカードです。
年間利用額がいくらだろうと、誰でも8%のポイントを還元してくれるのは嬉しいですね。
また、半年の利用額が30万円を超えると10%のポイントを還元してくれる「大丸」の大丸カードや「松坂屋」のマツザカヤカードも魅力的です。
(2012年2月現在)
デパート名 |
年会費 |
ポイント還元率 |
高島屋 |
税込2,100円 |
高島屋での100円の買物につき8%のポイント付与。 |
高島屋 |
税込10,500円 |
高島屋での100円の買物につき8%のポイント付与。 |
大丸 |
税込1,050円 |
大丸(松坂屋)での100円の買物につき5%のポイント付与。 |
京王百貨店 |
250円 (初年度無料) |
新規入会者もしくは前年利用額が20万円未満の場合5%のポイント付与。 |
松屋 |
税込1,050円 |
松屋で買物につき5%のポイント付与。年間利用額が20万円を |
デパート内のすべての商品のポイント還元率が同じではないことにご注意を。
なかでも商品券、お中元お歳暮ギフトやブランド品、喫茶利用などは還元率が異なる、もしくはポイント自体がつかないこともあるようです。
また、生鮮食品を始めとする食料品は、ほとんどのデパートで低還元率に設定されています。
翌年の還元率に影響する年間利用額にカウントされるかどうかは、デパートにより異なりますので、ご確認の上ご利用ください。
カード選びをする際には、ご自分がよく行かれるデパートで作るのが最も活用できるかと思いますが、
そのデパートが低還元率の場合は、思い切ってごひいきのデパートを変えるのも一案です。
ぜひ節約に活用してみてください。
2007年11月 スキラージャパン株式会社設立。取締役に就任。
東京スクールオブビジネス非常勤講師(ファイナンシャルプランニング)
ファイナンシャルプランナーとして活動中
伊藤亮太FP事務所