ネットショッピングが当たり前となってきた今、日本でのクレジットカード所有者は増え、オリンピックに向けてクレジットカード決済を導入する店舗も増えています。
クレジットカードを持つ理由として、
というものがあるでしょう。
クレジットカードは便利なものですが、「ポイント」や「サービス」をうまく利用することで、日常生活やとっておきの時間がお得なものへと変わっていきます。
クレジットカードを選ぶ際も、年会費やサービスとの兼ね合いはもちろん【何のためにポイントを貯めるのか】ということを考えて選ぶことをおすすめします。
クレジットカードの中でも「ポイントを貯める目的」にする方が多い【旅行のため】に注目をし、旅行会社が発行する「JTB旅カード」と「H.I.S.スカイウォーカー」に焦点充てて、どのように旅行に生かすことができるのかを調べていきましょう。
旅行が好きな方なら一度は使ったことがある・あまりしなくても聞いたことはあるはずの大手旅行会社JTBとH.I.S.では、旅行に役立つ・お得なクレジットカードを発行しています。
どちらのカードを作ったほうがいいのかというのは、よく使う旅行会社のほうをおすすめしますが、それぞれがどのような旅行会社なのかということを確認しておきましょう。
JTBは、国内最大手と言われる旅行会社で、堅実的と言われるように、しっかりとした運営が特徴です。
他社と比較すると若干高く感じてしまうこともありますが、飛行機や宿泊先は名の知られたところを使っていることに安心するという方が多いです。
万が一のときなどの対応力が充実しているので、あまり旅に慣れていない方や、あまり知らない国に行きたいというときでも安心して参加できるツアーが取りそろえられています。ハワイでのサービスに強いので、ハネムーンや家族旅行、シニアの旅行でも人気があります。
H.I.S.は格安の海外旅行を売りにしていることで、人気を博しています。季節ごとに割引セールやキャンペーンなども行っており、学生など、お金はかけたくないけれど海外で思う存分楽しみたいという方はH.I.S.のツアーに申し込んだこともあるでしょう。
限界まで値下げをしたツアーを用意しているため、直前までホテルや航空便が決まらないこともあるので、余裕を持っていたいという方には向いていませんが、海外に慣れている方、事前に旅行先のことをいろいろ調べる手間をかけられる方におすすめです。
もちろん挙げた特徴以外にも様々なツアーが用意されていますので、サイトを検索してみるなどをして、自分にとってどちらの旅行会社に惹かれるかを検討してみるといいでしょう。
それぞれの特徴を踏まえた上で、どのようなクレジットカードで、どのように使えばお得なのかということを確認していきましょう。
JTBのクレジットカード「旅カード」には、「JTB旅カード 一般カード」・「JTB旅カード ゴールドカード」・JTBのポイントに加えJALマイルも貯まる「JTB旅カード JMB」・車の旅のサポートに強い「JTB旅カード スーパーロード」があります。
JTB旅カードを利用するとトラベルポイントが貯まります。
カードの利用100円→1ポイント(ゴールドカードのみ1.5ポイント)が貯まり、JTBグループの販売店での利用なら10,000円ごとに50ポイントのボーナスポイント、JTBホームページで国内宿泊事前決済では1%・その他の支払いで0.5%のボーナスポイントが付きます。
貯まったポイントはJTBで利用することができ、店舗では1,000ポイント単位→1,000円相当、ホームページでは100ポイント→100円相当として支払いに充てることができます。
共通サービスとして、海外旅行中のトラブルやオプショナルツアー・レストランの予約などを相談できる「Jiデスク」、国内のレジャー施設やグルメ施設で優待を受けることができる「えらべる倶楽部ライフ」など、国内・海外で便利なサービスを利用することができます。
年会費は1,600円+税、カードブランドはVISAかMasterCardから選ぶことができます。
海外旅行傷害保険は最高1,000万円(個人賠償責任は自己負担金1,000円で最高2,000万円)自動で付帯し、JTB旅カードで旅行代金・移動料金などを支払うことで最高1,000万円が補償されます。
カードで購入した商品の損害補償・ショッピング保険は年間最高150万円(自己負担金:3,000円/1件)となっています。
年会費は15,000円+税で、家族カードも1枚まで無料で作ることができます。(2枚目から1名につき2,000円+税)
カードブランドはJCBかVISAから選ぶことができ、海外旅行傷害保険はカード会員は最高5,000万円(個人賠償責任は自己負担額1,000円で最高1億円)・会員の家族は最高1,000万円(個人賠償責任は自己負担額1,000円で最高5,000万円)が自動付帯、JTB旅カードで旅行代金・移動料金などを支払うことで最高5,000万円補償されます。
ゴールドカードは、旅行取り消し補償制度や国内航空機欠航補償制度が付いており、急なキャンセルや欠航などでも安心です。
ショッピング保険は年間最高300万円(自己負担金:3,000円/1件)となっています。
