ガソリン代が割引になるETCカードとは?種類と比較表
ドライバーにとって欠かせない、ETCカードとガソリン。 どのクレジットカード会社でETCカードを作成しようか悩んでいるなら、 ガソリン割引サービスのある石油系のクレジットカードを作成してみては?
他社との提携カードならガソリンスタンドでのポイントがお得になる他、日常使いにも便利。 アナタにぴったりのカードを探しましょう!
ガソリン代節約には石油元売り会社が発行するクレジットカードを
これからETCカードを作るなら、ガソリン代が安くなるクレジットカードを親カードとして持つことをおすすめします。
ガソリン代が安くなるクレジットカードは、いわゆる「ガソリンカード」と言われ、石油元売り各社が金融機関と提携して発行しています。ETCカードとセットになっているタイプであれば、1枚でガソリン代の支払いもETC利用も可能です。
ガソリンカードは、機能やサービス内容によって、
@一定割合で値引きされるタイプ
A利用額に応じて値引き率が変動するタイプ
Bポイントに特化したタイプ
の3種類に分かれています。
たまにしか車に乗らないライトユーザーの場合は@がおすすめです。
@は、AやBに比べて大きな恩恵はない代わりに、常に一定の値引きがあるため、月々の給油量に左右されないというメリットがあります。
Aは、よく車を利用するヘビーユーザーにおすすめです。上限まではガソリンを入れれば入れるほど値引き率が高くなるからです。ただし、何らかの事情で給油量が少なくなった場合は、@よりも値引き率が下がるため、確実に毎月一定量を給油しなければ十分な恩恵を得られない可能性もあります。給油量が安定して多い場合は、高い割引率を維持することができます。
また、Bもヘビーユーザーにおすすめです。Aとの違いは、利用分だけガソリンが値引きされるわけではなく、貯まったポイントをガソリン代から値引き、もしくは好きな景品やサービスに交換することができます。
よくあるクレジットカードのポイントサービスと似ています。ガソリン割引以外のサービスを望むのであれば、ポイントに特化したタイプは良いでしょう。
このように、ガソリンカードの種類によって違いがあるため、自身のカーライフに合わせて損をしないように選ぶことが大切です。ぴったりのクレジットカードを選ぶことができれば、車にかかる経費を大幅にカットすることも可能です。
また、カードによってはスーパーなどで割引があるものもあり、日常使いでも重宝します。
しかしここでの注意点は、ガソリンカードは系列店でしか割引やポイント還元が受けられない(※一部カードを除く)ということです。
車を乗る人にとってガソリンカードはとてもお得ですが、固定して利用しているガソリンスタンドがなければ、そのお得さは実感できない可能性もあるということを理解しておきましょう。
ガソリンカードの活用方法
ガソリンスタンドは、石油元売り各社を親会社とし、フランチャイズ展開されている場合がほとんどです。そのため、石油元売り各社発行のクレジットカードとは別に、ガソリンスタンドが独自にポイントカードを発行しているところも多くあります。ガソリンカードを作るなら、ガソリンスタンドが発行するポイントカードも作って併せて使えば、さらにお得です。
もし決まって利用しているガソリンスタンドがないなら、ガソリンカードを作らず、もともとポイント還元率の高い別のカードを選びましょう。
ガソリン代やETC代金、生活費などをすべてまとめる方がお得になります。
今まで現金カードを使っていたならガソリンカードに乗り換えを
以前は、現金払いの方が安くなるガソリンスタンドがほとんどでしたが、最近では、クレジットカード利用の方が安くなるガソリンスタンドが増えています。
現金払いとクレジット払いが同額だったとしても、クレジットカードであれば利用額に応じた割引やポイント還元があるため、実質的にはお得になります。
現在、現金カードを使って給油をしているのなら、ぜひガソリンカードに乗り換え、クレジット払いにしましょう。
石油系クレジットカードは、ネットやガソリンスタンドに置いている申込書を使って申込みできます。
なお、クレジットカード申込時にはカード利用代金引落口座の登録が必要となります。口座の登録がなければ発行できないので注意してください。
どれを選べばいい?ガソリンカード比較
冒頭でお伝えしたように、ガソリンカードには、
@一定割合で値引きされるタイプ、
A利用額に応じて値引き率が変動するタイプ、
Bポイントに特化したタイプ
があります。ここでは、それぞれのタイプに合わせてガソリンカードを比較してご紹介します。
自分に合うカードを選ぶためにチェックするべきポイントは、
「年間あたりの割引額試算」「1回あたりの給油割引試算」
「1リットルあたりの割引額試算」です。
これらを確認し、もっとも割引率やポイント還元が大きいカードを選びましょう。
また、年会費の有無や年会費無料になる条件、
カードを持つことによる特典も忘れずにチェックしましょう。
@一定割合で値引きされるタイプ
ENEOSカードS |
Extreme Card |
apollostation card |
|
---|---|---|---|
カード年会費(本人) | 1,250円(税抜) ※初年度無料、翌年度より前年1回以上の利用で無料 |
3,000円(税抜) ※初年度無料、翌年度より前年利用代金30万円以上で無料 |
永久無料 |
カード年会費(家族) | 永久無料 | 400円(税抜) ※本人会員が初年度に限り無料※翌年度より本人会員無料で家族も無料 |
