クレジットカードのリボ払いの仕組みを理解しないまま、毎月少額の支払いで済むからとつい買い物を重ねてしまい、元金が膨れ上がってしまったという方は少なくありません。
オリコカードでもリボ払いをすることが可能なので、オリコカードでリボ払いを重ねていつの間にか何十万、何百万といった負債を抱えてしまい、なかなか支払いが終わらないという方もいることでしょう。
そこでまずは今月の支払いに困っている場合や、将来的に総支払額を少なくする方法を確認していきましょう。
最近、リボルビング払い(リボ払い)を利用する人が増えていますが、リボ払いは欧米では一般的に利用されている支払方式です。
気軽に使っている支払い方法ですが、その一方で、リボ払いがどのようなものかが難しくてよくわからないという方もいます。
クレジットカードには翌月一括払いや分割払いなど色々な支払方法がありますが、リボルビング払い(リボ払い)はその中の一つで、毎月の支払いが一定額となるため支払いの計画が立てやすく買い物がしやすいというメリットがあります。
リボ払いでは月々の支払額+手数料を毎月支払っていく支払方法です。
毎月の支払額は一定で、すべて元金の支払いにあてられますが「元金」とは、リボ払いで買い物した分の利用残高のことを指します。
リボ払いと分割払いを混同してしまう方も多いのですが、分割払いは最初に支払回数を決めて支払っていく方法なので、リボ払いとは根本的に異なります。
月々の支払額(元金にあてられる金額)は、カード会社が設定している最低額より多ければ、好きなように設定できます。たとえば、オリコカードの場合、100,000円以下の場合毎月の最低支払い金額は5,000円となっており、5,000円以上なら、1,000円単位で好きなように設定できるので、例えば月々の支払額を7,000円とした場合、毎月7,000円+手数料を支払っていくことになります。
リボ払いを利用すると、手数料が発生し、この手数料はローンにおける利息と同じようなものです。先に商品を手に入れ、あとから分割で支払っていく点もローンと同じだと言えます。そして、リボ払いで毎月支払う手数料は、「利用残高×手数料率÷365日×30日」の式で計算されます。
手数料率はカード会社によって異なりますが、オリコカードでは15.0%となっています。
支払回数 | 支払額 | 手数料 | 月々の負担額 | 残高 |
1 | 5,000 | 2,054 | 7,054 | 195,000 |
2 | 5,000 | 2,484 | 7,484 | 190,000 |
3 | 5,000 | 2,342 | 7,362 | 185,000 |
~ | ||||
38 | 5,000 | 191 | 5,191 | 10,000 |
39 | 5,000 | 123 | 5,123 | 5,000 |
40 | 5,000 | 63 | 5,063 | 0 |
毎月5,000円ずつ残高が減るため40カ月目でやっと支払いが完了します。また月によっては日数が異り若干の増減はありますが、基本的には残高が減るにつれて手数料も少なくなっていきます。そして結果的に総額50,914円の手数料を支払うことになります。
20万円の支払いに対して月々5,000円程度の支払いで済むのは確かに魅力的ではありますが、それに引き換えて5万円以上の手数料を支払うことになってしまうのです。
毎月支払う手数料は「利用残高×手数料率÷365日×30日」となっていますが、この手数料は利用残高に対して発生するものなので、リボ払いの額を少額に抑えていると、そのぶん支払回数もかさんでしまい、手数料も増えていって総額が大きくなっていってしまうのです。
今月どうしても支払いが苦しく、急場をしのぐ方法としては別のカードローンに申し込みを行い、お金を借りて支払いに充てるという「借り換え」という方法があります。消費者金融であるアコムと国際ブランドであるMasterCardが提携して発行しているクレジットカードである「ACマスターカード」は発行にも対応しているクレジットカードです。
年会費 | 審査時間 | 発行期間 |
---|---|---|
永年無料 | ※1 | 受取 |
還元率 | 利用可能枠 | ブランド |
0.25% | 最大800万円※2 |
ACマスターカードはweb申し込み後に※1で審査が終わりクレジットカードを自動契約機で発行できるカードなので、どうしても急いでいる方にも向いているクレジットカードです。もちろん郵送受け取りもできます。
しかし一方のローンのためにもう一方のクレジットカードでローンを組むことになるので、どちらも完済できる計画のある場合にのみ利用するようにしてください。
※1お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
急場をしのぐ方法としてはACマスターカードがありますが、将来的に総支払額を少なくする方法としては、別のカードローンに切り替える方がお得になります。
お金を借りる上で大切なのが「総量規制」というものです。総量規制とは、個人のローン利用者を「借りすぎによる生活破綻」から保護するためにつくられた法律で、2010年にスタートした総量規制は今年で7年目に入ります。
総量規制とは、貸金業者が個人にお金を貸す際、年収の3分の1を超えて貸付けてはならないという規制のことで、たとえば、年収300万円の人は、貸金業者から合計100万円を超えるお金を借入れることはできません。
消費者金融・クレジットカード会社は貸金業者ですが、総量規制は貸金業法の中のルールなので、銀行法の銀行は関係がないのです。
その為、銀行カードローンは貸金業法のルールは当てはまりませんので年収3分の1以上の融資も銀行側が許可したのであれば、貸付することは問題ありません。このことから、総量規制対象外のカードローンは銀行カードローンだけではなく、貸金業者以外のカードローンやキャッシングは全てが総量規制の対象外となります。
そこでおすすめなのがみずほ銀行のカードローンです。みずほ銀行のカードローンは金利が低く、貸付金額も最大800万円と金額も大きいので、これまでたまってしまったローンのお金を支払うのにとても便利なのです。
みずほカードローン | 利用限度額 | 借入金額 | 金利 | 引き下げ後の金利 |
10~100未満 | 年14.0% | 年13.5% | ||
100~200未満 | 年12.0% | 年11.5% | ||
200~300未満 | 年9.0% | 年8.5% | ||
300~400未満 | 年7.0% | 年6.5% | ||
400~500未満 | 6.0% | 年5.5% | ||
500~600未満 | 年5.0% | 年4.5% | ||
600~800未満 | 年4.5% | 年4.0% | ||
800万円 | 年2.0% | 年1.5% |
みずほ銀行のカードローンは金利が安いのが特長で、オリコカードのローン(15.0%)と比較すると最大金利が年13.5%と安くなっているので、長期的に見ると総支払額も安くなります。(※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。)
ただしみずほ銀行のカードローンを利用するためにはみずほ銀行の口座を持っている必要があるので、まだみずほ銀行の口座を持って居ないという方は先にみずほ銀行で口座開設の申し込みを行ってから、カードローンの申し込みを行いましょう。
カードローンの申し込みについては24時間受け付けており、web完結で申し込みをすることが出来るので、みずほ銀行のキャッシュカードを持っている方は審査に受かると同時にすぐに利用することも出来ますし、窓口で申し込みを行うことも可能です。
また使い道も自由なのでまずはオリコカードのリボ払いで貯まったお金を完済して、みずほ銀行のカードローンの完済を行い、できるだけ早くクリーンな状態にするようにしましょう。