JCBゴールド・ザ・プレミアはJCB ORIGINAL SERIES対象のカードのうち、ゴールドカードを使用するユーザーの中で、一定の条件を満たす方にJCBからの招待(インビテーション)で発行されるカードです。ステータス性の高いカードと言えば、アメックスのゴールドカードやプラチナカードを想像しますが、JCBゴールド・ザ・プレミアはアメックスの各カードに引けを取らないほどの贅沢なサービスが付帯しています。
JCBゴールド・ザ・プレミアの招待は、毎年2月下旬ごろに本会員の方にEメールで届きます。対象のカードはJCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドカードで、2つの条件をクリアしている方を対象としています。
JCBゴールドの会員の方で、年間のショッピング利用額合計が税込み100万円に達する方で、2年連続での実績がある方が対象です。もちろん、支払いやカード利用に問題の無い方となります。
集計期間は12月16日~翌年の12月15日で、2019年の招待を例にすると、基準となるのは「2016年12月16日~2017年12月15日」と「2017年12月16日~2018年12月15日」の2年間のショッピング利用分の金額です。年会費、各手数料(リボ払い・分割払い・スキップ払い・キャッシング)、キャッシング利用分・電子マネーチャージ分などは集計対象外になります。
MyJCBにEメールアドレスを登録していても、送付先住所が海外の方は招待対象外となります。また、MyJCBのIDを持っている方でも、複数回IDやパスワードを間違うなどの理由でIDが利用停止になっている方は、招待メールが配信されませんので注意が必要です。利用停止中の方は1月31日までに、あらためてMyJCBの新規登録を行うことで招待メールが配信され、受け取ることができます。
JCB ORIGINAL SERIES対象のゴールドカードは、利用中のMyJCBやカードの利用明細のカード名称の先頭部分に「OS」と表示されます。「OS」のすぐ後ろに「=」が表示されているカードは対象外となるので、しっかりチェックしましょう。また、JCB金融機関のキャッシュカード機能付きクレジットカードや、JCBデビットゴールド、JCBザ・クラス、JCBプラチナなどの一部カードは招待対象外となります。
サービス年会費・・・5,000円+消費税
通常はJCBゴールドの年会費10,000円+消費税と、JCBゴールド・ザ・プレミアのサービス年会費5,000円+消費税の合計、15,000円+消費税を支払います。JCBゴールド・ザ・プレミアの家族会員は年会費無料です。毎年2月のインビテーションにより入会の方は、サービス年会費5,000円免除条件を満たしているので、初年度のサービス年会費5,000円が無料、JCBゴールド分の年会費10,000円+消費税のみとなります。
JCBゴールド・ザ・プレミアのサービス年会費を無料にするには、前々年の12月16日~前年の12月15日の年間ショッピング利用額合計が税込み100万円以上の実績が必要で、毎年この条件をクリアすることで年会費は実質JCBゴールド分の10,000円+消費税のみとなり、ワンランク上の上質なサービスを利用し続けることができます。
JCBゴールド・ザ・プレミアのサービスは、JCBゴールドのオプションカードという位置づけでありながら、プラチナ級のサービスを体験できることが特長です。
世界の国や地域、約500都市にある約1,200ヶ所の空港ラウンジを無料で利用できます。サービス対象者はJCBゴールド・ザ・プレミアの本会員のみ、事前の申込が必要なサービスです。家族会員は申込ができませんが有料で同行できます。プライオリティ・パスの3つの会員種別のうち、最上級のプレステージ会員として利用でき、年会費も利用料金も無料となるお得なサービスです。海外へ行くことが多い方には嬉しいサービスです。
日本各地のホテルや旅館に宿泊できる特別な宿泊プランで、ホテル篇と旅館篇が用意されています。都市部の高級ホテルから、温泉地にある老舗旅館など、多種多様で上質な宿泊施設が揃い、選りすぐりの中から利用できます。本会員または家族会員1名以上を含む宿泊に利用できるので、プライベートはもちろん、ビジネスでの滞在にも活用できます。
JCB Lounge 京都は、JCBの上級カード会員が利用できるラウンジで、利用しやすい京都駅ビル内にあります。ラウンジ内はドリンク類が無料で利用できるほか、パソコンやスマホの充電・Wi-Fiの利用なども可能です。一般的には京都駅発着の列車の待ち時間をくつろぐためのラウンジですが、JCB Lounge 京都の場合は、手荷物を預けて観光するにも都合がよく、ちょっとした仕事をするにも利用できると話題になっています。
ダイニング30は、日本各地の対象店舗で利用できる割引サービスで、事前予約と専用クーポンの提出、JCBゴールド・ザ・プレミアでの支払いにより、飲食代が30%OFFになるというサービスです。日本全国で120店舗以上の優良店を利用でき、用途に合わせた店を検索することもできます。事前予約の際には、MyJCBにログイン後、ダイニング30のページから店舗を選択して予約します。
通常なら10,000円の飲食代が、手順を踏んでJCBゴールド・ザ・プレミアで支払うだけで、7,000円になると考えて良いので、旅行や大切な人との時間、またはビジネスシーンなどでも活用できるでしょう。
