故人のクレジットカードはその後どうなる? トラブルを避けるためチェックしておきたい4つのポイント

故人のクレジットカードが手元にある方で、悩んでいる方はいませんか。

持ち主がいないクレジットカードが手元にあると、正直どうしたららいいのか分からなくなりてんてこ舞いになっていることでしょう。

まず初めにどんな手続きを行ったらいいのか? このまま放置し続けていたらどうなってしまうかなど不安はどんどん募ります。

そこで、故人クレジットカードを託されてしまった場合、どのように手続きを進めて行ったらいいのかを見て行きましょう。

故人のクレジットカードを抱えているのであれば責務は放棄できるのかなど、気になる点はたくさんあるはずです。

まず持ち主のいないクレジットカードは自動的に解約されることはないので必ず手続きが必要です。家族カードを利用していたのであれば利用はできなくなってしまう為、特に注意が必要です。

しかし、故人のクレジットカードを託されてしまった時でも、4つの故人のクレジットカードの確認すべきことをチェックしておけばもう心配はいりません。

故人のクレジットカードのことで悩んでいるのであれば、早いうちに手を打っておきましょう。

チェックその1 残った責務は法定相続人に引き継がれる

故人のクレジットカードのことでまず初めにチェックすることは、誰が正式な故人のクレジットカードの相続人かということです。

返済義務は法定相続人に移るようになっているので、順番的には初めに配偶者の方、次に子供、その次が孫と言う形になっています。

持ち主が独身の場合は、両親または兄弟に返済義務が出てきます。

もちろん例外もありますが、遺産を一番相続した方がクレジットカードの支払いも相続することになるでしょう。

放棄することもできますが、その場合は相続した財産や土地よりも故人のクレジットカードの返済額が上回ってしまった時などです。

また、相続税を思ったより国に持って行かれてしまった時やマイナスな結果に終わってしまった場合は、返済を放棄することができます。

ただし、気を付けなければいけないのは、子供がいる方や兄弟がいる方などです。

放棄をする時は家族全員で話し合う必要があり、一番近しい人が放棄をした場合、次に近しい人へと故人のクレジットカードの相続が行ってしまうからです。

話し合う際は、相続に詳しい弁護士に相談すると話し合いがスムーズに進むでしょう。

基本は3ヶ月以内に決断を出すのが一般的な為、なるべく早い決断を出すことが良いとされますが、スムーズに話し合いが行かなかった場合は延期をすることも可能なので、その時は弁護士と話し合い早めにカード会社に伝えてください。

チェックその2 自動解約はされない

クレジットカードの自動解約は基本的に行われません。

年会費の無料のクレジットカードであれば放置していても特に問題はないとそのままにしてしまいがちですが、年会費無料のクレジットカードであったとしても、年会費を無料にする為のクレジットカード会社が定めた条件などもあるので注意が必要です。

年会費が発生するクレジットカードであるなら無駄に年会費を支払わない為にも、解約の手続きは急いだ方が良いでしょう。

しかし、故人クレジットカードが一定の期間、使われていないことが判明すると、自動的に解約になることもあります。

自動的にカードが解約になることは極稀で、支払いがある場合は済ませてからでないと解約になることは絶対にない為、支払い額があるかどうかの確認は必ずしてください。

自分が利用したものでないとしても、クレジットカード会社の方には利用者の方が故人になったと言う連絡は行かないので、こちらから連絡をすることは必ず行わなくてはいけないことでしょう。

連絡を怠ってさらにおっくうな事態にならない為にも、必ずカード会社に一報を入れてください。

チェックその3 口座が凍結する前にこちらから連絡をすること

故人のクレジットカードの相続人になってしまったら、必ずこちらからクレジットカード会社に連絡する必要があります。

そして、クレジットカード会社への連絡は早めに済ませた方が良いでしょう。

なぜ早めの連絡が良いのかと言うと、引落の際に必要な口座が凍結してしまう場合があるからで、口座が凍結するのは銀行側が故人の死亡を確認できた時となり、この際にクレジットカード会社への連絡を葬儀の準備の忙しさからなどでしないでいると、予定されていた引落とし日に引落ができないと言うリスクが発生するからです。

そして、引落としができなかった場合、クレジットカード会社への遅延賠償金が発生してしまいます。

故人のクレジットカードが手元にあるのであれば口座が凍結してしまう前に、クレジットカード会社への連絡を済ませましょう。

チェックその4 家族カードも解約となるので注意

故人の方の枠で家族カードを発行していた場合、家族カードはすべて解約扱いになるので注意が必要です。

解約時の支払いも一括となってしまうこともあるので、本会員の方が故人になってしまった場合は、カードが無事解約となるまで家族カードの利用は控えた方が良いでしょう。

また、故人の方のクレジットヒストリーは家族の誰かが相続人となったとしても、引き継がれないようになっているので、延滞や遅延などの情報が自分のクレジットヒストリーになることはありません。

カードを引き継いでしまった場合は支払い残高をきちんと払い、解約すると言った流れになるので、最後まで気を抜かないで手続きを進めるのが最善の方法です。

クレジットカードの年会費が無料になる条件

では、故人のクレジットカードで確認すべき重要な箇所に支払い残高があるかどうかの確認がありますが、もうひとつ必ずチェックしておくべき点があります。

それは、年会費についてです。

年会費は支払い残高を支払い、もう利用しないクレジットカードのなったとしても、条件付きで年会費が無料になるクレジットカードなどもあり、そう言ったクレジットカードの場合、カードの利用額に基づいて年会費が無料となっている場合もあるからです。

これでは、支払いを済ませたクレジットカードでも利用して行かないと年会費は発生してしまうので、支払いは続いてしまいます。

カード相続人の中には年会費のことを見落として支払い残高の支払いを済ませ安心してしまい、カードの解約を放置し後に支払いに困ってしまう方もいるのです。

クレジットカードの年会費を無料にする条件には、カード利用額が年間10万円以上や50万円以上・年に1回のカード利用・WEB明細の登録などそれぞれですが、カード会社ごとの条件があります。

カードを相続してしまった場合は年会費についても必ず目を通しましょう。

故人のクレジットカードの対応は早いうちに済ませよう

故人のクレジットカードを相続することになってしまった場合、一番に行うことはクレジットカード会社への連絡です。

これは、自分が相続人として決まっていなくても、すべきことと言えるでしょう。

クレジットカードのシステムは、利用分を後に自分で支払うと言う形式となっています。

その為、自分で振り込んで支払いを済ませる方もいますが、ほとんどの方が銀行口座とクレジットカードを結びつけて支払いをしていることでしょう。

銀行口座は故人の死亡が確認されたらすぐに口座凍結するようになっているので、故人の方が利用していた口座が凍結してしまったら、クレジットカードの支払いができなくなってしまう為、親族の方がまず行わなくてはいけないのが、カード会社への一報なのです。

連絡をすれば、クレジットカード会社の方でも対応してくれますし、疑問があれば応えてくれることでしょう。

こちら側でしなくてはいけないことは、支払い額を支払うことと、故人のクレジットカードの解約です。

また、相続人のことなどで行き詰まってしまった時は専門の弁護士に相談するのも良いでしょう。

故人のクレジットカードが手元にある方は、焦らずにクレジットカード会社に連絡して、早いうちに故人のクレジットカードの対応を済ませ、カードのしがらみから解放されてください。

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