永久無料 |
ETC年会費 | 本人・家族ともに無料 | 本人・家族ともに無料 | 本人・家族ともに無料 |
発行会社 | トヨタファイナンス(株) | (株)ジャックス | 出光クレジット(株) |
国際 ブランド |
VISA/JCB | VISA | VISA/JCB/MasterCard/アメックス |
使える スタンド |
ENEOS | 宇佐美 | 出光 |
ポイント 還元 |
・エネオスでのカーメンテ商品購入で1,000円につき20ポイント
・一般加盟店での利用で1,000円につき6ポイント ※給油によるポイント還元はなし。最大2% |
最大1.5% | 最大0.5% |
ガソリン1?あたりの割引額 | 2円 | 2円 | 2円 |
電子マネー | QUICPay | - | - |
ロード サービス |
・レッカー移動無料
(10kmまで) ・路上修理無料 (30分以内) |
- |
・レッカー移動無料
(10kmまで) ・路上修理無料 (30分以内) ※825円(税込)の年会費要 |
特典 |
・「カーコンビニ倶楽部」での修理代5%割引
・「オリックスレンタカー」利用が10%割引 |
・海外/国内旅行傷害保険
・カード盗難保険 ・ネットあんしんサービス |
・Web明細利用でガソリン代を追加値引き
・西友、リヴィン、サニーで5%割引・紛失盗難補償 |
A利用額に応じて値引き率が変動するタイプ
ENEOSカードC |
シェル スターレックス カード |
シナジーJCBカード |
|
---|---|---|---|
カード 年会費 (本人) |
1,250円(税抜) ※初年度無料 |
1,250円(税抜) ※初年度無料 ※年間24万円以上利用で 翌年無料 |
2,000円(税抜) ※初年度無料 ※年間25万9,200円以上で 翌年無料 |
カード 年会費 (家族) |
永久無料 | 永久無料 | 400円(税抜) ※初年度無料 |
ETC 年会費 |
本人・家族ともに無料 | 本人・家族ともに無料 | 本人・家族ともに無料 |
発行会社 | トヨタファイナンス(株) | 三菱UFJニコス | JCB |
国際 ブランド |
VISA/JCB | VISA | JCB |
使える スタンド |
ENEOS | 昭和シェル | Esso、Mobil、ゼネラル |
ポイント 還元 |
- | - | - |
ガソリン1?あたりの割引額 |
ENEOS・一般加盟店での1か月の利用代金によって以下のように異なる
・7万円以上:7円 ・5万円〜7万円未満:5円 ・2万円〜5万円未満:4円 ・1万円〜2万円未満:2円 ・1万円未満:1円 |
6か月のカード利用代金によって以下のように異なる
・60万円以上:7円 ・42万円〜60万円未満:5円 ・30万円〜42万円未満:3円 ・12万円〜30万円未満:2円 ・12万円未満:1円※レギュラー、軽油の場合 ※Web明細サービスで上記よりプラス1円/?割引 |
Esso、Mobil、ゼネラル、JCB加盟店での1か月の利用代金によって以下のように異なる
・7万円以上:7円 ・5万円〜7万円未満:5円 ・2万円〜5万円未満:3円 ・1万円〜2万円未満:2円 ・1万円未満:1円 |
電子 マネー |
QUICPay | Shell EasyPay | QUICPay |
ロード サービス |
・レッカー移動無料
(10kmまで) ・路上修理無料 (30分以内) |
- | - |
特典 |
・「カーコンビニ倶楽部」での修理代5%割引
・「オリックスレンタカー」利用が10%割引 |
・海外旅行傷害保険
・ショッピングパートナー保険 ・Nicosネットセーフティ ・海外アシスタント |
・ショッピングガード保険(海外)
|
Bポイントに特化したタイプ
ENEOSカードP |
セゾンMileagePlus |
|
---|---|---|
カード年会費(本人) | 1,250円(税抜)※初年度無料 | 1,500円(税抜) |
カード年会費(家族) | 永久無料 | - |
ETC年会費 | 本人・家族ともに無料 | 無料 |
発行会社 | トヨタファイナンス(株) | (株)クレディセゾン ※ユナイテッド航空と提携 |
国際ブランド | VISA/JCB | VISA/MasterCard/アメックス |
使えるスタンド | ENEOS | コスモ石油 |
ポイント還元 | 最大3% | 最大1.5%※マイル還元率 |
ガソリン1?あたり の割引額 |
- | - |
電子マネー | QUICPay | - |
ロードサービス |
・レッカー移動無料(10kmまで)
・路上修理無料(30分以内) |
- |
特典 |
・「カーコンビニ倶楽部」での修理代5%割引
・「オリックスレンタカー」利用が10%割引 |
・海外旅行傷害保険
・西友、リヴィンで5%割引 |
ガソリンETCカードまとめ
これからETCカードを作るなら、親となるクレジットカードをガソリンカードにしましょう。
ガソリンカードであれば、カーライフに役立つガソリン割引やポイント還元があり、車にかかる費用を節約することができます。ガソリンカードは、普段どれぐらいガソリンを使うかによってカードから得られるサービスが異なるため、まずは月々のガソリン量を確認し、もっとも恩恵の得られるカードに申込みをしましょう。
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