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第055回 カード支払いはどれを選ぶ?

大きな買い物をクレジットカードで支払おうと思った時に、支払方法を悩まれる方もいらっしゃるかと思います。支払方法は徴や違いを比較したものを見てみましょう。

様々な支払方法

■一括払い・・・一、一括払いの他にも分割払い、リボ払い、ボーナス払いと様々です。それぞれの支払い方法の特回で支払う方法。手数料なし。
■二回払い・・・二回に分けて支払う方法。手数料なし。(店舗により扱いがない場合も)
■分割払い・・・何回かに分割して支払う方法。支払回数を決めることで支払完了月が明確になる。
分割払い手数料が買い物金額に対してかかり、支払回数が多い程高くなるのが一般的。

分割払い手数料例(JCBカードの場合)

支払回数 1・2回 3回 5回 10回 15回…
利用代金100円当たりの
分割払い手数料(円)
無料 2.04 3.41 6.8 10.2…

■リボ払い・・・毎月決まった支払金額を設定して払う方法。金利手数料がかかる

算出方法 実質年率 カード会社例
カード締め日の翌日から翌月の支払日までのリボ払い利用残高に日割りで算出 9.6〜18.0% 三井住友カード・JCB・シティカード・MUFGカードなど
締め日までのリボ払い利用残高に、月利0.8〜1.50%(実質年率)のリボ手数料をかける 9.6〜18.0% セゾンカード、セディナカード、イオンカード、楽天カード

リボ払いで買い物をした場合に、毎月設定した支払金額を支払いますが、その後に別の買い物をしても毎月の支払金額は変わらないのが特徴です。利用残高が増える分、支払期間が延びていきます。

金利手数料を計算してみると、3万5千円のお洋服をリボ払い(年率15%)で買った場合、毎月の支払額を5千円で設定したとします。毎月の支払額は5千円+手数料となり、総支払額は3万6,659円となります。リボ払いの金利手数料は1,659円となるわけです。

分割払いとリボ払いとの支払方法の大きな違いは、リボ払いが毎月一定の支払額なのに対し、分割払いは、買物をすればするほど毎月の支払い金額が大きくなる点です。

さて、最後はボーナス払いです。最近はボーナス減額やボーナスカットというような影響のせいか、ボーナス払いの設定をしなくなったり、利用可能時期を制限していたりとする加盟店もあるようです。ボーナス払いを希望する場合は、できるかどうか事前に確認した方が賢明です。


 ■ボーナス払い(一括と二回払い)・・・夏と冬のボーナス時期にカード代金を一括して払う方法。
商品は先に受け取り、支払いはボーナスの時期まで先延ばしできるのがこのボーナス払いとなる。
手数料がかからなく(ボーナス二回払いは手数料がかかる加盟店もあるのに注意)、引き落とし月が決まっている会社と、支払月を自分のボーナ月に指定できる会社があります。海外での取り扱いはなく、あくまでも国内のみの取扱いとなります。

商品を買う上でも手数料がない一括払いが理想です。また、もし大きな買い物をした場合など、安定したボーナスを受け取っているのであれば、ボーナス払いも手数料かからないですのでいいかもしれません。ただし購入した時から引き落としまでの期間が長いと忘れないようにしたいですね。

リボ払いは、大きな買い物をした際でも毎月の支払額は一定ですので、カード引き落とし日に口座残高が足りなかったという心配はなくなります。しかし毎月の支払いが一定ですと、自分がカードで購入している総額を忘れて、ついつい買いすぎしてしまう方もいるようです。自分自身で管理ができない方であれば、リボ払いはできたら避けた方が良いかもしれません。

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この記事担当のFP

水野 圭子 みずの けいこ

ファイナンシャル・プランナー
CFP(r)(日本FP協会認定)
1級FP技能士
K'sプランニング 代表
一般社団法人あんしんLifeコミュニティ 代表理事

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