複数の消費者金融などから借入がある場合、それぞれに返済する必要があるため、心にもお財布にも余裕がなくなってきます。
そんな時に役立つのがおまとめローンです。複数の借り入れを、どこか1つの金融会社にまとめて、返済の手間を少なくするサービスとなっています。
また、時には合計の金利が安くなり、返済額が少なくなるケースもあります。返済の金額や回数にストレスを抱えている方なら、一度は耳にしたことがあるおまとめローンですが、「ローン」ということで審査が心配ではないでしょうか。
できるなら申込資格の条件が少ない消費者金融を利用できたらと思うところで、消費者金融のカードローンの最大手「SMBCモビット」にはおまとめローンのサービスがあるのでしょうか? 気になるところです。
そこで今回は、SMBCモビットのおまとめローンの有無について解説します。
おまとめローンがどんなサービスか分からない方に向けたお話もするので、複数のカードローンを利用している方は、ぜひ参考にして今後の返済をお得に進めてみてください。
・そもそもおまとめローンって?
・SMBCモビットにおまとめローンはある?
・おまとめローンは総量規制の対象外?
・SMBCモビットで1本化できる?
年会費 | 限度額 | 融資速度 |
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無料 | 800万円 | 最短15分融資※ |
金利 | 借入・返済 | 審査時間 |
3.0~18.0% | 10秒簡易審査 |
おまとめローンとは、その名の通り複数の金融機関からの借り入れを、1つの借入先にまとめる商品です。
新しい金融機関1社から融資を受けて、他社分を全て完済すれば借入先が1社になります。
また、借入先を一本化すれば今までより金利が安くなったり、月額の返済額が少なくなったりするメリットもあります。
では、具体的なおまとめローンの仕組みを理解しておきましょう。
おまとめローンは、最低でも2社以上の借り入れがある場合に利用可能です。
例えば、あなたが金利18%のA社から30万円、金利17%のB社から60万円、金利16%のC社から90万円、合計で180万円を借入していたとします。
A社クレジットカード | B社カードローン | C社カードローン |
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借入金額:30万円 金利:18.0% 毎月返済額:11,000円 |
借入金額:60万円 金利:17.0% 毎月返済額:16,000円 |
借入金額:90万円 金利:16.0% 毎月返済額:23,000円 |
3社から借り入れている時点の平均金利は17.0%です。
返済額は毎月5万円になります。
またこの金額で返済していくとA社は36回払い、B社は54回払い、C社は56回払いとなり、完済までに約4年半もかかってしまいます。この状態が4年半も続くのかと思うと辛くもなり、また途中でお金が必要となったときに借入してしまうと、完済がさらに伸びてしまいます。
そこでこの状態から、新しく金利12.0%のD社から180万円の融資を受けて、A・B・C社の借り入れを完済してD社に1本化すれば、毎月の返済額と返済回数が少なくなります。
D社でおまとめローンを利用 |
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借入残高:180万円 金利:12.0% 毎月返済額:50,000円 ⇒ 47,122円 毎月の返済回数:3回 ⇒ 1回 完済までの回数:50回 |
D社でおまとめローンを利用した結果、金利は12.0%に下がり毎月の返済額がダウン、さらにD社に返済するだけで良くなったため、毎月1回の返済だけとなりました。
振込手数料が220円かかっていた場合も3回振込めば660円ですが、220円にすることもできます。
みずほ銀行カードローンのように銀行口座から自動引き落としにすれば振込をしに行くことも、手数料もなくなり負担が減ります。
さらに完済回数も最長56回が50回に減っています。
このように、返済の手間と返済額を減らせるのがおまとめローンです。
なお、おまとめローンは消費者金融が提供している商品であっても「総量規制」の対象外となっています。
総量規制とは、年収の3分の1までしか借入できないという資金業法で定められた決まりです。
例えば、あなたの年収が600万円なら借り入れ可能な金額は200万円になります。これは1社からではなく、借り入れる全ての消費者金融の合計金額です。
年収600万円の方がA社100万円、B社50万円、C社50万円で借入していると、新しく借り入れできない計算になります。
しかし、おまとめローンは複数の金融機関からお金を借りている人や、多額の借入金を抱えている人を救済するためのプランです。
下記の条件を満たすローンであれば総量規制の対象外となります。
現在の借り入れよりも低い金利が適用され、貸金業者が利益を目的としていない貸付であるため、総量規制の対象外として認められているのです。
モビットには、おまとめローン専用のサービスは提供されていません。
これについては、モビットの公式サイトでも明記されています。
前の項目で解説した通り、おまとめローンは総量規制の対象外となっているため、年収の3分の1を超える金額でも借り入れできる可能性があります。
しかし、モビットには「おまとめローン」という商品が用意されていません。
そのため、モビットに一本化したい場合は、総量規制の範囲内で借入するしかないのです。
ここで気になるのが、「おまとめローンがないのに、無理してモビットで一本化するメリットはあるのか?」という点でしょう。
実は、おまとめローンがなくてもモビットを利用するメリットはあります。
モビットには、次のようなメリットがあります。
1つずつ詳しく確認していきましょう。
1つ目のモビットのメリットは、スマホアプリで借り入れや返済ができるという点です。
モビットでは、公式のスマホアプリがリリースされていて、借入・返済といった手続きがアプリからできます。
無料でダウンロードできるアプリなので、誰でも気軽に利用できます。もちろん、気軽に利用できると言ってもアプリはタッチIDにも対応しているため、スマホを落としても第三者に悪用される心配はありません。
