ダイナースクラブカードはクレジットカードの中でもよく聞く名前ではないでしょうか?
ダイナースクラブカードはサービスが充実していることでも有名であるため、既に持っている、これから持ちたいという方も多いです。
そのような方の中には、リボ払いを検討しているがダイナースクラブカードでは利用できるのか疑問に思っているというかたもおられるでしょう。
この記事ではリボ払いが利用可能かや、ダイナースクラブカードでのリボ払いについてを詳しく解説していくので、参考にしてみてください。
・ダイナースクラブカードについて
・ダイナースクラブカードのリボ払いについて
・リボ払い専用カードと通常カードの違い
ダイナースクラブカードといえば、一般カードでもゴールドカードクラスのステータス性の高さを誇る、ワンランク上のステータスカードです。
日本国内はもちろん、世界が認めるステータスシンボルとも称されるほどで、もっているだけでも自慢したくなるような1枚です。
そんなダイナースクラブカードでも、毎月の負担を軽くして少額でコツコツ支払いができる、リボ払いが使えると便利ですが高ステータスカードはリボ払いの利用できるのか気になったことはありませんか。
実はダイナースクラブカードでもリボ払いが利用できます。
ただ、入会してすぐの利用はできないので、どうしたらリボ払いを利用できるかチェックしていきましょう。
ダイナースクラブカードのリボ払いは、すべてのカード利用分をリボ払いにする「なんでもリボ」、店頭レジで一括払いした分をあとからリボ払いにする「あとからリボルビング」、買い物の都度、自分の都合でリボ払いにできる「店頭で指定」、海外で利用した分だけリボ払いにできる「海外利用分だけリボ払い」があります。
なんでもリボを設定すると、一括払いやボーナス払いで支払った決済も自動的にリボ払いになります。
一部加盟店で利用できない店舗もありますが、ほとんどのショッピングはレジでリボ払いを指定しなくてもリボ払いになります。
あとからリボルビングは、一括払いの決済でもあとからリボ払いに変更できる支払い方法です。
利用する都度、オンラインまたは電話で申し込みが必要で、毎月申込締切日までに変更を申し込んで利用します。
レジで決済するときにリボ払いを指定する支払方法です。
レジで「リボ払いで」と伝えるだけでリボ払い決済ができます。
利用の都度、申し出る必要があります。
海外でのカード利用料金だけをリボ払いにする方法です。
申込み完了後の海外利用分からリボ払いになります。
リボ払いとは、店頭で一括払いやボーナス一括払いと指定して決済しても、実際の支払いはリボ払いになる決済方法で、ショッピングリボ利用可能枠の範囲で利用可能です。
ダイナースクラブカードに入会したときは、すべてのショッピングが一括払いに設定されているので、リボ払いを利用するには事前に設定しなければなりません。
各リボ払いの設定は、クラブ・オンライン またはコールセンター(0120-074-024)から行います。
ダイナースクラブカードはクレジットカードの利用可能枠について、一律の制限を設けていません。
リボ払いについての利用可能枠は、クラブ・オンラインで確認することができるので、リボ払いを利用する前に1度確認することをおすすめします。
リボ払いは、ダイナースクラブカードのうち、ビジネス・アカウント、コーポレートカードを除くカードが対象で、個人名義の本会員、家族会員の方が利用できます。
簡単にいえばビジネスカードや法人名義の方は使えませんが、個人の方なら誰でもOK、家族会員の方も利用できます。
カード発行当初はすべてのカードのリボ払い設定が「えらんでリボBタイプ」に設定されていて、国内では一括払い・ボーナス一括払い・リボ払いのいずれかを選択、海外利用ではすべて一括払いが利用できる設定になっています。
このほかの支払いタイプには、海外利用がすべてリボ払いになる「えらんでリボAタイプ」、国内利用時・海外利用時のどちらもすべてリボ払いになる「なんでもリボ」があります。
すべてのリボ払いで共通しているのが、支払うミニマムペイメント方式です。
ミニマムペイメントは、リボ払い時の最低支払額(弁済金)ともいい、利用額に対して最低でも月あたりこのくらい返済すればOKという意味があります。
一般的なクレジットカードでは最小ミニマムペイメントが3,000円~5,000円くらいなのに対して、ダイナースクラブカードでは、2万円からの返済になります。
リボ払い利用金額 | ミニマムペイメント |
---|---|
~50万円 | 2万円 |
~100万円 | 4万円 |
~150万円 | 6万円 |
~200万円 | 8万円 |
~250万円 | 10万円 |
250万円超 | 12万円 |
オリコカードを参考にすると、ミニマムペイメントは、10万円以下のリボ払い利用金額なら、3,000円、20万円までの利用なら6,000円、30万円までの利用なら9,000円と、ダイナースクラブカードよりも小刻みで、ミニマムペイメントも少額の傾向です。
リボ払い利用金額 | ミニマムペイメント |
---|---|
10万円以下 | 3,000円 |
~20万円 | 6,000円 |
~30万円 | 9,000円 |
~50万円 | 1万5千円 |
~100万円 | 2万円 |
~200万円 | 5万円 |
~300万円 | 7万円 |
ダイナースクラブカードの方が、リボ払い利用金額の幅が50万円ごとと大きくて、ミニマムペイメントも2万円きざみの設定になっていることがわかります。
