大人の休日倶楽部ミドルから大人の休日倶楽部ジパングへの変更手続きは?スムーズな切り替えタイミングも解説

50歳以上の方で旅行が好きな方に

電車やバスでも使える、Suicaオートチャージが便利なシニア向けのクレジットカードです。

国際ブランド JCBMaster CardVISA
初年度年会費 無料
発行期間 約10日間(土日祝日含む)
サービス名称 ビューサンクスポイント

国内旅行がおトクに楽しくなるシニア向けクレジットカード

ビューカードはJR東日本が発行するSuica一体型クレジットカードですが、そのラインナップの1枚に「大人の休日倶楽部」というカードがあります。

この「大人の休日倶楽部」は、年齢によって2つの種類が設定されているシニア向けのビューカードです。そのうち、大人の休日倶楽部ミドル」の対象年齢は、男性で満50歳〜64歳、女性で満50歳〜59歳となり、「大人の休日倶楽部ジパング」の対象年齢は、男性で満65歳以上、女性で満60歳以上となっています。

結婚している人なら子どもが完全に手を離れ、再び自分たちの趣味などを悠々と楽しめるようになる年代ですから、そういう層を対象にしたクレジットカードと考えてよさそうです。

「大人の休日倶楽部」を紹介するウェブサイトには「これからを楽しむ大人たちへ、JR東日本から旅とライフスタイルの特別なご提案です」と書かれており、会員には、旅行や鉄道、レンタカーなどの料金割引特典のほか、会員を対象とした限定イベントの開催やカルチャースクール「趣味の会」の開講、さらには、暮らし・グルメ・健康・カルチャー・旅行など、シニアの関心を網羅したさまざまなジャンルの優待、会員誌のお届け、「大人の休日倶楽部」ブランドの商品の販売などの特典が提供されます。

「ポイント三重取り」も可能

大人の休日倶楽部ミドル」と「大人の休日倶楽部ジパング」に共通の機能と特典について次にまとめてみました。

「大人の休日倶楽部ミドル・ジパング」共通の機能と特典

●国際ブランド
クレジットカードの国際ブランドは、Visa、JCB、マスターカードから選べます。

●国内旅行商品が同行者も5%割引
JR東日本の「びゅう国内旅行商品(個人型)」、JR北海道の「ツインクル国内旅行商品(個人型)」をクレジット支払いすると、何回でも5%割引となります。この割引は同行者も対象となります。

●おトクな会員限定きっぷ
会員限定の割引きっぷとして、JR東日本やJR北海道のフリーエリアで広く自由に乗り降りできる「大人の休日倶楽部パス」や、首都圏からの北陸新幹線往復と北陸フリーエリアの特急を含む乗り放題がセットになった「北陸フリーきっぷ」などを購入できます。

●会員限定旅行
鉄道・世界遺産・温泉・祭りなど多彩なテーマのエスコートツアー(添乗員付きの旅行)が多数用意されています。

●貯まるポイントはJRE POINT、えきねっとポイント、おときゅうポイントの3種類

  • JRE POINT
    クレジット支払いで貯まるポイントはJR東日本の共通ポイントサービス「JRE POINT」です。JRE POINTは1,000円の利用ごとに5P(5円相当)が貯まり、びゅう商品券などへの交換やSuicaへのチャージに使えます。
  • えきねっとポイント
    「えきねっと」にログインして対象サービスを利用すると加算されるポイントです。貯まったポイントは「JRE POINT」へのポイント交換や、「びゅう商品券」「Suicaカード」などへ交換できます。
  • おときゅうポイント
    「おときゅうポイント」では、「大人の休日倶楽部」のさまざまなサービスがポイント付与の対象となります。貯めたポイントに応じて翌年度の特典メニューが決まり、メニューごとのプレゼントが贈られます。

なお、「えきねっと」からJR東日本国内ツアー商品を購入してクレジット支払いすると、1,000円につきJRE POINTが5P、えきねっとポイントが1P、おときゅうポイントが5P貯まることになり、ポイント三重取りとなります。