専用ATMに足を運ばなくても、自宅から借入や返済ができる点は、非常に利便性に優れていると言えるでしょう。
2つ目のモビットのメリットは、Web完結申込なら電話連絡&郵送物がないという点です。
消費者金融では在籍確認で会社に電話があったり、契約書などの送付で自宅に郵送物が届いたりします。
そのため、消費者金融の利用が家族や会社の同僚にバレたらどうしようと不安になる方も多いでしょう。
しかし、モビットではWeb完結申込を利用すると、電話連絡と自宅への郵送物の送付がありません。在宅確認も相談により提出物で対応してくれることもあります。
誰にも知られず利用できる消費者金融のカードローンは非常に少ないので、この点はモビットの大きな魅力と言えるでしょう。
3つ目のモビットのメリットは、最低金利が低くて利用限度額が800万円と高いという点です。
モビットの金利は、実質年率3.0~18.0%となっています。金利に幅があるのは、利用者の属性などによって適用される金利が変わるからです。
そして、他社の消費者金融の金利と比較してみると、モビットは最低金利が低いのが分かります。
消費者金融 | 金利 |
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プロミス | 年率4.5~17.8% |
アコム | 年率3.0~18.0% |
アイフル | 年率3.0~18.0% |
レイクALSA | 年率4.5~18.0% |
最低金利が高いプロミスとレイクは4.5%なのに対して、モビットは3.0%と低くなっています。
また、モビットの利用限度額は最高800万円までと非常に高く、お得な金利で高額融資を受けられる可能性があります。
おまとめローンはなくても、様々なメリットがあるモビットなので利用価値は十分にあります。
また、おまとめローンの商品がなくても、モビットに一本化できないわけではなく、総量規制内で借入すれば、モビットで一本化できます。
当然、モビットで一本化する際は、現時点のまとめたい借入残高が総量規制より低い必要があります。
簡単に説明すると、現在の借入金額と新たに借り入れたい希望金額の合計が、年収の3分の1を超えないように気を付ける必要があるわけです。
他社の借入金額を考えて申し込まないと審査に落とされる可能性があります。
モビットで一本化する際は、自身の年収と現在の借入額を計算して、年収の3分の1を超えないよう十分に気を付けてください。
モビットで一本化する際にも、通常のカードローンと同じく融資前に審査が行われます。
実質年率が3.0~18.0%なので、借入額によって金利が低くなれば、一本化した際の金利が低くなり返済額が減るかもしれません。
しかし、金利が高く設定された場合は、一本化しても返済額が変わらない可能性があります。
これだと毎月の返済回数が減るだけのメリットとなるので、無理して一本化する必要はないと言わざるを得ません。
ただし、以前にモビットの利用経験があり、なおかつ返済遅延などのトラブルなしに完済していた場合は、その実績が評価されて低めの金利に設定してくれる可能性があります。
モビットで一本化する場合は、年収の3分の1を超える金額の借り入れはできません。
もし、どうしても年収の3分の1を超える金額を借り入れたい場合は、銀行系カードローンへの申し込みを検討してみてください。
そもそも総量規制は消費者金融に適用された法律なので、銀行系カードローンであれば年収の3分の1を超える金額でも借り入れできます。
そして、数ある銀行系カードローンの中でも、特におすすめなのがみずほ銀行カードローンです。
みずほ銀行と言えば、近年システム障害で良いイメージがないかもしれません。
しかし、現在みずほ銀行は信頼回復のために様々な努力をしています。
そのひとつとして顧客獲得が含まれているので、今なら敷居が高いイメージのある銀行系カードローンが、比較的簡単に利用できる可能性があるのです。
では、みずほ銀行カードローンのサービス内容を見てみましょう。
契約限度額 | 10万円~800万円 |
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金利(実質年率) | 2.0~14.0% |
担保・保証人 | 担保不要だが、みずほ銀行指定のオリコの保証を受ける必要がある |
審査スピード | 最短翌営業日に結果を回答 |
申し込み資格 | 満20歳以上満66歳未満で、安定かつ継続した収入が見込める人 |
返済方法 | 残高スライド方式 |
契約限度額 | 10万円~800万円 |
銀行系も消費者金融も、初めての利用では金利が高めに設定されます。
しかし、みずほ銀行カードローンは最高14.0%なので、モビットより安い金利で利用できる可能性があります。
また、みずほ銀行カードローンは申し込み方法が豊富です。
Web申し込みなら、来店・郵送が不要です。
自宅にいながら自分のペースで申し込めるので、仕事で忙しい方でも気軽に手続きが進められます。
利用できるATMも全国各地にあるので、借入・返済ができる場所がなくて困る心配がありません。
みずほ銀行カードローンが利用できるATM |
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・みずほ銀行ATM ・コンビニATM(イーネット) ・ローソン銀行ATM ・セブン銀行ATM ・ゆうちょ銀行ATM |
もし、あなたが年収の3分の1を超える金額を借り入れたいなら、ぜひみずほ銀行カードローンを利用してみてください。
例のように総額180万円をおまとめした場合、みずほ銀行カードローンでは利用限度額に伴い金利の優遇があるので12.0%にすることができます。
また、「消費者金融のカードローンの方が自分は利用できる可能性が高そうだ」と思う場合は、モビットの利用を検討してみると良いでしょう。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 |
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3.0%~18.0% | 最高800万円 | 10秒簡易審査 |
担保・保証人 | 来店 | 入会金・手数料 |
不要 | 一切不要 | 無料 |