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第011回 カード選びのポイント

さまざまな特徴のあるクレジットカード。
その中からすべてのニーズに合う1枚を選ぶことは難しい。かといって多くのカードを持っていてもムダになるだけです。
そこでカードを選ぶ際には、ポイントを絞ってなるべく少ないカードでうまく活用することをお勧めします。

■ カードの年会費はいくらかかるのか?
年会費は、無料のものから数万円するものまでさまざまです。
確かに年会費無料はお得ですが、年会費を払ってもそれに見合う以上の価値があれば、魅力的なカードになります。
年会費無料にこだわらずに、支払った年会費以上の使えるサービスがあるカードを選びましょう。

■ 国際ブランドか否か?
世界各国で利用できるクレジットカード。とても便利です。
ただし、クレジットカードによっては、利用できるお店、利用できないお店があります。
私は、初めてのヨーロッパ旅行の時にJCBだけを持っていき結構困った経験があります。
実はヨーロッパでは利用できないお店が多かったのです。そこで2回目からはJCBとVISAの2種類を
もっていきましたが・・・・。
VISA、MASTERCARD、JCB、AMERICANEXPRESS、DINERSCLUBの5社が国際ブランドと言われています。
その中で、世界各国の多くのお店で幅広く利用できるカードといえば、VISAとMASTERCARDでしょうか。

■ ポイントは貯めやすいか?
クレジットカードを選ぶ場合、最も大切なことは使えば使うほど貯まっていくポイントではないでしょうか。
ちりも積もれば何とかでコンビニでも電車でもあらゆる場面で利用すれば、これが結構貯まっていきます。
いくら使うと何ポイント貯まるのか、貯まったポイントは何に交換できるのか、しっかりチェックをしておきましょう。

■ 付帯サービスには何があるか?
海外旅行や国内旅行の時につく傷害保険等の保険が有名です。
カードによっては、盗難・犯罪に巻き込まれた時、お土産を破損した時にも補償されるものもあります。
その他に、空港ラウンジの利用、旅行時の手荷物配送などのサービスがあります。

■ 電子マネーとして使えるか?
現在、クレジットカードと電子マネーは切っても切れない関係となってきました。
カード自体を電子マネーとして使えるのか、クレジットカードからチャージすることでポイントが貯まるのか、
貯まったポイントは電子マネーにチャージすることができるかなど条件はさまざまありますので、チェックをしてください。

■ 自分に合うカード
クレジットカードには多くの種類がありますが、自分に合ったカードを選びましょう。
海外旅行によく行くのであれば、国際ブランド+付帯サービスが充実しているカードですし、ポイントを貯めて交換する
ことがメインであれば、ポイント還元率が高いカードをなります。何も考えずに年会費が無料で勧められたからと何枚もカードを持っている人を見かけますが、これでは全部利用することは不可能ですし、セキュリティの面からも心配です。
さらには利用が分散してポイントが貯まりにくくなります。
全てのポイントを兼ね備えた最強のカードというものはありませんので、
自分がよく利用するサービスが充実しているカードを選ぶことが肝要と言えるでしょう。

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この記事担当のFP

菅田 芳恵 すがた よしえ

2005年 グッドライフ設計塾開業。
CFP(日本FP協会上級フィナンシャルプランナー)、
1級FP技能士として、コンサルティングや執筆、講演活動で活躍中。

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