●付帯機能
SuicaとJRE POINTカードの機能が付帯します。

●最高1,000万円の旅行傷害保険が付帯
最高1,000万円の国内旅行傷害保険がカード利用により付帯するほか、最高500万円の海外旅行傷害保険が自動付帯します。

●追加カード
ETCカード(年会費477円・税別)の発行が可能です。有料道路の通行料金の支払いでもポイントが貯まります。

以上のことから、「大人の休日倶楽部」は国内をのんびり旅したい人にとって大変おトクな特典がつまったクレジットカードといえそうです。

「ミドル」はきっぷ5%割引、「ジパング」は30%割引

では、「大人の休日倶楽部ミドル」と「大人の休日倶楽部ジパング」では、どこがどう違っているのでしょうか?それぞれの入会条件や年会費等を含め異なっているところを次にまとめました。

「大人の休日倶楽部ミドル」の基本情報

●年会費
年会費は2,575円(税込)です。初年度は年会費無料となります。

●入会条件
男性満50歳以上64歳まで、女性満50歳以上59歳までの方(誕生日を迎える前の申し込みはできません)。

●JR東日本とJR北海道のきっぷが何回でも5%割引
新幹線を含むJR東日本線・JR北海道線を片道・往復・連続で201キロ以上利用すると、その分の運賃・料金が5%割引になります。たとえば、東北新幹線「はやぶさ」で東京ー仙台間を往復すると2万2,400円(通常期・普通車指定席+乗車券)かかるところ、5%割引なら2万1,260円となり、1,140円もおトクに乗車できます。

国際ブランド Visa、JCB、マスターカード
入会条件 男性満50歳以上64歳まで、女性満50歳以上59歳まで
年会費 2,575円(税込・初年度年会費無料
ポイントサービス JRE POINT、えきねっとポイント、おときゅうポイント
優待・特典 JR東日本とJR北海道のきっぷが5%割引、国内旅行商品5%割引、会員限定きっぷ、会員限定旅行、会員限定イベント、カルチャースクール「趣味の会」、各種優待特典、その他
付帯機能 Suica、JRE POINTカード
付帯保険 最高1,000万円の旅行傷害保険、盗難補償
追加カード ETCカード(年会費477円・税別)

「大人の休日倶楽部ジパング」の基本情報

●年会費
個人会員の年会費は4,285円(税込)、夫婦会員の年会費は2人分で7,320円(税込)となります。

●入会条件
男性満65歳以上、女性満60歳以上の方(誕生日を迎える前の申し込みはできません)。ただし、夫婦会員には夫か妻のどちらかが満65歳以上なら2人揃って申し込みできます。

●JR東日本とJR北海道のきっぷが何回でも30%割引
新幹線を含むJR東日本線・JR北海道線を片道・往復・連続で201キロ以上利用すると、その分の運賃・料金が30%割引になります。たとえば、東北新幹線「はやぶさ」で東京-仙台間を往復すると2万2,400円(通常期・普通車指定席+乗車券)かかるところ、30%割引なら1万5,660円となり、6,740円もおトクに乗車できます。

●日本全国のJRのきっぷが20回まで20%・30%割引
日本全国のJR全線において、片道・往復・連続で201キロ以上利用すると、1〜3回目は20%割引、4〜20回目は30%割引となります。

国際ブランド Visa、JCB、マスターカード
入会条件 男性満満65歳以上、女性満60歳以上(夫婦会員には夫か妻のどちらかが満65歳以上なら2人揃って申し込み可能)
年会費 個人会員4,285円(税込)、夫婦会員2人分7,320円(税込)
ポイントサービス JRE POINT、えきねっとポイント、おときゅうポイント
優待・特典 JR東日本とJR北海道のきっぷが30%割引、JR全線のきっぷが20回まで20%・30%割引、国内旅行商品5%割引、会員限定きっぷ、会員限定旅行、会員限定イベント、カルチャースクール「趣味の会」、各種優待特典、その他
付帯機能 Suica、JRE POINTカード
付帯保険 最高1,000万円の旅行傷害保険、盗難補償
追加カード ETCカード(年会費477円・税別)

