答えて、応えて！ＦＰ

最近は買い物から食事、鉄道や航空、光熱費や保険料など、幅広いジャンルにおいてクレジットカードを利用できる範囲が広がっています。
クレジットカードの魅力は、やはりポイントが貯められ、そのポイントで商品券や航空券がもらえたり、電子マネーにチャージできることでしょう。
しかし、数枚のカードをたまに使っていたのでは、ポイントの貯まる額が小さく、ポイント交換する前に有効期限が来てしまったりします。
せっかくなら賢くポイントを貯めていきたいですので、コツを見てみましょう。

クレジットカード払いできるものを総チェック !

	公共料金・・・光熱費や固定電話や携帯電話、インターネットのプロバイダー料金、新聞料金やNHK受信料など。
	社会保険料・・・国民年金保険料や国民健康保険料。 (申請する場合は申請書を社会保険事務所に提出もしくは郵送する。)
	税金・・・自動車税が東京都*や神奈川県、他一部地方で取扱い開始。 *東京都の場合、“自動車税お支払サイト"から納付期限までクレカ払い手続きができます。 クレジットカード機能付きのファミマカードの場合、払込票によるカード決済が可能です。
	保険料・・・生命保険料、自動車保険料など。 保険会社も徐々にクレジットカード払いが浸透してきています。以前できない場合でも、取扱いが可能になる場合もありますので、各保険会社にお問い合わせください。
	家賃(一部大手不動産会社に限定)
	外食・・・宴会などで幹事をするなら、代金を取りまとめてクレジットカード払いにする方法も。
	買い物や旅行代・・・カードと提携している店舗についてはポイント加算されるところもあります。

クレジットカードを利用するメリットは利用金額に応じて付与されるポイントにあります。
したがって毎月支払う公共料金や保険料金や家賃などをクレジットカード払いにすることで得られるポイントは蓄積されるのです。

例えば、水道、電気、ガス、固定電話、携帯電話、プロバイダー料金、新聞代など、毎月約6万円をクレジットカード払いにしたとします。
年間で72万円。これを1,000円で1ポイントという割合で換算すると、720ポイント貯まります。
もし1ポイント5円で還元されるクレジットカードを使っている場合は、年間で3,600円節約できることになります。
ただし銀行口座振替での割引制度がある場合は、クレジットカード払いにすると割引がなくなることに注意は必要です。

家族カードでポイントをさらに集約

奥様やお子様も家族会員としてクレジットカードを発行し、買い物や外食などを家族カード払いにすると、利用したポイントは家族で合算できるのです。
もし専業主婦の妻や、大学進学した子などカードの審査で加入できない方でも、家族カードの場合は、本会員の信用をもとに簡単に発行されるので安心です。

オンラインショップを通じての買いもの

各カード会社と提携しているオンラインショップなどで、買い物した場合のポイントが加算されるキャンペーンがたくさんあります。
例えばセゾンカードでは、ポイントサイト「永久不滅.com」を経由して出店ショップ(500サイト以上)で買物をすると、普通に買物するよりも永久不滅ポイントが最大20倍貯まります。
例えば5,000円の商品をショッピングサイトで普通に購入すると5ポイント、「永久不滅.com」経由で購入すると最大100ポイントと、20倍もお得になります。
また楽天市場のショッピングでは、期間や時間帯限定で、普段よりもポイントが3倍〜10倍になる商品もあります。
もし買いたい商品がある場合には事前チェックすることで、ポイントをより加算することができます。

ポイント還元率の高いカード例

カード名	年会費	特徴
ライフカード	無料	1000円につき1ポイント 1年間はポイント1.5倍、翌年度も継続で1.5倍〜2倍 誕生月には5倍のポイント
三井住友カード	初年度無料（オンライン入会）	翌年以降1,375円(税込) 200円につき1ポイント
JCB EITカード	無料	1000円につき1ポイント 入会後3ヶ月間はポイント5倍

公共料金の支払いに対して高いポイント還元率を実施しているクレジットカードやゴールドカードなど、ポイント還元率の高いカードに変更することでポイント還元率も高くなる場合もあります。
公共料金や保険料など毎月引き落としされるものや、外食や買い物の場合にも、現金で支払うのではなくクレジットカードを活用することで、ポイントは貯まり、最終的には節約につながります。
しかしポイントの為に必要以上の買い物をするのは本末転倒ですので、上手な利用方法を心得たいですね。

ＦＰ記事紹介