200万円のリボ払い利用金額で比べると、ダイナースクラブカードでは最低8万円、オリコカードでは最低5万円の返済があればOKです。
200万円もの買い物をしていて、月々の返済額が少額なことがリボ払いのメリットですが、それにしても少額すぎて驚きます。
また、やはりダイナースクラブカードのミニマムペイメントの方が高い設定なのは、世界が認めるステータスカードだからでしょう。
ダイナースクラブカードでは、ショッピングリボ利用可能枠の範囲でリボ払いができますが、このショッピングリボ利用可能枠を増額したい場合はどうしたらいいのでしょうか。
ショッピングリボ利用可能枠を増額するには、クラブ・オンラインまたはコールセンターから問い合わせを行います。
増枠には審査が行われ、3営業日後の17時まで時間をかけて審査を行います。
この審査は申込状況により3営業日以上かかることもあるので、審査結果が出る日まで余裕をもった申込みがおすすめです。
1週間~10日くらいの余裕を持つと、仮に1週間かかったとしても安心です。
審査の結果はメールや電話では知らせていないため、自分で問い合わせて確認してください。
審査をクリアできれば、リボ利用可能枠の増額が完了します。
希望額に変更されているか、必ずチェックするようにしましょう。
リボ払いはすべての回数分をリボ払いにしなくても、途中で返済金額を増やすことや、全額返済することができます。
途中で返済金額を増やして、元々のリボ払い回数よりも早く返済することを繰り上げ返済といいますが、ダイナースクラブカードの場合は、毎月の支払い元金を増額設定することができます。
50万円のショッピングリボ利用料金を、毎月2万円のミニマムペイメントで返済いているとしましょう。
臨時収入やボーナスが入り、まとまった金額で返済できそうなときは、2万円を倍の4万円にすることや、10万円、12万円と、一時的に返済額を増額して返済します。
増額返済したあとは、元の2万円に戻して残金を返済することもできるし、増額したままで返済し続けることもできます。
繰り上げ返済をすると、リボ払いにかかる毎月の手数料を節約できて、返済期間と回数も減らすことができます。
利用可能枠を増やすことにもなるので、次のショッピングもしやすくなるメリットがあります。
毎月の返済元金の変更は、クラブ・オンラインから簡単に変更することができます。
ダイナースカードにはリボ払い専用カードがあります。
個人向けのダイナースクラブカード本会員・家族会員のどちらも発行手数料無料で申し込みできます。
ショッピングリボ利用可能枠の設定がある方が対象です。
カードデザインは一般のダイナースクラブカードとほとんど同じですが、券面左下に「REVOLVING」と刻印されるので、リボ払い専用カードだと判断できます。
一般のダイナースクラブカードとリボルビングカードを比べてみると、リボルビングカードは無料で発行できるものの、リボ払い機能に特化したカードだとわかります。
ダイナースクラブカードの追加カードとして発行できるカードなので、どちらかというとサブカードとして持つのがおすすめです。
年会費や発行手数料が無料でも、リボ払い以外に保険も付いていないので、メインカードとして持つには物足りない印象です。
リボルビングカードをメインカードにするよりも、海外で買い物をするときにメインカードの代わりとして使うのが良いでしょう。
メインカードの紛失や盗難のリスクを回避するのに役立ち、万一、盗難に遭ったとしてもキャッシングなどの機能は付帯していないので、現金を引き出される心配はありません。
ショッピングリボ利用可能枠の範囲で多少の不正使用があったとしても、何百万円もの買い物をされる可能性は低いと考えられます。
クレジットカードを使う心理として、レジで利用限度額の超過で決済できない使い方は、店舗のレジスタッフに怪しまれることからなるべく避けたい行為です。
となると、無難に決済できそうな金額の商品を選ぶので、大がかりな不正使用にはなりにくいと考えられます。
見た目がメインカードにそっくりで、都合のよいカムフラージュにもなるでしょう。
カード名称 | ダイナースクラブカード | ダイナースクラブ リボルビングカード |
---|---|---|
年会費・発行手数料 | 22,000円+消費税 | 無料 |
追加可能カード | 家族カード、ETC、パーソナルローンカードレス、ダイナースクラブリボルビングカード | なし |
支払い方法 | 一括払い、各種リボ払い、ボーナス一括払い | リボ払いのみ |
支払い方式 | 支払い方法による | ミニマムペイント方式 |
付帯保険 | 海外旅行保険:最高1億円、国内旅行傷害保険:最高一億円、ショッピング・リカバリー:年間500万円限度 | なし |
ダイナースカードでは、一括払い、ボーナス一括払いのほかに、リボ払いも利用できます。
一般のダイナースクラブカードの支払い方法としてのリボ払いと、リボ払い専用カードのリボルビングカードの2種類でリボ払いが利用できますが、実際に利用するなら一般のダイナースクラブカードの利用がおすすめです。
一般のダイナースクラブカードなら、リボ払いの種類やタイプを選べるほか、それぞれの支払い方式で返済できるので、自由度の高いリボ払いが利用できます。
リボルビングカードでは、すべてのショッピングがリボ払いになり、返済はミニマムペイント方式のみに対応しています。
ミニマムペイント方式では最小返済額が2万円なので、もっと少額から返済したい方にとっては厳しい返済状況になりかねません。
リボ払いの種類や返済方法が選べる方が、実際の返済をやりくりしやすくなります。