「ミドル」から「ジパング」への切り替えは申込書の郵送で

ここで見てきたように、「大人の休日倶楽部ミドル」と「大人の休日倶楽部ジパング」はきっぷの割引率と年会費、そして入会条件の年齢以外はほぼ同一のサービスとなっています。しかし、カード切り替えの年齢を迎えたからといって、カードの更新のように「ミドル」から「ジパング」へと自動的に切り替わるわけではなく、改めての入会手続きが必要です。

入会手続きは、びゅうプラザやネットからの申込はできず、入会条件を満たす年齢になる前に「ジパング」の入会申込書が届くので郵送により申し込みます。ただし、ビューカードからのダイレクトメール送付を拒否している場合は、この申込書が届かないので注意してください。

「ジパング」の発行後、約2ヵ月経ってから「ミドル」の退会手続きをしてカードを返送しますが、その前にさらに必要な手続きがあります。

「大人の休日倶楽部ミドル」の退会前に必要な手続き

●Suica残額の確認
カードのSuica部分に残高がある場合は、カードの有効期限内にSuica残額をすべて使用するか、駅にあるATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)で払戻しをします。何らかの理由で払戻しができない場合は、送られてきた「ジパング」に同封されている返送用封筒により、カード返送用台紙に必要物を貼付の上で返送すると、登録してある預金口座に返金されます。

●各種支払いの変更
「ミドル」から「ジパング」への切り替えではクレジットカード番号が変わります。そのため、公共料金の支払い、えきねっとの支払い、バス利用特典サービス、モバイルSuicaなどクレジット支払いを登録しているサービスについて、クレジットカード番号の変更が必要となります。

●Suicaのオートチャージ設定の再設定が必要になる
カードの切り替えに伴い、Suicaのオートチャージ設定の再設定が必要になります。

●ETCカードの切り替え
これまでのETCカードは使えなくなるので、再度、「ジパング」に紐付けされたETCカードの発行が必要となります。その際、旧ETCカードはビューカードへ返送します。なお、新規発行のETCカードの番号は新しいものになるので、ETCのマイレージの引き継ぎなどの手続きが別途必要となります。

●「えきねっと」でJR指定席券を予約済の場合
「えきねっと」にてJR指定席券を「ミドル」を使って予約した場合、「ジパング」で受け取ることはできません。すでに「ミドル」が手元にない場合は、えきねっとサポートセンターに連絡して対処してもらいます。

●マイページは移行されない
「大人の休日倶楽部」の会員サイトにはマイページという機能がありますが、「ミドル」から「ジパング」に切り替えると、以前のマイページはなくなり、ブックマーク機能「お気に入りの旅行」や、写真投稿機能「たびフォト」などの移行もできません。そこで必要に応じ、ブラウザの機能でブックマークをしたり、お気に入りの写真を自身で管理することになります。

このように、「ミドル」から「ジパング」への切り替えは少々手間がかかります。しかし、何をすればいいか事前にわかっていれば、ジパング入会資格の年齢になる誕生日が近づいてきた段階で、Suicaを使い切っておくとか、変更の必要な各種支払先を洗い出しておくといった準備ができるはずです。そのような準備をしておけば、スムーズな切り替えができるでしょう。

逆に言えば、「大人の休日倶楽部ジパング」は、それだけの手間をかけてでも大きなメリットのあるカードだといえます。



まずは
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大人の休日を楽しむならこれ!

いくつになっても旅行を楽しみたい、50歳以上の方におすすめのカードです。
会員限定のオトクなきっぷやツアーなど、旅行好きな大人の方にはうれしい特典がいっぱいなのも魅力の1つです。

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