答えて、応えて!FP
第033回 家族カードを使いこなせ!
現在、夫婦別々のカードを使っていますが、家族カードにするといいと友人に聞きました。どのように良いのか教えてください。
年会費やポイント、家計管理のしやすさなどいろんなメリットがあります。
結婚前は、それぞれが違うクレジットカードを利用するのは当然ですが、結婚後は夫婦で家族カードを作ることができます。家計を支えているのが夫ならば、夫の信用をもとに妻や子(18歳以上など要件あり)もカード持つ事ができ、
本会員である夫とほぼ同じサービスを受けることができます。
夫と妻とそれぞれカードを持ち利用しますが、請求書は本会員である夫宛に届き、夫・妻・子とそれぞれの利用明細が
書いてあり、支払いも夫名義の口座から引き落とされる仕組みになっています。
とても便利で使いやすいこの家族カードいついて、詳しく触れてみましょう。
<家族カード 年会費がお得なクレジットカード>
カード名 | 年会費 |
---|---|
楽天カード | 本会員:無料 家族会員:無料 |
NTTグループカード | 本人会員:Web明細利用の場合無料 家族会員:無料 |
MUFGゴールドカード | 本人会員:初年度無料 二年目から2,000円 家族会員:無料 |
三井住友カード ゴールド | 本人会員:11,000円(税込)
家族会員:無料 2人目以降1,100円 |
年会費がお得である
家族カードのメリットで代表的なことは、本会員以外の年会費が割引き、又は無料とお得なことですね。
三井住友カード ゴールドは、通常11,000円(税込)
の年会費が、家族カード会員は上質のサービスを無料で受けれるので
とてもお得ですね。
ポイントを貯めやすい
夫婦や家族で家族カードを利用すれば、それらのポイントは合算されるため一人でコツコツ貯めるより
断然早く多く貯まりますね。
家族は無審査のことが多い
基本的に本会員の信用をもとに発行されるので、家族の信用が低くても大丈夫な事が多いですね。
専業主婦で収入のない妻や、大学進学した子などはもちろんの事、他のカードの審査で落ちたという方でも
家族カードならOKということがあります。
付帯保険が利用できることが多い
クレジットカードには海外旅行保険など保険が付帯されていますが、多くの場合これも家族会員は利用できます。
しかし、付帯されない場合もあるので、海外に行く時などはあらかじめ確認してみるといいですね。
家計管理がしやすい
先述したように、請求書は本会員のもとに、それぞれの利用明細が書かれて届きます。
家族が何にいくら使っているのか把握できますね。離れて暮らしている場合など、使いすぎを防ぐこともできます。
家計を管理している主婦にとって、バラバラに請求書が届くのでなく、このようにまとめて届くととても助かります。
デメリットは・・・
ショッピングなどの利用枠は本会員の利用枠が70万円だったら、家族全員で70万円になります。
また、家族が身の丈以上の利用をして返済が滞っても本会員の履歴になりますので、その後カードの失効になるなど、
又その後の住宅ローンなどの審査に大きくひびいてくるので気をつけましょう。
これらがデメリットになるかどうかは、本人と家族の利用の仕方次第ですね。
以上のように、デメリットよりメリットのほうがはるかに大きい家族カード。上手に利用してお得さを満喫しましょう!
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この記事担当のFP
二宮 清子 にのみや きよこ
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー(AFP)
家計の見直し・節約・貯蓄の重要さ、更に運用の必要性を伝え、
強い家計にできるようにサポート、また住宅ローンアドバイザーの資格も取得し、
住宅購入をきっかけにお客様のライフプランのアドバイスを行っている。
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