三井住友カードRevoStyleとは、2019年11月28日より三井住友カード株式会社で会員募集が開始された、国際ブランドがVisaのリボ払い専用のクレジットカードです。年会費は永年無料、高校生を除く満18歳以上の方が申し込みできます。
カードの利用可能枠は~100万円で、カード利用枠(カードショッピング枠)~100万円、リボ払い・分割払い利用枠10~100万円です。支払いは1回払いが自動でリボ払いになる「マイ・ペイすリボ」の他、2回払い、ボーナス一括払い、分割払いも可能です。
旅行傷害保険は付帯されませんが、海外での利用、国内でのリボ払いと3回以上の分割払いには年間100万円までのショッピング補償が適用されます。ただし、1事故につき3,000円の自己負担が必要です。また、対象外の商品と損害があります。
年会費永年無料の家族カードを追加できる他、ETCカード、バーチャルカード、iD、Apple Pay、Google Pay、WAON、PiTaPaも追加可能です。
三井住友カードは他社ポイントやマイル、人気アイテムと交換できる「Vポイント」というポイントがカード利用200円につき1ポイント貯まりますが、RevoStyleでは通常ポイントとリボ払い手数料のボーナスポイントが200円につき1ポイント貯まるので、リボ払いの請求月には通常の2倍のポイントを獲得できます。
Vポイントはリボ払いで倍率がアップするだけではなく、でも倍率アップ、Vポイントのポイント優待サイト「ポイントUPモール」を経由したネットショッピングでポイント+0.5~9.5%など、ポイントが貯まりやすいサービスが充実しています。
※2022年11月現在
※ポイント還元率は予告なく変更となる場合がございます。
「ココイコ! 」というサービスに事前エントリーすれば、対象の街店舗のカード利用でポイントプレゼントやキャッシュバック特典を受けられて、さらにお得です。
三井住友カードRevoStyle最大の特長は、リボ払い手数料ですが、詳しくは三井住友カード公式サイトにてご確認下さい。支払い日は毎月15日締め翌月10日、または、末日締め翌月26日から選択できますが、振り込み、ATM、口座引き落としの増額で繰り上げ返済も可能です。
振り込みでの繰り上げ返済は、Vpassにログインして事前に振り込みによる臨時支払いに申し込むことで、希望の日に指定口座へ振り込みできます。インターネットバンキングなら24時間振り込み可能です。ただし、振り込み手数料を負担する必要があります。次回引き落とし金額が確定している場合、確定分の振り込みはできません。
三井住友銀行など提携金融機関やコンビニのATMは手数料無料で繰り上げ返済できます。金融機関やコンビニによって支払い可能な曜日、時間、金額は異なります。次回引き落とし金額が確定している場合は、確定分を除いた金額がATMからの支払いが可能です。
三井住友カードRevoStyleはリボ払い手数料の安さが特長です。ポイント倍率アップの対象店舗が多いのでポイントが貯まりやすいですが、リボ払い請求月には通常の支払いポイントにリボ払い手数料のボーナスポイントが加算されるので、さらにポイントが貯まりやすいです。貯まりやすく利用しやすいポイントを年会費永年無料で貯められるのも魅力です。
RevoStyleはリボ払い専用なので1回払いを指定してもリボ払いとなり、高額なショッピングをしても1回の支払い金額は少なく、支出管理しにくいのがデメリットです。しかり、これはRevoStyleに限ったことではなく、リボ払いに共通のデメリットでしょう。繰り上げ返済をして支払い期間を少なくすると、支払い回数と手数料が減り、管理しやすくなります。
メリット | デメリット |
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手数料が安い | 毎月の支払い額が変動するので支出管理しにくい |
年会費永年無料 | - |
ポイントが貯まりやすい | - |
三井住友カードRevoStyle以外にもリボ払い専用カードはあるので、RevoStyleと年会費や手数料や特長の違いが気になるでしょう。このコラムでは「JCB CARD R」と「ACマスターカード」の2枚のカードと三井住友カードRevoStyleを比較します。
JCB CARD Rとは、18歳以上で本人、または、配偶者に安定継続収入のある方、高校生を除く18歳以上の学生の方が申し込めるリボ払い専用のWeb申し込み限定のJCBカードです。
年会費は永年無料で、通常カード利用1,000円につき1ポイント貯まる「Oki Dokiポイント」というポイントが、JCB CARD Rではリボ払い手数料が発生すると常に4倍貯まります。2020年1月1日~2020年3月31日の間に新規入会し、リボ払い手数料の支払いがあると3ヶ月間ポイント6倍のキャンペーンを実施しています。