JCBのOkiDokiポイントは、1,000円(税込み)→1ポイント貯まるポイントプログラムで、有効期限がカードの種類により2~5年あり、JCBゴールド・ザ・プレミアの場合は最長の5年になります。キャンペーンで獲得したポイントも有効期限5年の対象となり、一般カードよりもOkiDokiポイントを貯めやすくなります。
また、登録不要で利用できるポイントアップステージ、スターメンバーズの特典により、さらに効率的にOkiDokiポイントを貯めることができます。
各カードのポイントプログラムの名称にもよりますが、年間ショッピング利用額の合計が、JCBゴールド・ザ・プレミアのサービス年会費が無料になる100万円で見ていくと、メンバーランクはスターα PLUS、ポイントアップは60%で獲得できるようになります。その他、キャンペーン時の抽選口数も最大で6倍まで増やすことができ、JCBゴールド・ザ・プレミアを使えば使うほどお得が増えていきます。
現在のメンバーランクは、JCBの会員専用WEBサービスのMyJCBまたは、カードの利用明細書で確認できます。
JCBゴールド・ザ・プレミア会員だけが利用できる専用デスクで、カードに関する問い合わせができる「インフォメーションダイヤル」と、JR券、国内航空券、ゴルフ場、JCBプレミアムステイプランの予約などができる「リザベーションダイヤル」が用意されています。カードに関する問い合わせはほぼ全般に対応しているので、困ったときはもちろん、不明な点についても問い合わせができます。
JCBゴールドとJCBゴールド・ザ・プレミアの違いは、JCBゴールド・ザ・プレミアはJCBゴールドの上位カードであり、さまざまな面でJCBゴールド以上の特典やサービスが受けられる点にあります。例えば、OkiDokiポイントの有効期限がJCBゴールドは3年、JCBゴールド・ザ・プレミアは5年の違いがあります。また、JCBスターメンバーズのボーナスポイントは、JCBゴールドは50%、JCBゴールド・ザ・プレミアなら10%上乗せの60%アップで獲得できます。
そのほか、ライオリティ・パスのプレステージ会員を無料利用できるサービスを始め、JCBゴールド・ザ・プレミアだけのサービスは、JCBゴールドには付帯していないものプです。プラチナカードやJCB最上級のカードのザ・クラスにのみ付帯するサービスなのです。カードに付帯する特典だけを比較すると、完全にJCBゴールド・ザ・プレミアの方がお得感や高級感を得られるでしょう。
ですが年会費を比較していくと、JCBゴールドは審査を通過できれば永年年会費10,000円+消費税で利用できます。JCBゴールド・ザ・プレミアは、JCBゴールドの年会費にサービス年会費5,000円+消費税、合計15,000円の年会費となり、JCBゴールド・ザ・プレミアの方が若干高くなります。この年会費は、年間100万円のショッピング利用額があれば免除となり、免除された場合はJCBゴールドと同じ年会費で利用できます。
年間100万円のショッピング利用額に達しなかった年は、15,000円+消費税の年会費を支払うことになります。年会費の面で考えると、年間100万円のショッピング利用額の条件をクリアできるなら、断然JCBゴールド・ザ・プレミアの方がお得になり、条件をクリアできない・または不安がある場合はJCBゴールドの方が安心です。
別の角度から見ると、JCBゴールドの年会費にプラス5,000円で、国内外でJCBカードの最上級のサービスが受けられるとも考えることができます。インビテーション制をとっていることもあり、自分で申し込むときとはひと味違う気分も味わえます。ステータス性も併せて考えていくと、JCBからインビテーションが届いたら是非、JCBゴールド・ザ・プレミアを申し込んでみてください。
JCBゴールドは、JCBが得意とするトラベル関連や、エンターテイメントサービスの特典が充実しているほか、さまざまなオリジナルのゴールドカード特典があります。特に、海外旅行傷害保険が最高1億円付帯したり、航空機遅延保険など、付帯保険が手厚いことが特徴的です。OkiDokiポイントの優遇もあり、JCBゴールドは国内ではステータス性・サービスの充実ぶりも非常に高いです。
JCBゴールド・ザ・プレミアは、JCBゴールドの上位カードであり、年間100万円のショッピング利用額を達成すればサービス年会費5,000円+消費税が免除となり、実質JCBゴールドと同じ年会費で利用できます。インビテーション制で入会でき、プライオリティ・パスのプレステージ会員の無料利用など、JCBのプラチナカードや最上級カードのザ・クラスと同じレベルのサービスを利用できることが魅力です。
同じJCBのゴールドカードでありながら、JCBゴールド・ザ・プレミアはサービスのクオリティもスケールも上回るため、インビテーションが届いた場合は速やかに申し込むことがおすすめです。
また、JCBゴールド・ザ・プレミアにインビテーションされた後、カードの利用状況に問題がなければさらに上位カードのプラチナカードや、最上級のザ・クラスへのインビテーションが届くことも考えられます。JCBゴールド・ザ・プレミアは、ザ・クラスへの初めの1歩などとも言われていることからも、JCBのゴールドカードを持つなら、JCBゴールド・ザ・プレミアがおすすめだと言えます。