ETCカードの審査内容と審査を通過する方法!
ETCカードを発行するには、通常クレジットカード会社の審査を通らなければいけません。会社によって差はありますが、クレジットカード発行の審査を通りさえすれば、ETCカードの発行は可能です。このページでは、ETCカード発行の際の審査内容、審査に落ちてしまう理由と審査への対策法、またクレジットカードが無くてもETCカードを発行する方法を紹介していきます。
ETCカードの審査内容
有料道路の料金支払いをスムーズにし、便利に利用されているETC。
ETCカードは原則的にクレジットカードの範囲内で行われているサービスであるため、クレジットカードの審査を通過できる状況にあれば発行を受けることが可能です。
クレジットカード会社やカードのランクによってその基準に差はあるものの、クレジットカードの審査の際に重要視されるのは「個人信用情報」です。
個人信用情報に問題があって審査が通らない例として、一般的には以下のようなケースを挙げることができます。
クレジットヒストリーの問題
まず、クレジットヒストリーの問題です。クレジットヒストリーとは、簡単に言えば“クレジット(金融商品)の利用履歴”のことを言います。クレジットヒストリー上に好ましくない記録(具体的には、過去の支払い延滞など)が確認されれば、審査における評価は当然マイナスとなります。
クレジットヒストリーには具体的な延滞年月などもきっちり残ってしまうため、言い逃れなどはできません。
多額の借入金
クレジットヒストリー上の延滞記録がある場合と同様、多額の借入金が認められる場合も審査においてマイナス評価をつけられる要素となります。
どの程度の借入金から“多額”とみなされるのかは審査基準によって異なりますが、返済能力を超えた借り入れを行っていたり、多重債務があったりする場合についてはより審査通過が難しくなると考えて間違いはないでしょう。
現在の勤続年数や収入面の問題
現在の収入や会社への勤続年数も、審査に大きな影響を及ぼす項目です。収入が平均より大幅に少ない場合や年齢に見合った収入とは言えない場合、年度ごとの年収にあまりにもばらつきがある場合、勤続年数が極端に短い場合などは「収入や勤務状況が不安定である」とみなされ、カード発行に問題ありと判断されることが多いようです。
こちらも審査基準はカードの種類などによってまちまちですが、おおむね年収200万円以上・勤続1年以上が最低ラインとされています。
収入・勤続年数に加え、上記でご紹介したクレジットヒストリーや借入金の状況を総合的に評価され、審査結果が決定されると言えるのです。
ETCカードの審査対策
このように、クレジットカードを発行されるまでにはさまざまな面における基準をクリアする必要があることがわかりました。冒頭で触れたように、“クレジットカードの範囲内で行われているサービス”であるETCカードについても同様です。
ここでは、審査対策として実践できることをご紹介します。
クレジットヒストリーを磨く
自分のクレジットヒストリーに普段から気を遣っておくことは大切なポイントです。「少し期限が遅れたとしても、最終的に払えば問題ない」というルーズなスタンスでいるのではなく、「延滞はしない」ということを徹底しておくのがよいでしょう。自分のクレジットヒストリーをクリーンに保つのも傷をつけるのも自分次第ということです。
自分に見合ったクレジットカードを選ぶ
せっかく作成するのだから少しでも上のランクのカードを…とつい考えてしまいがちですが、分不相応に背伸びをしてしまうと、後々自分の首を絞めることになりかねません。
クレジットカードのランクが上がれば上がるほどサービスや保険の質・利用限度額はアップしますが、同時に年会費も大幅に高くなり、審査もより厳しいものとなるからです。
新規にカードを申し込む場合には、見栄を張らず、自分に見合ったランクのクレジットカードを選択するのが望ましいと言えます。すでにカードを所有しているのであれば、クレジットのランクを一段階落とすというのもひとつの方法です。
審査に通過しやすいクレジットカードにする
自身のスペックについてあれこれ悩むよりも、最初から審査を通過できる見込みのあるクレジットカードを選ぶという発想もあります。
比較的審査に通過しやすいと言われているカードとしては、セゾンカード、ニコスカード、イオンカードなどが挙げられます。
とは言え、審査はあくまで審査です。申し込めば誰でも通るというものではありません。先ほどご紹介した勤続年数や収入面の最低ラインをクリアしていることが、通過の条件となる場合が多いことは覚えておいた方がよいでしょう。
審査にどうしても通過しない場合
ETCカードの審査対策をいくつかご紹介してきましたが、何らかの事情があってクレジットカードの審査通過がどうしても難しいという場合には、どうすればよいのでしょうか? 決してETCの利用をあきらめなければならないというわけではありませんのでご安心を。
何種類かあるETCカードの中に、有料道路の支払いのみに特化した「ETCパーソナルカード」というものがあります。このカードであれば、必要事項を記入した申込書と本人確認書を郵送し、使用額に応じた保証金(デポジット)を預託することで発行を受けることができます。
申し込みにあたっては、以下の3点に注意してください。
・申込書の記入に過不足がないこと
・保証金の入金からカードの発行までに2週間程度を要すること
・セットアップされた車載器を用意しておく必要があること
まとめ
ETCカードの審査について、ご理解いただけたでしょうか?審査への対策や万が一の場合でも、ETCカードを発行してもらえる方法を知っておけばもう安心ですね。
ETCを活用して、カーライフをさらに充実させましょう!
まとめ
年会費が無料でポイントも貯まるお得なイオンカードについてご紹介しました。
いろいろな店舗やネットショッピングでも利用できるため、ETCカードを作成したいのであれば合わせて検討してみることをおすすめします。
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