JCB CARD Rのリボ払いも三井住友カードRevoStyle同様の残高スライドコースなので、毎月の支払い額は残高によって異なります。手数料は15.00%、支払い日は毎月15日締め翌10日です。JCB CARD Rは支払い日を選択できませんが、支払いは「標準コース」と毎月の支払い額が安く抑えられる「ゆとりコース」の2種類から選択できます。
三井住友カードのマイ・ペイすリボは初回請求時にリボ払い手数料はかかりませんが、JCB CARD Rは締め日翌日16日から翌月10日までの手数料がかかります。2回目以降は前回支払い日翌日から今回の支払い日までの手数料がかかります。10日が金融機関休業日の場合は実際に支払った日までの日数で手数料を計算します。
標準コースは利用残高10万円以下で毎月の支払い額1万円、以降10万円ごとに1万円加算されます。ゆとりコースの毎月の支払い額は利用残高10万円以下で5,000円、10万円超50万円以下で1万円、50万円超100万円以下で1万5,000円、100万円超で2万円です。
JCB CARD Rも6月15日に5万円利用したと仮定して、返済額や手数料の具体例を紹介します。JCB CARD RのゆとりコースとRevoStyleの毎月の支払い額が共通なので、ゆとりコースでシミュレーションします。
6月15日に利用した分は7月10日に5,000円の支払いと手数料50,000円×15.00%×26日÷365日=534円かかります。
7月15日締めの残高は8月10日に5,000円と手数料45,000円×15.00%×31日÷365日=573円かかります。
JCB CARD Rも繰り上げ返済可能です。引き落とし日前に銀行・コンビニATMへの入金、指定口座への振り込みか、支払い日の増額申し込みで繰り上げ返済を行えます。増額申し込みは会員専用Webサービス「MyJCB」、または、「JCBショッピングお支払い方法変更テレホンサービス」0120-802-570(24時間年中無休で受け付け)への電話で手続きできます。
年間最高100万円まで補償される海外のショッピングガード保険が付帯される他、最高2,000万円まで補償される海外旅行傷害保険も付帯されます。
年会費無料の家族カードの他にETCカード、QUICPay、Apple Pay、Google Payの追加・設定も可能です。家族カードは本会員が学生の方は申し込みできません。
ACマスターカードはアコムが発行するマスターカード加盟店で使える、カードローン機能付きのリボ払いクレジットカードです。年会費無料で、が申し込みできます。
ACマスターカードの特長は毎月のカード利用金額から0.25%自動キャッシュバック、発行可能なことです。
三井住友カードRevoStyle | JCB CARD R | ACマスターカード | |
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年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
申し込み条件 | 高校生を除く満18歳以上の方 | ・18歳以上の本人、または、配偶者に安定収入のある方 ・高校生を除く18歳以上の学生の方 |
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リボ払い手数料率 | 詳しくは三井住友カード公式サイトにてご確認下さい。 | 15.00% | 10.0~14.6%※ショッピング枠利用時 |
ポイントなどの特長 | ・リボ払い手数料請求月のポイント2倍(200円につき2ポイント) | ・リボ払い手数料請求月のポイント4倍(1,000円につき4ポイント) ・海外旅行傷害保険付帯 |
・0.25%のキャッシュバック ・発行 |
JCB CARD Rはポイントを効率的に貯めたい方、旅行傷害保険が付帯されたカードを持ちたい方に、ACマスターカードはすぐにカードを手に入れたい方にはおすすめですが、RevoStyleのリボ払い手数料率が最も低いので、リボ払いならRevoStyleが利用しやすいでしょう。
三井住友カードRevoStyleはリボ払い手数料率が低いので、他のリボ払い専用カードと比較しても手数料を抑えられるのが特長です。
他のカードよりもポイント還元率が低いなど、お得でないと感じる点はあるかもしれませんが、ポイントUPモールを経由するなどでポイント還元率はアップします。貯めたポイントは支払いへの充当や他社ポイントへの交換など幅広く使用できるので、三井住友カードRevoStyleは利用しやすいカードでしょう。