利用限度額から見るエイトカードの審査レベル
- 新規入会募集が終了
- JCB EIT(リボ払い専用カード)は、2019年4月15日(月)をもって新規募集を終了しました。
はじめにJCBエイトカードのサービスの特長を検証してみる
JCBは国内でもステータスの高い、唯一の国産の国際クレジットカードとして有名です。
そのJCBで今、最も人気の高いクレジットカードといえばJCBエイトカードがあげられます。
今回はこのJCBエイトカードについて、その利用ターゲット層や、JCBエイトカードを選択する事のメリットについて紹介していきます。
まずJCBエイトカードとはどの様なカードなのかを検証していきます。
下記にJCBエイトカードのサービス概要を紹介していますので参照してみましょう。
JCB EITの8つ(EIghT)の価値
永年無料の年会費 ※年会費はJCBが負担します。 | |
Oki Dokiポイントが2倍! ※ショッピングのご利用分のみ | |
最高2,000万円まで補償する、海外旅行傷害保険(自動付帯) | |
年間最高100万円まで補償する、ショッピングガード保険(国内・海外) | |
初回手数料無料のショッピングリボ払い JCB EITのショッピングご利用代金お支払い方法は、ショッピングリボ払いのみとなります。 毎月自分で決めた金額をお支払いできます。毎月のお支払い金額(設定金額)は自由に決めることができ、お財布事情にあわせてお支払い金額のコントロールが可能です!設定金額はMyJCBやお電話で簡単に変更OK! |
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インターネットショッピングも安心な、「JCBでe安心」制度 | |
見せるのがうれしい、スタイリッシュなカードデザイン 3つのデザイン[ブラック][ステッチ][ロゴ]が新登場!お好きなカードデザインが選べます! |
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WEB明細サービス自動登録で、個人情報をしっかりガード |
JCBエイトカードは売り込みの文句を「8つの価値あるカード」としていますが、それぞれの特典についてはどのサービスも充実した内容となっており、さすがJCBと言わせるだけのサービス内容となっています。
JCBエイトカードの年会費が無料である事を考慮すると、いかにサービス内容が充実しているかを伺い知る事が出来ます。
しかし、このJCBエイトカードの特徴をよく見ると更に色々な事がわかってきます。
JCBエイトのコンセプトがわかればターゲット層がわかる
年会費無料のカードとしては最高補償額2,000万円の付帯保険は業界最高水準であり、またポイントシステムにおいてもOkiDokiポイントが常に2倍であるのは、通常のJCB一般カードを凌ぐサービス内容だと言えます。
JCBとしてはサービスに力を入れているのは明白であり、非常に優れたサービス内容のクレジットカードなのですが、1点気になる要素もあります。
それは利用限度額がどこにも記載 されていないという事です。
実はほとんどのJCBエイトカードの利用者が、初期段階では10万円程度のクレジット利用枠しか与えられていないのです。何故こんなに少ない利用枠なのでしょうか。
これには、JCBエイトカードが、ターゲットとする利用層にその答えがあります。
先ほど紹介したJCBエイトカードのサービスにはある共通した特徴があります。
実際にその要素をまとめてみます。まずはもう一度、JCBエイトカードのサービス内容を参照してみましょう。
サービス概要 | 備考 | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 家族カード、ETCも永年無料 |
追加カード | 家族カード/ETCカード | |
カード発行 までの期間 |
約1ケ月 | |
リボ払い サービスの有無 |
リボ専用カード | 初回手数料は無料 |
付帯保険 | 海外旅行保険最大2,000万円 | 携行品傷害や治療・疾病補償も充実 |
ショッピング保険 | 100万円/90日間補償 | 自己負担3,000円 |
ポイント プログラム名 |
OkiDokiポイント | |
ポイント特典 | ・JCBエイトカードは常にポイント2倍付与 ・JCB ORIGINALシリーズの優待店利用でポイントアップ ・OkiDokiランド利用でポイント最大20倍 ・JCB STAR MEMBERSはJCB一定以上利用でポイント特典 ・JCBトラベル利用でポイント最大10倍 ・インターネット検索でOkiDokiポイント付与 |
取得ポイントを旅行に再転化可能 |
選べる カードデザイン |
カードデザインが無償で自由に選択可能 | デザインは6種類のラインナップ |
これらのサービス内容から、特にJCBエイトカードだけの特長をピックアップすると、下記の様になります。
JCBエイトの特徴的なサービス概要
- リボ専用カードである事
- 年会費が無料である事
- カードデザインが無償で選択できる事
つまり、主なサービスの内容が若年層向けに提供されている事、利用枠が少額スタートである事から、JCBエイトカードのターゲット層が若年層である事が分かります。
若年層をターゲットにしているクレジットカードは、審査についても入会のし易さに重点が置かれており、入会がしやすくなっているのが一般的です。
JCBエイトカードも例に漏れず審査の面で加入がしやすいクレジットカードだと言えるでしょう。
しかしながら付帯保険やポイントサービスは、どう見ても過剰サービスだと言えるほど、サービス内容が充実しています。
これはJCBが若年層にエイトカードに加入してもらいたいからですが、それには何か作為的に意味があるのでしょうか。
実はJCBはJCBエイトカードについて、加入を考える利用者に対する将来的な見方について、ある目的を持っているからなのです。
JCBエイトカードの利用のされ方と将来性とは?
JCBは、JCBエイトカードの利用者に対して、将来的にゴールドカードを持って欲しいと考えています。
つまり、将来経済的にも裕福になって行く可能性のある若年像の方を、JCBエイトカードを利用してもらう事で先行的に顧客確保を行い、その実績で将来的にJCB上級カードの利用者になってもらおうという試み
があるのです。
クレジットカードとしては、確かにサービスは充実していても、JCBエイトカードは金融サービスについては入門用カードといえます。
若い方にサービス面についてJCBの良さを十分知ってもらった上で、実績を積んでもらい、新たにゴールドカードを取得するのではなく、無理なく実績上の与信でカードのランクアップを行い、良質な顧客にしていこうというJCBの思惑が見えてきます。
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