JCBゴールドカードは、JCB加盟店である旅プリカ特約店でカードを利用すると、3~10%のトラベルポイントを貯めることができます。
JMBとはJALマイレージバンクのことで、通常のトラベルポイントに加え、JALマイルも貯まるお得なカードです。
年会費は2,000円+税で、カードブランドはJCBのみとなっています。
海外旅行傷害保険は最高1,000万円(個人賠償責任は自己負担金1,000円で最高2,000万円)自動で付帯し、JTB旅カードで旅行代金・移動料金などを支払うことで最高1,000万円が補償されます。
カードで購入した商品の損害補償・ショッピング保険は年間最高100万円(自己負担金:3,000円/1件)となっています。
カードで海外ツアー商品を購入し、出発空港の自動チェックイン・発券機でJMBお得意様番号を登録すると、JALツアーマイルが往復で500マイル貯まります。
JCB加盟店である旅プリカ特約店でカードを利用すると、3~10%のトラベルポイントを貯めることができます。
また、ドライブ中のトラブルへ24時間365日、無料で利用できるロードサービスや、自宅のトラブルや相談に対応してくれるホームアシスタントのサービスを利用することができます。
主に車で旅行・移動することが多いという方向けの一枚です。
年会費は2,000円+税で、カードブランドはVISAかMasterCardから選ぶことができます。
海外旅行傷害保険は最高1,000万円(個人賠償責任は自己負担金1,000円で最高2,000万円)自動で付帯し、JTB旅カードで旅行代金・移動料金などを支払うことで最高1,000万円が補償されます。
カードで購入した商品の損害補償・ショッピング保険は年間最高150万円(自己負担金:3,000円/1件)となっています。
緊急時のロードサービス・アフターフォローを24時間365日利用することができます。
H.I.S.には一般カード「スカイウォーカー」・ゴールドカード「スカイウォーカーゴールド」・ビジネスカード「スカイビズ」と3種類のカードが用意されています。
今回は個人利用の「スカイウォーカー」と「スカイウォーカーゴールド」について詳細を確認していきましょう。
初年度は年会費無料、翌年度以降は1,000円+税となっていますが、前年度のカード利用金額が10万円を超えている場合は、翌年度の年会費は無料で使用することができます。
カードブランドはVISAかMasterCardから選ぶことができます。
通常のお買い物ではH.I.S.ポイントが1,000円→1スマイル貯まり、旅行代金や旅行用品をカードで購入すると、通常1,000円→1スマイル、1,000円→5スマイル貯めることができ、さらに前年度の利用金額によって、ボーナスポイントが追加されます。
貯まったスマイルはH.I.S.の旅行商品に利用するか、オリコポイントゲートウェイに登録してオリコポイントへ移行することで、ギフト券やAmazonやnanacoなどのオンラインギフトカードとの交換、WAON・Tポイント・楽天スーパーポイントなどのポイントへの移行、旅行に関しては、JAL・ANAマイルへの移行やH.I.S..旅行券と交換することができます。
H.I.S.スカイウォーカーはVISA payWave、MasterCard paypassが付いているため、国内でも海外でも、専用リーダーかざすだけで支払いをすることができます。
海外旅行傷害保険は最高2,000万円、国内旅行傷害保険は最高1,000万円が自動付帯します。
また、海外旅行で便利なサービスは、海外旅行先で提携している海外デスクにレストランやオプショナルツアーなどの予約や、トラブル時の相談に日本語で応じてくれます。
ゴールドカードは、年会費10,000円+税となっており、カードブランドはVISAかMasterCardから選ぶことができ、ゴールドカードにもVISA payWave、MasterCard paypassが付いています。
ポイントプログラムは、海外での利用がポイント2倍となる以外、一般カードと同様となっていますが、ゴールドカードの豊富なサービスが付いています。
人気の空港ラウンジは、国内の主要空港と韓国の仁川国際空港・ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港で利用できます。
ロードサービスでは、トラブルやアフターフォローを24時間365日利用することができます。
国内・海外旅行傷害保険は最高5,000万円まで自動付帯、ショッピングガード保険は年間最高300万円、海外旅行の携行品の補償が最高100万円、海外 · 国内航空機で4時間を超える遅延が生じた場合、食事代と宿泊代を補償されます。
もちろん海外旅行中の予約相談やトラブル対応の海外デスクを利用することができます。
JTB旅カードもH.I.S.スカイウォーカーも、どちらも旅行をすることでポイントをお得に貯めることができ、貯まったポイントを旅行に生かすことができるカードとなっています。旅行系クレジットカードを正しく利用して、サービスを上手く使うことで、旅行をいっそう楽しく・便利に・お得なものへと変えてしまいましょう。